(54)【考案の名称】ヘッドホンシステム

(73)【実用新案権者】サクサ株式会社

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】 図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、電話をPC(パーソナル・コンピュータ)等と連動させて使用する場合の着信時に、使用者に起こりうる不快感を軽減することができる、ヘッドホンシステムに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
オフィスやコールセンタにおいて、電話機を単独で使用するのではなく、顧客情報等を表示するためにP C 等と連動させて使用する形態がある。また、従来の回線接続型の電話機に代えて、インターネットを介して通話を行うI P ( インターネット・プロトコル) 電話をP C 上のアプリケーションとして提供するソフトフォンと呼ばれる形態がある。このような形態では、電話制御を行うためのプログラムがP C 上で動作し、サーバから着信通知を受けると、着信があることをユーザに通知するようにしていた。
【0003】

【効果】

【0009】
本発明によれば、ヘッドホンの着脱状態によって着信音量を制御するようにした。これによって、ヘッドホン装着時において着信を検出した場合の着信音量によって不快感を軽減することができる。
【0010】
また、PCに波形情報比較部を設け、入力処理部と出力処理部における波形情報の比較を行い、同一の波形と判断された場合にのみ着信音を大きくすることでヘッドホンを装着している場合に着信があってもユーザが感じる不快感を軽減することができるヘッドホンシステムを提供することができる。
【考案を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1 は、本発明の実施例を示す電話機能付きP C の構成図である。
この電話機能付きP C 4 は、サーバ1 とL A N 2 等のネットワークの一構成であるインターネットを介して接続されるもので、着信処理部1 1 、制御部1 2 、入力処理部14、出力処理部15、波形情報取得部16、波形情報比較部17、音量制御部18 等の処理部と、各種の情報が設定されるROM等の記憶部(図示せず)と、通話用のヘッドホン20 、及びディスプレイ 等の表示部13の入出力部を備えている。なお、サーバ1 には、L A N 2 の他、内線の電話機3
や、公衆網4(図示せず)を介して一般の電話機(図示せず) が接続されるようになっている。
【0013】
サーバ1 は、L A N 2 を介してP C 4 との間でデータ転送を行うと共に、I P 電話の中継機能を有している。即ち、サーバ1 は、電話機3 からP C 4 に対して電話による通信要求があった場合には、通話信号をパケットデータに変換し、L A N 2 を介してPC 4 へ転送するようになっている。また、サーバ1 は、P C 4 から出力されるパケットデータによる通話信号をアナログの音声信号に変換し、電話機3
に送信するようになっている。
【0014】
一方、P C 4 の着信処理部1 1 は、L A N 2 を介してサーバ1 から与えられる電話着信を検出するものである。制御部1 2 は、サーバ1 との間で、L A N 2 を介してインターネット・プロトコルによる通話処理を行うもので、この制御部1 2 には、入力処理部14、出力処理部15、波形情報取得部16、波形情報比較部17、および音量制御部18が内蔵されている。
【0015】
入力処理部は、ヘッドホン20を通してユーザから入力された音声等の入力情報を取得する。
【0016】
出力処理部15は、着信処理部11が電話着信を検出した場合、着信処理部11からの信号を受信し、着信音を出力するとともに、通話時は、制御部1 2から受信した通話相手からの音声を出力する。
【0017】
波形情報取得部16は、入力処理部14から入力される音声等の波形情報、および出力処理部15から出力されている音声等の波形情報を取得する。
波形情報比較部17は、波形情報取得部16において取得した入力処理部14の波形情報と出力処理部15の波形情報を比較する。
【0018】
図2 は、着信通知処理を示すフローチャートである。以下、この図2 を参照しつつ、着信通知処理を説明する。
【0019】
着信処理部11において、他ユーザからの着信があったかどうかのチェックを行う(S201)。
【0020】
着信があった場合(S201 YES)、着信処理部11から制御部12を介し、出力処理部15へ着信情報を通知し、出力処理部15から着信音を出力する(S202)。
【0021】
次に、出力処理部15から出力された着信音の波形情報を取得する(S203)。着信音の波形情報の取得については、リアルタイムに出力されている着信音から波形情報を取得してもよく、着信音は接続されているPCに保存されていることから、予め着信音の波形情報を記憶部に保存しておき、そこから取得してもよい。もちろん着信音が複数存在する場合は、着信音や着信相手に対する波形情報のテーブルを備えておくことも可能である。
さらに、入力処理部14から入力されている音声情報等の波形情報を取得する(S204)。S205では波形情報比較部において、S203とS204それぞれで取得した波形情報の比較を行う。ここでいう波形情報とは例えば周波数スペクトラムであるが、周波数スペクトラムに限定されるものではない。
【0022】
また、波形の比較についてはフーリエ変換や、ギャップ分析、波形比較用の回路を用いる等、一般的に用いられている方法を利用する。
【0023】
S205において比較した各波形情報が一致する場合(S206 YES)は、ヘッドホンが耳から離れているとして、音量制御部18が着信音量を大きくする。
各波形情報が一致しない場合(S206 NO)はヘッドホンが装着されているとして、着信音量をそのままにする。ヘッドホンを装着している場合は、出力部が耳で塞がれている為、入力部と波形情報が異なる為である。
【0024】
したがって、着信時当初は小さい音で着信音を出力するが、出力されている着信音と入力されている音声の波形情報が一致する場合はヘッドホンが耳に装着されていないとして着信音量を大きくし、出力されている着信音と入力されている音声の波形情報が一致しない場合はヘッドホンが耳に装着されているとして着信音量をそのままにすることで、ヘッドホンを耳に装着している場合の着信音量による不快感を軽減することができる。
【0025】
なお、今回の実施例では当初不快感を感じない程度の小さい音で着信音量の出力を行い、着信時の波形情報を比較することでヘッドホンの着脱状態を検出し、一致する場合は耳から離脱していると判断し、着信音量を大きくしているが、もちろん、当初の着信音量を大きい音で出力し、波形比較の際に波形が一致しない場合はヘッドホンが耳に装着されていると判断し、着信音量を小さくしてもよい。
【0026】
また、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。
本実施例では、着信時の波形比較をヘッドホンが接続されているPCにおいて行っているが、波形比較部分をヘッドホンに備えることも可能である。なお、ヘッドホンではなく、ヘッドセットを用いることも可能である。

(57)【要約】

【課題】ヘッドホンの着脱状態を検知し、着脱状態によって着信音量を制御する機能を備えたヘッドホンシステムを提供することである。【解決手段】LAN2を介してPC4に電話の着信があったときに、着信音を出力する出力処理部と、入力処理部の波形情報を比較し、比較した波形情報が一致する場合はヘッドホンが耳から離脱していると判断し、着信音量を大きくし、波形情報が一致しない場合は、耳に着脱していると判断し、着信音量をそのままにすることによって、耳にヘッドホンを着脱している状態で着信を受けてもユーザが感じる不快感を軽減することが可能になることを特徴としたヘッドホンシステム。


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