(54)【考案の名称】ソーラーパネル除膜設備

(51)【国際特許分類】

H01L 31/042

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、ソーラーパネル除膜設備に関し、特にソーラーパネル表面導電層の周縁部分を取り除き、膜層洗浄作業を均一、正確かつ速やかに行うことができるとともに、ソーラーパネルの品質を確保することができるソーラーパネル除膜設備に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
ソーラーパネルは、太陽の光を電気エネルギーに変換できる光電装置である。通常よく見られるソーラーパネルの材料はシリコンであり、それが単結晶又は多結晶ウエハ形式である。一般に、ソーラーパネルには、光源を受ける光電素子が直列に接続されるようにアルミニウム粉を基材とする導電層が被覆される。一般的には、電気めっきによりソーラーパネル全体の表面に導電層が被覆されるが、回路が正常に直列接続され、またフレームが容易に組み立てられるために、ソーラーパネル表面の周縁を絶縁させる必要がある。従って、ソーラーパネル表面の導電層の周縁部分を取り除かなければならない。従来、ソーラーパネルの導電層の周縁部分を取り除くためには、砂粒を特定の領域に高圧高速に衝撃噴出させることにより、該領域の導電層が破壊され取り除かれるようにするサンドブラスト手段が知られている。しかしながら、サンドブラスト手段により特定の領域の導電層を取り除く従来の方法にはいくつかの欠点がある。即ち、手動により取り除きたい領域に対してサンドブラストを行う従来の方法は、安定性の不十分により表面処理の均一性が好ましくなくなることがある。さらに、サンドブラスト手段のスプレーガンは、高圧を利用して砂粒を高速に噴出する場合、砂噴出室内に砂粒の粉塵が舞い上がって霧状となり、操作者の目視監視に影響を与えるのみだけではなく、該砂粒の粉塵がソーラーパネルの表面に付着し、後続の加工に手間が掛かり、さらにはソーラーパネルの蓄電効能にも悪い影響を与えることがある。
【0003】
そこで、本考案は、ソーラーパネル表面の導電層の周縁部分を均一、正確かつ速やかに取り除くことを課題とする。

【効果】

【0005】
本考案に係るソーラーパネル除膜設備によれば、ソーラーパネル表面の導電層の周縁部分を正確に取り除くことができ、機台内に砂粒や粉塵が舞い上がることはなく、操作者には検視できるより好ましい可視領域が提供され、ソーラーパネルの品質を確保することができる効果を奏することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本考案に係るソーラーパネル除膜設備の立体外観図である。
【図2】本考案に係るソーラーパネル除膜設備の正面構造図である。
【図3】本考案に係るソーラーパネル除膜設備のスプレーガンセットの構造図である。
【図4】本考案に係るソーラーパネル除膜設備のスプレーガンセットの立体図である。

