(54)【考案の名称】コイン付はがき

(73)【実用新案権者】株式会社あミューズ

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は主に広告宣伝用のダイレクトメールに使用されるはがきであって、カプセル払出装置を操作可能とするコインを添付したものに関する。

【従来の技術】

【0002】
広告・宣伝を記載した文書を、個人宛に直接郵送する郵便物、すなわちダイレクトメール、は周知である。
【0003】
一方、近年、販売促進活動の一つとして、顧客の、来店(来場)や商品購入といった所定の行為に対して、「ガチャガチャ」と通称される、カプセル払出装置を操作して行うカプセル取出しゲームを一回行うことができる金属製のコイン(メダル)を来店(来場)・商品購入時に配布する旨を広告宣伝することにより、来店(来場)率や、商品購入率の向上を図るということが行われている。このような手法は、ゲームができることへの関心から来店(来場)や購入への意欲を増進することができるため、単に景品・粗品を手渡すよりも、広告宣伝効果が高いものである。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
そうしたカプセル取出しゲームに使用可能なコインを、店頭で配布する代わりに、上述したダイレクトメールに同封するという販売促進活動も行われている。ダイレクトメールは、単なる印刷物である場合、十分に読まれないまま捨てられてしまうこともあるため、コインを同封することは、受取人の関心を喚起してまず読んでもらい、さらには、来店(来場)や購入への意欲を増進するために有効である。その際、カプセル取出しゲームに使用されるコインは、通常金属製であって重量があるため、封筒に封入されて、封書として送付されていた。
【0005】
しかしながら、近年の厳しい経済状況に鑑み、より低いコストで、従来と同様の広告宣伝効果を発揮できる方法が要望されていた。
【0006】
そこで本考案は、カプセル取出しゲームに使用可能なコインが添付され、廉価に製造でき、かつ通常葉書の料金で送ることができるコイン付はがきを提供することを目的とする。

【効果】

【0014】
本考案に係るコイン付はがきは、カプセル取出しゲームに使用可能なコインが添付され、廉価に製造でき、通常葉書の料金で送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本考案の実施形態であるコイン付はがきの斜視図である。
【図2】はがき本体の裏面から見た平面図である。
【図3】図1のコイン付はがきにおける、コイン配置部と、コインと、シールと、を示す拡大分解斜視図である。
【図4】スリットの変形例を示す図である。

