(54)【考案の名称】傘用アクセサリー

(73)【実用新案権者】株式会社トーマンコーポレーション

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図4

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は傘用アクセサリーに係り、特に傘の柄に装着して飾る傘用アクセサリーに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
傘用アクセサリーは装飾品としての機能のみならず、多数の傘が置かれる傘立て等において自分の傘と他の傘とを見分けるための目印としての役目も期待される。
傘用アクセサリーとしては特許文献1に記載されたものがあるが、この傘用アクセサリーは傘の骨の先端部に取り付けるものである。
このタイプの傘用アクセサリーでは、傘を傘立てに立てたときに、閉じた状態でしかも柄を上にするので、骨の先端部に取り付けてしまうと、傘用アクセサリーは殆ど視認することはできない。
【0003】

【効果】

【0009】
本考案の傘用アクセサリーによれば、装着する傘の柄に対応して適当な円弧状部材を選択して開閉部材に装着するだけで、種々の直径の傘の柄に対応して、ぴったり取り付けることができる。従って、一つの傘用アクセサリーを用意するだけでよく、コスト的にも有利なものとなる。
傘用アクセサリーは傘の柄に装着されるので、装飾品としての機能のみならず、多数の傘が置かれる傘立て等に立てた場合でも、容易に視認することができる。従って、自分の傘と他の傘とを見分けるための目印としての役目も十分に果たすことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本考案の実施の形態に係る傘用アクセサリーの固定具本体の斜視図である。
【図2】図1の固定具本体を構成する開閉部材に装着される厚さ寸法の大きい円弧状部材の斜視図である。
【図3】図1の固定具本体を構成する開閉部材に装着される厚さ寸法の小さい円弧状部材の斜視図である。
【図4】図1の固定具本体に図2の厚さ寸法の大きい円弧状部材を装着して直径の小さい傘の柄に装着した状態の平面図である。
【図5】図1の固定具本体に図3の厚さ寸法の小さい円弧状部材を装着して直径の大きい傘の柄に装着した状態の平面図である。
【図6】本考案の実施の形態に係る傘用アクセサリーを傘の柄に取り付けた状態の図である。

