(54)【考案の名称】コンセントの防塵カバー

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、コンセントと電源プラグとの間に塵埃が堆積し、吸湿して生じる漏電や火災を防ぐコンセントの防塵カバーに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来のコンセントの防塵カバーとして電源プラグ本体の差込面口の周縁には蛇腹状の弾性保護カバーが儲けられており、該弾性保護カバーの端縁がコンセント本体の外面に接触して、電源プラグ本体の差込面口との間の隙間が覆われることにより、塵埃が侵入することを防止し、塵埃が炭化して通電状態となるトラッキングを防止している構成が特開2000−012150号公報及び特開2008−235233号公報等に提案されている。
【0003】

【効果】

【0008】
上記構成により本考案のコンセントの防塵カバーは、防塵カバーの他端部がコンセント本体の外面に長期間安定して密着でき、コンセント本体内やコンセントに装着した電源プラグの栓刃部分に水滴や塵埃が付着、または侵入するのを防止する。さらに、低価格の防塵カバーを実現する。さらに、電源プラグへのカバー取り付けが容易となり、塵埃がカバー内に侵入しにくくなる。さらに、前記他端部はコンセントの外面に繰り返し密着でき、電源プラグを繰り返し挿抜しても防塵性を損なわない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本考案の一実施例におけるコンセントの防塵カバーの正面図
【図2】図1を切断線S1〜S1で切断した概略断面図
【図3】本考案のもう一つの実施例におけるコンセントの防塵カバーの正面図
【図4】図3を切断線S1〜S1で切断した概略断面図
【図5】本考案のコンセントの防塵カバーを電源プラグの本体の一部に取り付けた状態の概略斜視図
【図6】図5に示す電源プラグをコンセントに差し込む前の側面図
【図7】図5に示す電源プラグをコンセントに差し込んだ状態の側面図

