(54)【考案の名称】カレンダー

(73)【実用新案権者】株式会社トーダン

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、カレンダーに関し、特に1ヶ月分が一まとまりとなって用紙に印刷されていて、複数の用紙が重ねて綴じられて構成されたカレンダーの改良に関する。

【従来の技術】

【0002】
これまで様々なカレンダーが開発され、実用化されてきた。カレンダーを単に、日や曜日の確認ために用いるのみならず、その月の特定の日に行われる行事や、特定の日に行うべき行為の名称、あるいは歳時記を分かり易く表示したものも知られている。かかるカレンダーでは、その月の特定の日に行われる行事や、特定の日に行うべき行為の名称、あるいは歳時記を、カレンダーの最初又は最後の週の行の空きスペースを利用して印刷していた。
また、カレンダーには、そのユーザが必要に応じてメモを記入することがある。メモとしては、その日の行事や予定を書き込んだり、あるいは、その日に起きた事象を記録するものなどがある。なお、下記の特許文献1には、各日にちに対応した領域に行事を表示した構成が開示されている。なお、複数枚の用紙が重ねて綴じ込まれて構成されているカレンダーでは、その月が終了すると、その用紙全体あるいは、その用紙の該当月部分が切り取られ、通常そのまま廃棄されてしまう。
【0003】

【効果】

【0013】
本考案によれば、カレンダーの用紙中の使用済みの1ヶ月を表示する部分を用紙の他の部分から切り離すに際し、ミシン目があるので、容易に切り離せ、かつ使用済みで切り取ったカレンダーの用紙の1ヶ月相当部分を順次ファイルに綴じ込むに際し、あらかじめパンチ穴があいているか、あるいはミシン目によりパンチ穴の輪郭が形成されていて、ファイルする際にファイルのパンチ穴貫通用突起部の先端に押し当てるだけで、用意にパンチ穴が形成されるか、さらに、あるいはパンチ穴の位置を示す表示あるいは2つのパンチ穴の中央位置を示す表示の一方又は双方が印刷されていることにより、容易にパンチ穴を形成することができる。したがって、本考案のカレンダーによれば、切り取った部分を容易にファイルに綴じ込むことが可能となり、カレンダー内の印刷された各種情報に加えて、ユーザが書き込んだメモも含めて保存することができ、翌年以降の計画立案などに、極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本考案に係るカレンダーの好ましい実施の形態における1月、2月、3月の3ヶ月分が印刷された用紙を示す平面図である。
【図2】図1に示された用紙の部分拡大図である。