【0007】
以下、図面に示す好ましい実施例を参照しながら、本考案に係るソーラーパネル除膜設備の技術手段及び構造特徴を詳しく説明する。
【0008】
図1ないし図4に示すように、本考案に係るソーラーパネル除膜設備は、機台10と、機台10の先端及び後端を貫通するフィーダー手段20と、機台10内に取り付けられた位置決め手段30と、複数のスプレーガンセット40とを備える。
【0009】
機台10は、ハウジングからなる砂噴出室を備え、機台10の一方の側面には点検維持を容易に行うための検視窓11が設けられている。
【0010】
フィーダー手段20は、等ピッチで隔てられたフィード輪ロッド21を備え、複数のフィード輪ロッド21が互いに直列接続され、コンベヤーの駆動により同期的に回動される。処理すべきソーラーパネル50は、フィード輪ロッド21上に載置され、フィード輪ロッド21の回動により機台10の後端へ向けて輸送される。
【0011】
位置決め手段30は、機台10に取り付けられており、且つ位置決めフレーム31を備え、位置決めフレーム31上に複数の空気圧シリンダー32が設けられ、それらの空気圧シリンダー32の先端には止めロッド33が組み付け接続され、止めロッド33が空気圧シリンダー32の駆動により90度回転及び/又は縮み戻される。それらの空気圧シリンダー32は、前側端に位置するフロント位置決め空気圧シリンダーと両側端に位置するサイド位置決め空気圧シリンダーとを備える。ソーラーパネル50がフィーダー手段20に載置され、機台10内に送入された場合は、フィーダー手段20のフロント位置決め空気圧シリンダー及びサイド位置決め空気圧シリンダーの止めロッド33が90度回転及び縮み戻られ、ソーラーパネル50が所定の位置(例えば機台10の中央位置)に止められる。
【0012】
それらのスプレーガンセット40は、機台10の内部の周りの壁面に取り付けられ、スライドレール41とスライドレール41上に移動できるベース42とを備え、ベース42の末端にはマスク43が組み付け接続され、ベース42の側端には切り欠き44が設けられ、切り欠き44の上方には砂粒を噴出可能なスプレーガン45が設けられ、マスク43の末端にはエアパイプ46が接続されている。ソーラーパネル50がフィーダー手段20から機台10内に進入し、位置決め手段30によって位置決められた場合は、それらのスプレーガンセット40のマスク43の切り欠き44にはソーラーパネル50のエッジが貫通し、スプレーガン45から噴出された砂粒がソーラーパネル50のエッジ(即ちソーラーパネル50表面の導電層周縁の取り除くべき部分である)に噴出することが可能である(図3参照)。また、排気扇(図示せず)でエアパイプ46を介して排気することにより、マスク43内に適当な吸引力を生成させることで、スプレーガン45から噴出された砂粒、粉塵がエアパイプ46を経由して外側へ吸い出される(例えば集塵及び砂粒回収設備に吸い出される)。さらに、スプレーガンセット40のシフトストロークは、コンピュータプログラムによって設定される。この実施例において、それらのスプレーガンセット40のスプレーガン45は、砂粒を噴出可能なスプレーガン45であるが、レーザヘッドであってもよい。即ち、レーザビームによりソーラーパネル表面の導電層の周縁部分を取り除く。
【0013】
実施上においては、処理すべきソーラーパネル50をフィーダー手段20のフィード輪ロッド21に載置し、機台10内へ向けて輸送させる。ソーラーパネル50が機台10内の所定位置にシフトされた後、位置決め手段30の空気圧シリンダー32先端の止めロッド33は、駆動され90度回転・縮み戻られることでソーラーパネル50が位置決められる。次に、スプレーガン45から噴出された砂粒をソーラーパネル50のエッジに噴出させるとともに、スプレーガンセット40をコンピュータプログラムの制御により所定の方向へ移動させることで、スプレーガン45から噴出された砂粒によりソーラーパネル50表面の導電層の周縁部分を正確に取り除くことができる。さらに、エアパイプ46による吸引力を介してスプレーガン45から噴出された砂粒、粉塵を外側へ吸い出すことにより、機台10内に砂粒や粉塵が舞い上がることはなく、操作者には検視できるより好ましい可視領域を提供することができるとともに、正確かつ速やかな膜除去コーティング作業を提供することができる。さらに、ソーラーパネル50の表面に砂粒又は粉塵が付着することはないため、後続の洗浄加工の工程を省略することができ、さらにはソーラーパネル50の品質を確保することができる。
【0014】
上述したものは、本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案の実施の範囲を限定するためのものではなく、本考案の明細書及び図面内容に基づいてなされた均等な変更および付加は、いずれも本考案の特許請求の範囲内に含まれるものとする。
【0015】
以上のように、本考案では、先端及び後端を有する機台と、前記機台の先端及び後端を貫通し、隔てられたフィード輪ロッドを含み、前記複数のフィード輪ロッドにはソーラーパネルが載置され、前記複数のフィード輪ロッドが前記ソーラーパネルが機台内へ移動輸送されるように駆動されるフィーダー手段と、前記機台内に取り付けられ、位置決めフレームと前記位置決めフレーム上に位置する複数の空気圧シリンダーとを含み、前記空気圧シリンダーの先端に止めロッドが組み付け接続され、前記空気圧シリンダーの駆動により前記止めロッドが90度回転され縮み戻られ、前記機台内に送入されたソーラーパネルを位置決めるための位置決め手段と、前記機台内部の周りの壁面に取り付けられ、スライドレールと前記スライドレール上に移動できるベースとを含み、前記ベースの末端にはマスクが組みつけ接続され、前記マスクの側端には前記ソーラーパネルの一方のエッジが貫通するための切り欠きが設けられ、前記切り欠きの上方にはソーラーパネルのエッジに対して砂粒を噴出するためのスプレーガンが設けられ、前記マスクの末端には前記スプレーガンによって噴出された砂粒、粉塵を吸収し外側へ導出するためのエアパイプが接続される複数のスプレーガンと、を備えることを特徴とするソーラーパネル除膜設備とするものである。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本考案に係るソーラーパネル除膜設備によれば、ソーラーパネル表面の導電層の周縁部分を正確に取り除くことができ、機台内に砂粒や粉塵が舞い上がることはなく、操作者には検視できるより好ましい可視領域が提供され、ソーラーパネルの品質を確保することができる効果を奏することが可能である。
【0017】
10 機台
11 検視窓
20 フィーダー手段
21 フィード輪ロッド
30 位置決め手段
31 位置決めフレーム
32 空気圧シリンダー
33 止めロッド
40 スプレーガンセット
41 スライドレール
42 ベース
43 マスク
44 切り欠き
45 スプレーガン
46 エアパイプ
50 ソーラーパネル




















(57)【要約】

【課題】ソーラーパネル表面の導電層の周縁部分を正確かつ速やかに取除くことができるソーラーパネル除膜設備を提供する。【解決手段】機台と、機台を貫通するフィーダー手段と、機台内に設けられた位置決め手段と、複数のスプレーガンセットとを備える。ソーラーパネルは、フィーダー手段に載置され、機台内へ輸送される。位置決め手段は、ソーラーパネルを機台内に位置決めすることができる。複数のスプレーガンセットは、ソーラーパネルの周縁に砂粒を噴出することによりその周縁部分を取り除く。各スプレーガンセットは、マスクを含み、マスクの末端にエアパイプが接続され、各スプレーガンセットから噴出される砂粒、粉塵は、エアパイプに沿って外側へ吸い出されることができる。


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