【0010】
本考案にかかるコンセントの防塵カバーは上述の通りである。コンセントの防塵カバーを構成する筒状体はゴム部材、樹脂フィルム、布帛から選んだいずれか一つの材料で構成するのが好ましい。前記筒状体を構成する材料の厚さ寸法は数十μm〜500μm程度とするのが好ましい。筒状体の外形は円筒形、矩形の筒形、楕円の筒形などとし、ストレートの筒状体、蛇腹状を呈する筒状体などに構成するのが好ましい。
【0011】
前記ゴム部材はシリコンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、ネオプレンゴム等から選んだ一つとするのが好ましい。前記樹脂フィルムは不透明または可視化可能または透光性のポリエステル、塩化ビニール、ナイロン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンなど任意の樹脂部材から選んだ一つを用いればよい。布帛は木綿、アクリル、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタンなど任意の糸材から選んだ一つを布状に織ればよい。
【0012】
さらに、前記筒状体は一端部に電源プラグの本体部を挟持する手段を備えるのが好ましい。前記一端部が前記電源プラグを挟持する手段として、前記一端部に略Ω状に通した紐で縛って挟持する手段、前記一端部に環状に通したゴム紐で挟持する手段、ゴム編みした前記一端部、前記一端部に設けた複数の舌片で挟持する手段などから選んだ一つとするのが好ましい。
【0013】
さらに、前記筒状体は他端部に鍔部(フランジ部)を設け、該鍔部のコンセント外面と当接する面側に粘着部材(または両面粘着シート)、吸盤、磁石シート、面ファスナーなどから選んだ一つを備えるのが好ましい。前記粘着部材は繰り返し着脱可能な粘着性を備えているのが望ましい。前記吸盤は樹脂部材を数十μmの厚さに印刷し複数のマイクロ凹部を形成した構成、または鍔部の面に所望深さの凹部を成形手段で複数箇所配設した構成、または所望深さの環状凹部を配設した構成などから選んだ一つとするのが望ましい。前記磁石シートは数十μm〜1mm程度のゴム磁石とするのが好ましい。前記面ファスナーは通常の市販品を所定に縫製するか、接着剤や両面粘着テープを用いて接着するのが望ましい。
【0014】
以下、本考案のコンセントの防塵カバーを図面とともに説明する。図1は本考案の一実施例におけるコンセントの防塵カバーの正面図、図2は図1を切断線S1〜S1で切断した概略断面図である。
【0015】
図1、図2に示すコンセントの防塵カバー100は、厚さ0.2mm程度のポリエチレンシートを矩形の筒状体10に成形してなる。筒状体10は図2に示すごとく左端側に矩形の鍔部20を備え、コンセントと当接する面側に接着手段70を備えてなる。さらに、筒状体10は右端側に第一の舌片30を上下に、第二の舌片31を左右に計4箇所延出してなる。第一及び第二の舌片30、31は台形状をなし、それぞれ片持ち支持され独立して変位可能に構成されている。符号50は切れ目を示す。前記接着手段70として繰り返し着脱可能な粘着材を厚さ数十μm〜数百μmに印刷塗布してなる。なお、粘着材を塗布することに代え、市販の両面粘着シートを貼り付ける構成としてもよい。
【0016】
図5は上記コンセントの防塵カバー100を電源プラグ80の本体の一部に取り付けた状態の概略斜視図、図6は図5に示す電源プラグ80をコンセント90に差し込む前の側面図、図7は図5に示す電源プラグ80をコンセント90に差し込んだ状態の側面図を示す。図7に示す様に、本考案のコンセントの防塵カバー100は、左端部がコンセント90本体の外面に長期間安定して密着でき、コンセント90本体内やコンセント90に装着した電源プラグ80の栓刃81部分に水滴や塵埃が付着、または侵入するのを防止する。さらに、前記左端部はコンセントの外面に繰り返し密着でき、電源プラグを繰り返し挿抜しても防塵性を損なわない。
【0017】
さらに、コンセントの防塵カバー100の右端部に設けた4つの舌片は電源プラグ80の本体の一部を挟持するごとく覆い、筒状体内に塵埃を侵入しにくくしている。なお、切り離した台形状の舌片は電源プラグ80への取り付けを容易にする。
【0018】
図3は本考案のもう一つの実施例におけるコンセントの防塵カバーの正面図、図4は図3を切断線S2〜S2で切断した概略断面図である。
【0019】
図3、図4に示すコンセントの防塵カバー200は、厚さ0.2mm程度のナイロン製の布帛シートを円形の筒状体210に縫製してなる。筒状体210は左端側に円形の鍔部220を備え、コンセント90の外面91と当接する面側に接着手段270を備えてなる。さらに、筒状体210は右端側の折り返し縫製部に環状にゴム紐(輪ゴム)260を縫い込んでいる。通常、輪ゴムを入れた右端側はすぼまっているが、図4では便宜的に輪ゴムを拡げた開口状態を示している。なお、筒状体210の右端側にゴム紐(輪ゴム)を縫い込むことに代え、右端側をゴム編み状に構成してよいことは自明である。
【0020】
前記接着手段270としては繰り返し着脱可能な面ファスナーの雄側を縫製した。当然のことながらコンセント90の外面91にも面ファスナーの雌側を接着材や両面粘着シートなどにより接着して予め配設しておくことは言うまでもない。
【0021】
この様に、コンセントの防塵カバー200も防塵カバーの左端部がコンセント本体の外面に長期間安定して密着でき、コンセント本体内やコンセントに装着した電源プラグの栓刃部分に水滴や塵埃が付着、または侵入するのを防止する。さらに、右端側のゴム紐を縫いこんだ部分は電源プラグへの取り付けと被覆が容易となり、塵埃がカバー内に侵入するのを防止する。さらに、前記左端側の鍔部に配設した面ファスナー(雄)はコンセント90の外面91に設けた面ファスナー(雌)に繰り返し密着でき、電源プラグを繰り返し挿抜しても防塵性を損なわない。また、低価格の防塵カバーを実現する。
【0022】
なお、コンセントの防塵カバー200において、ゴム紐(輪ゴム)を縫い込むことに代え、前記右端の折り返し縫製部に略Ω状に紐を通し、該紐を縛って電源プラグの本体を挟持し本体の一部を覆う様にしてもよいことも自明である。さらに、ゴム弾性体またはゴム編みした布部材等を用い、鍔部220を備えた筒状体210を右端側に向かって径が小さくなる円錐状(略メガホン状)に構成し、右端部で電源プラグの一部を挟持するようにしてもよい。
【0023】
さらに、本考案のコンセントの防塵カバーは壁等に埋め込んだコンセントに限らず、持ち運び可能なテーブルタップに電源プラグを差し込んで使用する場合にも利用できる。
【0024】
10、210 筒状体
20、220 鍔部(フランジ部)
30 第一の舌片
31 第二の舌片
40、240 開口
50 切れ目
70、270 接着手段
80 電源プラグ
81 栓刃
82 差込面
90 コンセント
91 外面
92 栓刃差込口
260 ゴム紐(輪ゴム)
100、200 コンセントの防塵カバー



(57)【要約】

【課題】コンセント本体の外面に長期間安定して密着でき、コンセント本体内や,コンセントに装着した電源プラグの栓刃部分に水滴や塵埃が付着、または侵入するのを防止する防塵カバーを提供する。【解決手段】コンセントの防塵カバーは、厚さ0.2mm程度のナイロン製の布帛シートを円形の筒状体に縫製してなる。筒状体は左端側に円形の鍔部を備え、コンセントの外面と当接する面側に接着手段を備えてなる。さらに、筒状体は右端側の折り返し縫製部に環状にゴム紐(輪ゴム)を縫い込んでなり、接着手段として繰り返し着脱可能な面ファスナーの雄側を縫製する。


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