(54)【考案の名称】タオル

(51)【国際特許分類】

A47K 10/02 ・タオル

(73)【実用新案権者】森商事株式会社

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
この考案は、タオルに関し、特に、主には、洗髪後に頭に巻くタオルに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
従来、タオルは、織物の片面または両面に輪奈を織り出した厚手の綿織物てあり、近年このタオル素材を用いて、バスローブ、ベッドカバー等の寝具用品をはじめ、種々の商品に利用されている素材である。
【0003】
そもそも、タオルは、手拭いと共に、元来、手・顔や体等を拭うものであり、暑い時期には冷たく冷しし、また、寒い時期には暖かく加熱したものを使用することにより、大変、さっぱりとして気持ちよく、極めて爽快なものである。
【0004】
しかし、タオルの表面は、パイル織りがなされており、厚手となってはいるが、全体的には面一の布片にすぎず、濡れた顔・髪や身体を拭く際には、摩擦力に乏しく、水分の吸収が悪いものであった。
【0005】
また、近年タオル、あるいはタオル地の使用方法が異って来ており、タオル等の布地を筒状に形成し、そのそれぞれ口端の一方にゴムを入れ、他端にスリットを入れ、洗髪直後、頭部に巻くように構成されて使用されている。例えば、特許文献1のように。
【0006】

【効果】

【0010】
この考案によると、タオル本体に、従来の綿糸に代えて、一部をゴム等の弾性糸を用いて編組することにより、タオルの両端辺にフリルが連続して形成され、頭に巻いた際、見た目に美麗であり、タオルの中央部にもゴム等の弾性糸を、所定の間隔をあけて複数条編組することにより、タオル表面に凹凸面を多数形成した結果、例えば、洗った顔等を拭いた場合、このタオルの凹凸面により摩擦があり、よく拭け、水分もよく吸収されるし、頭髪とタオルとがフィットする。
【0011】
また、予め、タオル表面に凹凸面が多数形成されているので、該タオルを用いて、例えば、犬・猫等ペットのゲージ床面に敷設する場合にも、ふんわりとクッション弾力性がある等の極めて有益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】この考案の一実施例を示す一部欠截平面図である。
【図2】この考案の一実施例を示し、弾性糸を、緊張した状態の一部欠截説明図である。
【図3】この考案の使用状態の一実施例を示す一部欠截側面図である。

【0013】
この考案は、製造する際には、タオル本体の、主に、長手方向の両端辺近傍、並びに、中央部に、複数条のゴム等の弾性糸を、緊張した状態で、複数列編組するタオルから構成され、完成した際には、これら弾性糸が縮むことによりタオル本体の両端辺並びに中央部に凹凸が形成されるものである。
【0014】
この考案の一実施例を図1及び図2に基づいて説明すると、タオル本体(1)の相対向する両端辺(A)(A′)の近傍に、それぞれ、ゴム等の弾性糸(2)を、緊張した状態で編組してフリル(3)を形成したことを特徴とするタオルから構成されるものである。
【0015】
さらに、ゴム等の弾性糸(2)は、タオル本体(1)の中央部に、長手方向に沿って、所定の距離を保って、複数本設けてもよい。
【0016】
また、タオル本体(1)の形状は、図3に示すように頭部に巻くよう長方形状にしたものを示したが、この形状に限定されることなく、他の目的、即ち,ペットのゲージに敷設するものには、他の形状、例えば、円形状・非円形状であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0017】
この考案によると、このタオルの技術を確立し、実施・販売することにより産業上の利用可能性がある。
【0018】
1 タオル本体
A,A′相対向する両端辺
2 ゴム等の弾性糸
3 フリル

(57)【要約】

【課題】美的にも美しく、さらに、被接触面を拡大し、水分の吸水力のよいタオル表面の汗等の水分の吸収率を高めるタオルを提供する。【解決手段】矩形状のタオル本体1の相対向する両端辺の近傍に、それぞれ、ゴム等の弾性糸2を、緊張した状態で縫い付けることにより、フリル3を形成し、かつ、タオル本体1の中央部に一または複数のゴム等の弾性糸2を設ける。さらに、ゴム等の弾性糸2が、タオル本体1の長手方向に沿って、所定の距離を保って、複数本設ける。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):