(54)【考案の名称】折畳装置

(73)【実用新案権者】鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、携帯式電子装置の折畳装置に関するものであって、特に蓋体を開ける時に横方向に移動させる携帯式電子装置の折畳装置に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
ノート型パソコン、携帯電話などの携帯式電子装置において、ディスプレイ部を備えた蓋体と操作部を備えた本体はヒンジ装置によって開閉自在に枢着され、未使用時には前記蓋体と前記本体とを折り畳んで便利に携帯することができる。
【0003】
前記ヒンジ装置は、それぞれ前記蓋体及び前記本体に固定される2つの連結部材を備える。前記2つの連結部材は回動軸によって相対回動自在に枢着するため、前記蓋体は前記本体に相対して回動できる。
【0004】
しかし、前記電子装置を使う時、前記蓋体を前記本体に相対して横方向に移動させることが必要とされるが、従来のヒンジ装置によっては前記機能を実現することができない。
【考案が解決しようとする課題】
【0005】
本考案の目的は、前記課題を解決し、蓋体を横方向に移動させる折畳装置を提供することである。

【効果】

【0007】
本考案に係わる折畳装置において、ヒンジ装置の係合部がスリーブのスライド溝にスライド可能に係合するため、蓋体を開ける時、前記係合部は前記スリーブを推進するとともに第二連結部材及び前記蓋体を連動して、前記第二連結部材及び前記蓋体を本体の外側へ移動させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本考案の実施形態に係る折畳装置の立体図である。
【図2】図1に示す折畳装置のヒンジ装置の拡大図である。
【図3】図2に示すヒンジ装置の立体分解図ある。
【図4】図3に示すヒンジ装置の立体組立図ある。