【0011】
本考案の実施の形態に係る傘用アクセサリー1を図面にしたがって説明する。
傘用アクセサリー1は固定具本体3を有している。固定具本体3の構造について説明する。
符号5、7は開閉部材を示す。この開閉部材5、7は平面視円弧状で一端部どうしがピン9によって開閉自在に連結され、閉じられた状態では環状を為して、内側に円形の空間を形成するようになっている。
【0012】
図4に示すように、開閉部材5、7を閉じた状態における固定具本体3の外径D1は17.3mm、内径D2は11.1mm、高さ寸法Tは6.4mmである。
また、開閉部材5、7の内側部には、それぞれ、平面視円弧状で内側に向かって開口した保持溝11が形成されている。この保持溝11の深さ寸法Fは1.5mmである。また、保持溝11の底面(開閉部材5、7の内周面)の中心部分には、位置決め突起13が設けられている。
【0013】
開閉部材7の外周面には環状部としての取付リング15が固定されている。
開閉部材5の他端側の上面には長方形のロック孔17が形成されている。
また開閉部材7の他端部には切り欠き18が形成されている。更に開閉部材7の保持溝の他端部にはピン19が立設されている。
符号22はロック部材を示し、このロック部材22は上下方向に貫通する図示しない孔が形成された主部23、この主部23に一体に形成され上下方向へ延びる差込み部25と水平方向へ延びる操作部27とによって構成されている。
【0014】
開閉部材7に設けられたピン19にはコイルスプリング21がはめられ、更にロック部材22の主部23が上下動自在に嵌められている。ロック部材22はコイルスプリング21の上側に備えられ、ロック部材22はコイルスプリング21によって上方へ付勢されている。これによりロック部材22の主部23は開閉部材7の天板29の下面に圧接させられている。
ロック部材22の差込み部25は開閉部材7の端面から出ており、操作部27は切り欠き18を通り、開閉部材7の外周面から突出している。
ピン19、コイルスプリング21及びロック部材22によってロック手段が構成されている。
【0015】
図4において、符号31は厚さ寸法の大きい円弧状部材を示し、この円弧状部材31は平面視がほぼ円弧状に形成され、プラスチック等の弾性材料によって構成されている。また、円弧状部材31には外周面に開口を有する孔33が形成されており、この孔33は外周面の中心部分に備えられている。
【0016】
図5において、符号35は厚さ寸法の小さい円弧状部材を示し、この円弧状部材35は円弧状部材31と同様には平面視がほぼ円弧状に形成され、プラスチック等の弾性材料によって構成されている。また、円弧状部材35には外周面に開口を有する孔37が形成されており、この孔37は外周面の中心部分に備えられている。円弧状部材35は円弧状部材31より厚さ寸法が小さく設定されている。
円弧状部材31の厚さ寸法E1は2.2mm、円弧状部材35の厚さ寸法E2は3.5mmである。円弧状部材31は傘の柄の直径が7.0mm以上9.0mmより小さい用のものであり、円弧状部材35は傘の柄の直径が9.0mm以上10.0mm以下用のものであり、傘用アクセサリー1にはこの2種類を具備している。
【0017】
符号39はD型の装飾部、41はハート型の装飾部を示し、これらの装飾部39、41はリング43を介して取付リング15に対し着脱自在に取り付けられている。
【0018】
次に、この傘用アクセサリー1の使用方法について説明する。
傘の柄の直径に合わせて円弧状部材31または円弧状部材35のいずれかを選択する。傘の柄の直径が7.0mm以上9.0mmより小さい場合は弧状部材31を選択し、傘の柄の直径が9.0mm以上、10.0mm以下の場合は円弧状部材35を選択する。
【0019】
そして、例えば円弧状部材31を選択した場合には、図4に示すように、保持溝11に嵌め込む。このとき位置決め突起13を孔33に入れれば、円弧状部材31は保持溝11の正しい位置に装着される。従って、円弧状部材31を保持溝11に正しく、容易に嵌め込むことができる。
【0020】
次いで、図4、図6に示すように開閉部材5、7を開いた状態で直径8.0mmの傘の柄45に装着する。そして、操作部27を指で押し下げて、差込み部25の上端が天板29の下面より下がる状態とし、その状態のまま開閉部材5、7と他端部どうしを合わせて、操作部27を押さえている指を離す。差込み部25はコイルスプリング21の付勢力によって上昇し、その先端部がロック孔17に入り込み、開閉部材5、7が開かない状態にロックされる。
なお、開閉部材5、7を開く場合は、操作部27を押し下げて、差込み部25の先端部をロック孔17から抜いた状態で、開閉部材5、7に開くようにする。
【0021】
開閉部材5、7には円弧状部材31が装着されているので、円弧状部材31が柄45の周面に弾性変形して圧接する。従って、傘用アクセサリー1を傘の柄45にぴったり取り付けることができる。
なお、装飾部39、41はリング43を介して取付リング15に対し着脱自在に取り付けられているので、好みに応じて他の装飾部に交換可能である。
【0022】
また、図5に示すように例えば直径が9.5mmの傘の柄47に傘用アクセサリー1を取り付ける場合は、開閉部材5、7には円弧状部材35を装着する。円弧状部材35の開閉部材5、7を傘の柄47に装着する作業方法は上記した円弧状部材31を用いる場合と同様である。
【0023】
このように傘用アクセサリー1では、円弧状部材31と円弧状部材35とを交換するだけで、種々の直径の傘の柄に対応して、ぴったり取り付けることができる。従って、一つの傘用アクセサリー1を用意するだけでよく、コスト的にも有利なものとなる。
また、傘用アクセサリー1は傘の柄に装着されるので、装飾品としての機能のみならず、多数の傘が置かれる傘立て等に立てた場合でも、容易に視認することができる。従って、自分の傘と他の傘とを見分けるための目印としての役目も十分に果たすことができる。
【0024】
以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても考案に含まれる。
上記実施の形態では開閉部材5、7を平面視円弧状のとしたが、本考案はこれに限定されず、閉じられた状態では環状となるものであれば他の形状であってもよい。
また、ロック手段をピン19、コイルスプリング21、ロック部材22によって構成したが、本考案はこれに限定されず固定具本体3を閉じた状態で開かないようにロックし、固定具本体3を開く際にはロックを解除できるものであれば、如何なる構成でもよい。
【0025】
円弧状部材31と円弧状部材35との一目区別することができるように、例えばLとS等のサイズを示す記号等を円弧状部材31と円弧状部材35に表示してもよい。
また、円弧状部材31と円弧状部材35の傘の柄に圧接する部分に多数の突起等を形成して、円弧状部材31と円弧状部材35の傘の柄に対する圧接力が大きくなる構成とすることも可能である。
上記実施の形態では、傘の柄の直径が8.0mmと9.5mmのものに対応する例を示したが、この傘用アクセサリー1は、傘の柄の直径が7.0mm以上、9.0mmより小さい場合は円弧状部材31を選択し、傘の柄の直径が9.0mm以上、10.0mm以下の場合は円弧状部材35を選択することにより、傘の柄の直径が7.0mm以上、10.0mm以下の範囲であれば、固定具本体3を傘の柄にぴったり取り付けることができる。
更に、本考案の傘用アクセサリーは上記した傘の柄の直径が7.0mmより小さい場合でも、10.0mmより大きい場合でも対応でき傘の柄にぴったり装着できるように複数種類の円弧状部材を備える構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本考案は傘用アクセサリーの製造業やアクセサリーの製造業に利用可能である。
【0027】
1…傘用アクセサリー 3…固定具本体
5、7…開閉部材 9…ピン
11…保持溝 13…位置決め突起
15…取付リング 17…ロック孔
18…切り欠き 19…ピン
22…ロック部材 23…(ロック部材の)主部
25…(ロック部材の)差込み部 27…操作部
29…天板 31…円弧状部材
33…孔 35…円弧状部材
37…孔 39、41…装飾部
43…リング 45、47…傘の柄
D1…固定具本体の外径 D2…固定具本体の内径
T…固定本体の高さ寸法 E1…円弧状部材の厚さ寸法
E2…円弧状部材の厚さ寸法

(57)【要約】

【課題】1つで種々の直径の傘の柄に対応して、ぴったり取り付けることができる傘用アクセサリーを提供する。【解決手段】開閉部材5、7には厚さ寸法の大きい円弧状部材31が装着されているので、円弧状部材31が柄45の周面に弾性変形して圧接する。従って、傘用アクセサリーを傘の柄45にぴったり取り付けることができる。直径が9.5mmの傘の柄に傘用アクセサリーを取り付ける場合は、開閉部材5、7には厚さ寸法の小さい円弧状部材を装着する。このように傘用アクセサリーでは、円弧状部材31と厚さ寸法の小さい円弧状部材とを交換するだけで、種々の直径の傘の柄に対応して、ぴったり取り付けることができる。従って、一つの傘用アクセサリーを用意するだけでよく、コスト的にも有利なものとなる。


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