【0001】
本考案は、特に水を節約することができる蛇口に関するものである。
【0002】
蛇口は、一般的に洗面所に設置され、末端から吐水させて水道水を提供するものである。
【0003】
従来の蛇口から吐水された水は、蛇口の形状により、円形や長方形などの形状にすることができる。
【0004】
通常、手を洗う時には、手の平を蛇口の吐水口の近づけ、吐水した水で手を洗う。従って、合わせた両手の形状は、自然と前後方向に長くなる。
【0005】
しかしながら、従来の蛇口から吐水される水は、吐水口の形状によって異なる形状を呈するので、水の形状や流れが両手の形状に合わなく、水が無駄になってしまうという欠点があった。さらに、水圧が上昇すると、水の噴出しが強くなり、飛び散ってしまうので、これも水の浪費となっていた。
【0009】
本考案に係る蛇口は上記の課題を解決するものであることから、吐水した水で手を洗う時には、水が飛び散ることはないと共に、水を無駄なく有効的に利用することができるので、使用利便性に優れ、且つ水を最大限節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本考案に係る蛇口の第一実施例の斜視図である。
【図2】本考案に係る蛇口の第一実施例の正面図である。
【図3】本考案に係る蛇口における第一実施例の使用方法を示す斜視図である。
【図4】本考案に係る蛇口の第二実施例の斜視図である。
【図5】本考案に係る蛇口の第二実施例の正面図である。
【図6】本考案に係る蛇口の第三実施例の斜視図である。
【図7】本考案に係る蛇口の第三実施例の正面図である。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
【0012】
図1及び図2に示すように、本考案に係る蛇口の第一実施例は、底部に設けられるベース11と、該ベース11から湾曲するように上部前方に向かって延出する首部12と、該首部12の前端に設けられる頭部13と、それらベース11、首部12及び頭部13の内部を貫通する吐水管14とからなる蛇口本体10を有し、該吐水管14におけるベース11の底面に入水口141が形成されると共に、該吐水管14における頭部13に高さが広さより長い逆三角形の吐水口142が形成される。
【0013】
図3に示すように、本考案に係る蛇口を使用する時は、水道水が吐水管14の入水口141から入り吐水口142から吐水される。また、前記吐水口142は、高さが広さより長い逆二等辺三角形を呈することから、吐水した水が両手の形状に対応しているので、手を洗う時に水が飛び散ることはないと共に、水を無駄なく有効的に利用することができるまた、本考案に係る蛇口は、従来の蛇口に比べて、同量の水を吐水するが、従来の蛇口の円形または細長形状の出口より水の利用効率が格段に上がった。さらに、吐水した水の形状が、両手を合わせた形状に対応するので、水圧による水が飛び散りを防ぎ、水の節約にも繋がる。
【0014】
尚、本考案に係る蛇口は、第一実施例における高さが広さより長い逆二等辺三角形を呈する吐水管14の吐水口142以外に、例えば、図4及び図5に示す第二実施例及び図6及び図7に示す第三実施例に示すように、異なる形状に形成されても構わない。
【0015】
図4及び図5に示すように、本考案に係る蛇口の第二実施例は、第一実施例の吐水口142の形状と異なる吐水口142Aを有し、該吐水口142Aは、上段部、中段部及び下段部と夫々対称的に形成される上段吐水口1421Aと、中段吐水口1422Aと、下段吐水口1423Aとを備え、その内、該上段吐水口1421Aは、該吐水口142Aの上段部に形成されると共に、横長の長方形を呈するであるものであり、該中段吐水口1422Aは、該吐水口142Aの中段部に形成されると共に、横長の長方形を呈し、該上段吐水口1421Aよりもやや小さいものであり、該下段吐水口1423Aは、該吐水口142Aの下段部に形成されると共に、横長の長方形を呈し、該中段吐水口1422Aのよりもやや小さいものである。尚、この第二実施例における第一実施例と異なる部分は、吐水口142Aのみであり、他の構造や効果などは第一実施例と同一であるので、それらの説明は省略する。
【0016】
図6及び図7に示すように、本考案に係る蛇口の第三実施例は、第一実施例の吐水口142と異なる形状である吐水口142Bを有し、該吐水口142Bは、高さが広さより長い縦長の長方形を呈するものである。尚、この第三実施例における第一実施例と異なる部分は、吐水口142Bのみであり、他の構造や効果などは第一実施例と同一であるので、それらの説明は省略する。
【0017】
本考案は上記の構成を有するので、吐水した水で手を洗う時には、水が飛び散ることはないと共に、水を無駄なく有効的に利用することができるので、使用利便性に優れ、且つ水を最大限節約することができる。
10 蛇口本体
11 ベース
12 首部
13 頭部
14 吐水管
141 入水口
142、142A、142B 吐水口
1421A 上段吐水口
1422A 中段吐水口
1423A 下段吐水口
【課題】特に吐水した水で手を洗う時には、水が飛び散ることはないと共に、水を無駄なく有効的に利用することができるので、使用利便性に優れ、且つ水を最大限節約することができる蛇口を提供する。【解決手段】ベースと、ベースから湾曲するように上部前方に向かって延出する首部と、首部の前端に設けられる頭部と、それらベース、首部及び頭部の内部を貫通する吐水管とからなる蛇口本体を有し、吐水管におけるベースの底面に入水口が形成されると共に、吐水管における頭部に高さが広さより長い吐水口が形成される。
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