(54)【考案の名称】視覚障害者用インデックス付き情報媒体

(73)【実用新案権者】メディア・インテグレーション・システムズ株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、インデックスを備えた携帯可能な情報媒体に係り、特に、視覚障害者とその介護者等の利用を目的とする視覚障害者用インデックス付き情報媒体に関する。

【従来の技術】

【0002】
通常、携帯に便利でかつ安価な情報媒体としては、印刷が施された複数枚の紙片を重ねて冊子状にしたものや、印刷が施された紙片を折り曲げて重ねたもの等が用いられている。
【0003】
このような情報媒体では、内容を検索する場合に目次を参照したり、実際に内容を検めて確認する等、視覚に頼った方法を採るのが一般的である。そのため、視覚障害者の使用には適していないという問題があった。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように、対象を視覚障害者に絞った携帯可能で安価な情報媒体は、これまでになかった。
【0005】
本考案は、上記従来の状況に鑑みて、視覚障害者とその介護者等が手軽に利用できる視覚障害者用インデックス付き情報媒体を提供することを目的とする。

【効果】

【0009】
本考案によれば、点字インデックスを備えることにより視覚障害者とその介護者等が手軽に利用できる、携帯可能かつ安価な視覚障害者用インデックス付き情報媒体を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本考案の視覚障害者用インデックス付き情報媒体の概要を示す全体概略図である。
【図2】図1の視覚障害者用インデックス付き情報媒体の折畳みを開いた状態を示す模式図である。
【図3】図1の視覚障害者用インデックス付き情報媒体の折畳んだ状態を示すための模式図である。
【図4】図1の視覚障害者用インデックス付き情報媒体を第1の表示部側から見た模式図である。
【図5】図1の視覚障害者用インデックス付き情報媒体を第2の表示部側から見た模式図である。
【図6】図1の視覚障害者用インデックス付き情報媒体におけるインデックス表示部の具体例を示す。

【0011】
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案の視覚障害者用インデックス付き情報媒体の概要を示す全体概略図である。また図2は、その折畳みを開いた状態を示す模式図、図3は、その折畳んだ状態を示すための模式図である。
【0012】
これらの図に示すように、本考案の視覚障害者用インデックス付き情報媒体1(以下、単に情報媒体1という)は、山折と谷折を交互に繰り返して重ね合わされた長尺な帯状の紙片2から構成される。ここで、情報媒体1(紙片2)の一方の面を第1の表示部10、他方の面を第2の表示部20とする(図3参照)。このように紙片2の両面を利用することで、より多くの情報を掲載することが可能となる。
【0013】
紙片2の折目と折目の間隔は、図2に示すように、間隔Aと間隔B(A>B)を交互に空けるようにする。これにより、重ね合わせた状態で見出しとなる、間隔(A−B)を有するインデックス表示部11、21が、第1の表示部10、第2の表示部20の双方に形成される。
【0014】
また、紙片2が折畳まれた状態で最も上に位置する部分が表紙部13、23となる。さらに、折畳まれた状態では露出せず、折目を開いた際に露出する部分がコンテンツ表示部12、22となる。ここにインデックス表示部11、21が示す情報の内容が表示される。
【0015】
図4は、情報媒体1を第1の表示部10側から見た模式図であり、図4(a)は表紙部13を閉じた状態、図4(b)は表紙部13を開いた状態を示している。さらに図5は、情報媒体1を第2の表示部20側から見た模式図であり、図5(a)は表紙部23を閉じた状態、図5(b)は表紙部23を開いた状態を示している。
【0016】
これらの図に示すように、第1の表示部10及び第2の表示部20は、それぞれ複数のインデックス表示部11、21(ここでは例として、11A〜11F、21A〜21F)を備えている。情報媒体1の利用者は、任意のインデックス表示部11、21(ここでは11A、21A)を開くことにより、任意のコンテンツ表示部12、22(ここでは12A、22A)にアクセスすることが可能となる。
【0017】
ここで、インデックス表示部11、21には、視覚障害者が触覚で読解できるよう、点字の凹凸が形成されている。図6にインデックス表示部11、21の具体例を示す。図6に示すように、インデックス表示部11、21には、視覚障害者の介護者や周囲の健常者でも内容が理解できるよう、形成された点字と同内容の文字や記号、あるいはそれに類する視覚表現(イラスト等)が印刷されていることが好ましい。
【0018】
コンテンツ表示部12、22には、連設されたインデックス表示部11、21が表示する見出しに関する情報が表示される。その表示方法は、視覚障害者向けに点字で記載されていても良いし、その介護者や周囲の健常者向けに文字や記号、イラスト等の視覚表現で記載されていても良い。また、双方が併記されていても良い。
【0019】
なお、インデックス表示部11、21とコンテンツ表示部12、22は、共に横書で内容が表示されても、縦書で内容が表示されても良い。ただし、点字は横書きで表示されるため、情報を提供する対象や目的によって適宜対応するのが好ましい。
【0020】
表紙部13、23には、情報媒体1全体の内容を総括した情報を記載するのが好適である。その表示方法は、コンテンツ表示部12、22と同様に視覚障害者向けに点字で記載されていても良いし、その介護者や周囲の健常者向けに文字やイラスト等の視覚表現で記載されていても良い。また、双方が併記されていても良い。
【0021】
本考案の視覚障害者用インデックス付き情報媒体1は、主に、視覚障害者向けの案内や広告情報等を掲載するのに適している。またその他に、視覚障害者がインデックス表示部11、21やコンテンツ表示部12、22内を点字で検索し、健常者に検索内容を確認してもらうことで意思を正確に伝える用途等、様々な利用方法が考えられる。また、上記のようなコミュニケーションツールとしての用途や広告宣伝ツールとしての用途等を、複数組み合わせた構成とすることも可能である。
【0022】
上記のように構成することで、本考案では、点字インデックスを備えることにより視覚障害者とその介護者等が手軽に利用できる、携帯可能かつ安価な情報媒体を提供することが可能となる。
【0023】
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本考案の範囲から排除するものではない。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本考案は、インデックスを備えた携帯可能な情報媒体に係り、特に、視覚障害者とその介護者等の利用を目的とする視覚障害者用インデックス付き情報媒体に関し、産業上の利用可能性を有する。
【0025】
1 視覚障害者用インデックス付き情報媒体
2 帯状の紙片
10 第1の表示部
11 インデックス表示部
12 コンテンツ表示部
13 表紙部
20 第2の表示部
21 インデックス表示部
22 コンテンツ表示部
23 表紙部

(57)【要約】

【課題】視覚障害者とその介護者等が手軽に利用できる視覚障害者用インデックス付き情報媒体を提供する。【解決手段】帯状の紙片を第1の長さと第2の長さを交互に取って、山折、谷折して折り返すことにより形成される情報媒体1であって、紙片の一方の面からなる第1の表示部10と、他方の面からなる第2の表示部と、を備える。第1の表示部10及び第2の表示部が、それぞれ、折り重ねた際に露出して見出しを表示するインデックス表示部11と、そのインデックス表示部11に連設され、折り重ねた際には隠れる部位からなるコンテンツ表示部12と、を有し、インデックス表示部11に点字を形成する。


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