【0016】
以下に本考案の一実施形態であるコイン付はがきPについて、図面に基づいて説明する。コイン付はがきPは、主にダイレクトメールに使用されるものであって、本実施形態では、発送人が歯科医院であり、定期健診案内として利用されるところのコイン付はがきPを例に採り説明する。
【0017】
図1に示すコイン付はがきP(以下、はがきPということがある)は、はがき本体3と、コイン10と、はがき本体3にコイン10を貼着するシール20と、を備えて構成される。
【0018】
はがき本体3は、内国郵便約款で定める通常葉書の規格に適合する寸法及び材質の長方形に形成されるものであって、表(おもて)面3aを郵便番号記入欄、切手貼付欄を備えた宛名書面とし、裏面3bを、広告等のメッセージ記載面としている。本実施形態では、はがき本体3の長辺は14.8cm、短辺は10.2cmとしている。裏面3bには、図2に示すように、コイン10を添付する部位であるコイン配置部5が設けられている。
【0019】
本実施形態では、コイン配置部5に、コイン10を挟み込むことができるように、はがき本体3の表裏を貫通するように形成したスリット7が形成されている。本実施形態では、図1〜3に示すように、円弧状のスリット7が3個、コイン配置部5の中心Cを中心とした放射状に、中心Cに向かって湾曲し、かつ、コイン10をコイン配置部5に載置した際に、コイン10の配置領域に各スリット7の円弧が進入するような態様で配置されており、各スリット7における、円弧の内側の領域をフラップ部9として、図3に示すように、裏面3bから持ち上げることができるように構成されている。
【0020】
メッセージ記載面であるはがき本体3の裏面3bには、「定期健診のご案内」とした見出し、任意のイラスト、前回の健診から一定期間が経過した旨等のメッセージ等の他に、「検査をがんばったみんなに、ガチャガチャのできるコインをプレゼント!」等とした、定期健診の受診を条件として、添付したコイン10を使用してカプセル取出しゲームを行うことができる旨の関心喚起メッセージ30が記載されている。
【0021】
コイン10は、紙製のもので、外形形状、直径及び厚みを、使用を予定するカプセル払出装置(図示せず)に使用可能に設定して形成されるものである。本実施形態では、コイン10は、複数の厚紙を積層させた積層紙を所定形状に打ち抜いて形成されている。このコイン10は、はがき本体3におけるコイン配置部5に配置され、上述した3個のフラップ部9で挟み込むようにして、コイン配置部5に仮固定されている。
【0022】
シール20は、片面に再剥離可能な接着剤からなる接着剤層を備え、コイン配置部5の全領域を覆うことができる大きさに形成されたシート状部材である。シール20は、上述したスリット7を利用してコイン配置部5に仮固定されたコイン10が郵送途中にはがき本体3から脱落しないように固定するためのもので、コイン配置部5の全領域を覆うようにはがき本体3に対して貼着されている。本実施形態におけるシール20は、透明な合成樹脂製としている。
【0023】
上述のように構成されるコイン付はがきPは、本実施形態では、総重量を、内国郵便約款で定める通常葉書として送ることができる規格である、2グラム以上6グラム以下の範囲内に形成されている。
【0024】
上記のように構成されたコイン付はがきPは、発送人である歯科医院から患者リストに掲載された複数の受診履歴者宛にダイレクトメールとして発送される。
【0025】
本実施形態のコイン付はがきPは、開封されなければ中に入れたチラシ等の印刷物が読まれることのない封書と違い、はがきであるため、開封の手間なく、記載事項やコイン10が添付されていることがすぐに受取人に視認可能であり、広告宣伝効果が高い。そして、はがきPを受け取った者は、珍しいコイン付はがきPに興味を喚起されて他の記載事項にも一通り目を通すことが期待され、読まれずに捨てられるということがなく、「読んでもらう」というダイレクトメールの第一の意義を達成させる可能性を高めることができる。
【0026】
また、実施形態のコイン付はがきPは、はがき本体3に、カプセル払出装置に使用可能なコイン10が、再剥離可能なシール20で貼着されて構成されるため、郵送途中ではがき本体3から脱落することなく、確実にコイン10が添付された状態で名宛人に届けることができる。そして、コイン10を添付するメディアとしては、はがき本体3のみを用意すればよいため、封書でコインを送付する場合と比較して、封筒と、中に入れるチラシ等の印刷物を別々に用意する必要がなく、また、はがき本体にコインを貼着するだけで製造でき、チラシを封入する手間が省けるため、封筒で送付する場合と同様の広告宣伝効果を備えるコイン付ダイレクトメールを、より廉価に製造することができる。
【0027】
さらに、コイン付はがき10は、はがき本体3が、内国郵便約款で定める通常葉書の規格に適合する寸法及び材質の長方形に形成される上、コイン10を添付した状態における総重量を、同じく内国郵便約款で定める通常葉書の規格である2グラム以上6グラム以下となるように形成されているため、通常葉書の料金(出願日現在50円)で送ることができる。したがって、封書でコインを送付する場合と同様の広告宣伝効果を持ったダイレクトメールを、より低いコストで郵送することができる。
【0028】
そして、実施形態のコイン付はがきPでは、コイン10は、はがき本体3に形成されたスリット7に挟み込まれた上で、シール20により、はがき本体3に対して貼着されている。このような構成によれば、単にシール20によりコイン10をはがき本体3に貼着するのみの場合と比較して、より安定してコイン10をはがき本体3に固定することができ、送付途中での脱落を防止して確実に名宛人にコイン10を届けることができる。なお、本実施形態では、コイン10を挟み込み可能に、円弧状のスリット7が3個形成される場合を例示したが、スリット7の構成はこれに限定されない。例えば、図4に示すように、コイン配置部5に2本の直線状のスリット7Aを縦または横方向に2本並列させ、そのスリット7Aを利用して、コイン10を挟み込むように構成してもよい。また、上述の効果を考慮しないのであれば、スリットを設けずに、単にシール20によりコイン10をはがき本体3に貼着してもよい。
【0029】
また、実施形態では、コイン10は、紙製としている。この構成によれば、コイン10が軽量であるため、はがきPの総重量を6グラム以下にしやすい。またコスト面でも、合成樹脂や軽量の金属で同重量のコインを製造する場合に比べて廉価に製造できるという利点がある。なお、実施形態では、コイン10は、厚紙を積層させた積層紙から形成した物を例示したが、紙製とした場合のコイン10の構成はこれに限らず、使用を予定するカプセル払出装置に使用可能に構成されるものであることを条件に、例えば、段ボール紙から形成してもよい。
【0030】
さらに、実施形態のコイン付はがきPでは、はがき本体3に、受取人の所定の行為(本実施形態においては、定期健診の受診)を条件に、コイン10を使用したカプセル払出装置の操作が許可される(すなわち、カプセル取出しゲームができる)旨の関心喚起メッセージ30が記載されるため、この関心喚起メッセージ30に応じてその所定の行為を実行しよう(本実施形態では、定期健診を受けよう)という受取人の意欲を増進させ、ダイレクトメールの発送部数に対する実際の受診者数の割合を増加させることが期待される。すなわち、受取人にアクションを起こさせるというダイレクトメールの最終的な目的が達成される可能性を高めることができる。受取人が年少者である場合には、この効果はさらに顕著なものとなろう。
【0031】
なお、本実施形態では、コイン付はがきPを、歯科医院の定期健診の案内用として構成する場合を例に採り説明したが、コイン付はがきPは、その他の種々の販売促進現場に適用可能であることは言うまでもない。例えば、はがきの発送人がカーディーラーや住宅展示場であれば、来店(来場)、商店であれば商品の購入、あるいは、飲食店であれば飲食を促す目的で、コイン付はがきPを幅広い販売促進現場で使用することができる。その際、関心喚起メッセージ30は、来店(来場)、商品の購入又は飲食を条件としてカプセル取出しゲームを行うことができるとした文面に適宜、変更すればよい。
【0032】
また、シール20は、実施形態では透明なものを例示したが、不透明なシールとしてもよい。
【0033】
3 ・・・ はがき本体
5 ・・・ コイン配置部
7,7A ・・・ スリット
10 ・・・ コイン
20 ・・・ シール
30 ・・・ 関心喚起メッセージ
P ・・・ コイン付はがき



(57)【要約】

【課題】カプセル払出装置を操作可能とするコインが添付され、廉価に製造でき、かつ通常のはがき料金で送付することができるコイン付はがきを提供する。【解決手段】コイン10を挟み込み可能にスリットが形成された長方形のはがき本体3と、所定のカプセル払出装置に使用可能に形成され、スリットに挟み込まれる紙製コイン10と、該コイン10を、はがき本体3に対して貼着する再剥離可能なシール20と、はがき本体3に記載される、受取人の所定の行為を条件に、コイン10を使用したカプセル払出装置の操作を許可する旨の関心喚起メッセージ30とを備えるコイン付はがきP。コイン付はがきPは、内国郵便約款で定める通常葉書の規格に適合する材質、寸法及び重量に形成される。


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