【0009】
図1を参照すると、本考案の実施形態に係る折畳装置は、本体102と、ヒンジ装置100と、蓋体104と、を備える。前記蓋体104は、前記ヒンジ装置100によって図1に示す実線又は点線の2つの取付方式で前記本体102に開閉自在に枢着される。図1に示す実線の取付方式で前記蓋体104を取り付けると、前記蓋体104を開ける時、前記蓋体104は前記本体102の左側に向かって移動することができる。図1に示す点線の取付方式で前記蓋体104を取り付けると、前記蓋体104を開ける時、前記蓋体104は前記本体102の右側に向かって移動することができる。本実施形態において、前記蓋体104は、図1に示す実線の取付方式で前記本体102に開閉自在に枢着される。
【0010】
他の実施形態において、前記蓋体104の周縁に複数の機能ボタンを設置することにより、前記折畳装置の機能を拡大することができる。
【0011】
図2及び図3を参照すると、前記ヒンジ装置100は、第一連結部材10と、第二連結部材20と、回動軸30と、スリーブ40と、複数の摩擦シート50と、略C字状の係合リング60と、弾性部材70と、複数の弾性シートを含む弾性シートグループ80と、ワッシャー85と、固定部材90と、を備える。本実施形態において、前記弾性部材70は、スプリングである。
【0012】
前記第一連結部材10は、複数の固定孔120を有する固定板12を備える。前記固定板12の両側からそれぞれ第一連接板16及び第二連接板18が上に向かって垂直的に延在される。前記第一連接板16には、略楕円形の貫通孔160が開設され、前記第二連接板18には、前記第一連接板16の貫通孔160に対応される貫通孔180が開設される。前記固定板12における前記第二連接板18の所在する片側から干渉板122が前記第一連接板16から離れる方向へ水平的に延在し、前記干渉板122の端部が上に向かって斜めに延在して干渉部14を形成し、前記干渉部14の片側から係合部142が突出する。
【0013】
前記第二連結部材20は、複数の固定孔220を有する連結部22及び該連結部22の片側から上に向かって垂直的に延在して形成されるロック部21を備える。前記ロック部21の先端には、円形の貫通孔212が開設されており、前記ロック部21の前記貫通孔212の両側には、略方形の第一係合口210及び第二係合口213が対称的に開設される。
【0014】
前記回動軸30は、略楕円形の断面を有するロッド(図示せず)及び該ロッドの一端から延在して形成される固定部34を備える。前記ロッドと前記固定部34の連接部に段差が形成される。前記回動軸30の前記固定部34から離れている一端の周縁に係合溝32が形成される。前記ロッドの前記固定部34に近い一端には、断面寸法がより大きい冠部36が形成されている。前記固定部34は、前記第二連結部材20の貫通孔212を貫き、且つ前記第二連結部材20に相対して回動することができる。前記固定部34も、略楕円形の断面を有し、その端部の外周壁にはねじ山が設けられる。
【0015】
前記スリーブ40は、中空のシリンダーであって、その軸方向に沿って円形の貫通孔46が開設されて、前記回動軸30のロッド部及び冠部を貫かせる。前記スリーブ40の周縁に螺旋状のスライド溝42が形成される。前記スリーブ40の一端には、2つの係合柱44が対称的に形成されている。前記2つの係合柱44の断面形状は、前記第二連結部材20の第一係合口210及び第二係合口213の形状に対応する。
【0016】
前記摩擦シート50には、前記回動軸30の固定部34を貫かせる固定孔52が開設される。
【0017】
前記弾性シートグループ80の各々の弾性シートには、全て前記回動軸30の固定部34を貫かせる貫通孔82が開設される。
【0018】
前記ワッシャー85には、前記回動軸30の固定部34を貫かせる固定孔86が開設される。
【0019】
前記固定部材90は、ナットであって、前記回動軸30の固定部34に螺合できる。
【0020】
図2及び図3を参照してください。前記ヒンジ装置100を組み立てる時、先ず、前記回動軸30の前記固定部34から離れている一端が前記第一連結部材10の貫通孔180、前記弾性部材70、前記第一連結部材10の他の貫通孔160を順次に貫いてから、前記係合リング60を前記回動軸30の係合溝32に係合する。前記係合リング60は前記第一連結部材10の第一連接板16の内側に当接し、前記弾性部材70の両端はそれぞれ前記第一連結部材10の第二連接板18の内側と前記係合リング60の一端とに当接する。前記回動軸30の冠部36は、前記第一連結部材10の第二連接板18の外側に当接する。次に、前記回動軸30の前記固定部34が設置されている一端が前記スリーブ40、一部分の摩擦シート50の固定孔52、前記第二連結部材20の貫通孔212、他の一部分の摩擦シート50の固定孔52、前記弾性シートグループ80の貫通孔82及び前記ワッシャー85の固定孔86を貫いてから、前記固定部材90を前記固定部34のねじ山に螺合する。前記固定部材90は、前記ワッシャー85、前記弾性シートグループ80、前記摩擦シート50及び前記第二連結部材20が前記固定部34の末端から滑落しないようにする。前記スリーブ40の2つの係合柱44は、前記第二連結部材20のロック部21の第一係合口210及び第二係合口213に係合する。
【0021】
複数のねじ又はリベットは、前記第一連結部材10の複数の固定孔120及び前記第二連結部材20の複数の固定孔220を貫いて、前記第一連結部材10を前記本体102に固定し、前記第二連接部材20を前記蓋体104に固定する。
【0022】
図1、図2及び図4を参照すると、前記折畳装置の蓋体104を開ける時、前記第二連結部材20及び前記スリーブ40を連動して前記回動軸30に相対して回動させる。前記第一連結部材10の係合部142は、前記スリーブ40のスライド溝42に沿ってスライドするとともに前記スリーブ40を前記第一連結部材10から離れる方向へ推進するため、前記第二連結部材20及び前記回動軸30も前記第一連結部材10から離れて前記本体102の左側へ移動することにより、前記蓋体104は、開くとともに前記本体102の左側へ移動する。前記係合リング60は、前記回動軸30に随って前記第一連接板16から離れる方向へ移動するため、前記弾性部材70を圧縮する。前記弾性シートグループ80及び前記弾性部材70の軸方向の変形力、前記弾性部材70の反発力は、前記蓋体104を軸方向に沿って穏やかに移動させる。
【0023】
前記折畳装置の蓋体104を閉じる時、前記第一連結部材10の係合部142は、前記スリーブ40のスライド溝42に沿ってスライドするとともに前記スリーブ40を前記第一連結部材10に近付かせるため、前記第二連結部材20及び前記回動軸30も前記第一連結部材10に近付いて前記本体102の右側へ移動し、且つ前記弾性部材70の弾性変形力が前記係合リング60を推進するため、前記回動軸30は前記第一連結部材10の第一連接板16に向かって移動して、前記蓋体104は閉じるとともに前記本体102の右側へ移動する。
【0024】
以上本考案を実施例に基づいて具体的に説明したが、本考案は、上述の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは勿論であって、本考案の保護範囲は、以下の実用新案登録請求の範囲から決まる。
【0025】
10 第一連結部材
12 固定板
14 干渉部
16 第一連接板
18 第二連接板
20 第二連結部材
21 ロック部
22 連結部
30 回動軸
32 係合溝
34 固定部
36 冠部
40 スリーブ
42 スライド溝
44 係合柱
46 貫通孔
50 摩擦シート
52 固定孔
60 係合リング
70 弾性部材
80 弾性シートグループ
82 貫通孔
85 ワッシャー
86 固定孔
90 固定部材
120 固定孔
122 干渉板
142 係合部
160 貫通孔
180 貫通孔
210 第一係合口
212 貫通孔
213 第二係合口
220 固定孔

(57)【要約】

【課題】蓋体を横方向に移動させる携帯式電子装置の折畳装置を提供する。【解決手段】折畳装置は、本体と、ヒンジ装置と、ヒンジ装置によって本体に回動可能に枢着される蓋体とを備える。ヒンジ装置は、本体に固定される第一連結部材と、蓋体に固定される第二連結部材と、第二連結部材に固定されるスリーブと、一端に固定部が設置され且つ第一連結部材を貫く回動軸と、固定部の端部に固定される固定部材とを備える。固定部は、第二連結部材に回動可能に装着され、スリーブに螺旋状のスライド溝が設置され、第一連結部材には、スライド溝にスライド可能に係合する係合部が設置される。蓋体が本体に相対して開けられる時、スリーブは、第二連結部材を推進して本体の外側へ横方向に移動させる。


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