【0015】
以下、図面を参照して本考案の好ましい実施の形態について説明する。図1は本考案に係るカレンダーの好ましい実施の形態の一部を示す平面図である。このカレンダーは、3ヶ月を1枚の用紙に印刷し、合計5枚の用紙が表紙の下に重ねて綴じ込まれているものである。すなわち、表紙の下の1枚目の用紙には、1月から3月が表示され、2枚目の用紙には、4月から6月が表示され、3枚目の用紙には、7月から9月が表示され、4枚目の用紙には、10月から12月が表示され、5枚目の用紙には、翌年の1月から3月が表示されている。このように合計15ヶ月分のカレンダーを構成することにより、年や年度の切り替わり時の使い勝手が良くなる。なお、本考案はこれに限定されるものでなく、少なくとも1ヶ月分あるいはそれ以上の複数月分が1枚の用紙に記載されたカレンダーに適用可能である。
【0016】
図1に示すカレンダーは、図示省略の表紙の下に1月から3月までをそれぞれ示す各月の構成部分がA4サイズで構成され、1月が一番下に、その上に2月が、さらにその上に3月の構成部分が1枚の用紙10に印刷されている。各月は、複数の横方向の行から構成されている点は、一般によく見られるカレンダーの構成と同様である。すなわち、図1に示すように、1ヶ月を示す部分は、1週間を横1行で表し、月によって4行から6行で1ヶ月を表す構成のものである。すなわち、日を示す数字が1週間分横に並んで1行を構成し、かかる行が複数順次下方に配列され、全体として複数行からなる1ヶ月分のカレンダー、すなわち1ヶ月構成部分12A、12B、12Cが表示される。なお、この実施の形態では、日曜日から土曜日までを横1列に配しているが、ビジネス用カレンダーでは、月曜日から日曜日までを横1列に配することもできる。
【0017】
1ヶ月分構成部分12A、12B、12Cは、前述のようにA4サイズで構成され、この実施の形態では、A4の用紙を横長にした状態に相当する。各月の構成部分の上部余白とその上の用紙の部分との間には、それぞれミシン目16A、16B、16Cが入れられていて、必要に応じて切り離し可能となっている。図2は、図1中の1月の表示部分12Aと2月の表示部分12Bの間に設けられたミシン目16A近傍を拡大して示す拡大平面図である。図2に示されるように、ミシン目16Aの下方、すなわち、1月の構成部分12Aの上部余白部分には、パンチ穴18A、18Bの輪郭がミシン目として設けられている。また、パンチ穴18A、18Bの輪郭の中間位置を示す表示20がパンチ穴18A、18Bの輪郭の中間位置近傍に印刷されている。なお、1月の構成部分12Aの下方には、白紙となっている横長部分14が設けられているが、これは、実際には広告などを印刷する部分として使用される。この横長部分14と1月の構成部分12Aの間にもミシン目16Dが設けられている。
【0018】
上記実施の形態では、各1ヶ月構成部分12A、12B、12Cがミシン目16A〜16Dにより隣接部分から切り離し可能とされているので、各1ヶ月分構成部分を容易に切り取ることが可能である。いま、図1の状態で、1月が終了したとすると、ユーザは、まず、ミシン目16Aで、1月の構成部分12Aと、その下の横長部分14(広告印刷部)を一緒に切り離し、その後、横長部分14をミシン目16Dで切り離すことができる。なお、この切り離しの順番は逆でもよいことは言うまでもない。こうして、1月の構成部分12Aを切り取り、図示省略のファイルに綴じ込むに際しては、ファイルのスティックファスナー、あるいは足と呼ばれる通常平坦で細い棒状の2本の突起部の先端にパンチ穴18A、18Bの輪郭がミシン目として設けられている部分を押し当てると、その部分が突起部先端により押し上げられて、ミシン目が切れ、パンチ穴18A、18Bが形成されるのである。
【0019】
なお、上記実施の形態とは異なり、パンチ穴18A、18Bを実際に設けておく、すなわちパンチ穴18A、18Bの輪郭がミシン目として設けられているのではなく、これらの部分をあらかじめ貫通穴としておくことは、1つの好ましい態様である。この場合、ファイルに綴じ込むに際し前述のように、2本の突起部の先端にパンチ穴18A、18Bの輪郭がミシン目として設けられている部分を押し当てる必要がなく、あらかじめ設けられたパンチ穴18A、18Bに突起部先端を挿入すればよいのである。
【0020】
なお、他の変形例として、パンチ穴18A、18Bの輪郭を印刷しておき、ユーザが2穴パンチを用いて、印刷された輪郭部分に自分で穴を開けることもできる。さらに、それに加えて、図2に示すように、パンチ穴18A、18Bの輪郭の中間位置を示す表示20を、この中間位置近傍に印刷しておくことも好ましい態様である。もっとも、中間位置のみを印刷しておけば、パンチ穴18A、18Bの輪郭を印刷しておかなくとも、ほぼ正確にパンチ位置は特定されるので、パンチ穴18A、18Bの輪郭の印刷を省略することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0021】
以上説明したように本考案では、切り取る1ヶ月分の構成部分を用紙の他の部分から切り離すことを容易にするミシン目が設けられ、さらにパンチ穴があらかじめ設けられているか、あるいは、容易にパンチ穴を設けることができるようにミシン目を入れたり、あるいはパンチ穴自体及び/又はその中間位置を示す表示を設けたので、切り取った部分をファイルに綴じ込むに際し、その動作が極めて容易となるので、翌年以降の計画立案に極めて便利である。また、カレンダーを業務日誌的に用いて種々の仕事関連事項を記入している場合は、業務日誌の保存に有益である。したがって、本考案は、1週間を一まとまりとして表示して用紙に印刷したあらゆる形式のカレンダーに利用可能であり、カレンダー製作・販売の産業や、カレンダー印刷の産業において好適に利用可能である。
【0022】
10 カレンダーを構成する複数の用紙の1枚
12A、12B、12C 1ヶ月分構成部分
14 横長部分(広告印刷部)
16A、16B、16C、16D ミシン目
18A、18B パンチ穴(パンチ穴の輪郭部のミシン目)
20 中間位置を示す表示

(57)【要約】

【課題】用紙の他の部分から容易に切り取り可能で、かつ切り取った1ヶ月構成部分をファイルに容易に綴じ込んで保存することが可能なカレンダーを提供する。【解決手段】1ヶ月構成部分12A、12Bを用紙の他の部分から切り取るための、ミシン目16Aが設けられるとともに、切り取った1ヶ月構成部分をファイルに容易に綴じ込んで保存するために便利なパンチ穴18A、18Bをあらかじめ設けておくか、あるいは、パンチ穴を容易に設けることが可能なように、パンチ穴18A、18Bの輪郭をミシン目で構成するか、さらにあるいはパンチ穴18A、18Bをユーザがパンチを用いて設けるための位置の表示をあらかじめ用紙に印刷した。


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