(54)【考案の名称】紙券の構造

(73)【実用新案権者】サードストリーム 株式会社

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、和紙を主体とする旅行券、ギフト券、クーポン券、小切手、商品券、又は食事券の紙券の構造、特に、オリジナル旅行券(旅行に関する情報を記載した紙券)の構造に関する。このオリジナル旅行券とは、旅行等の斡旋・紹介・添乗等の各種業務を扱う旅行代理店等(以下、旅行代理店とする。)と、その旅行に参加する消費者との関係において、それぞれ守秘義務があり、かつ紙券としての機能を有することから、偽造防止と、本人確認、並びに安全な旅と、今後の商圏を考慮に入れたものであり、このオリジナル旅行券を和紙で作成し、模倣防止等の目的を達成する和紙を用いた紙券の構造に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、前記オリジナル旅行券等を含めた紙券等(以下、紙券とする)においては、金銭と同じ価値を有することから、この偽造防止に関しては、様々な技術が開発され、かつ工夫が凝らされている。殊に、有価証券・金銭的な価値を有する債権等の紙券に関しては、ハイテク技術化が進んでいる。
【0003】
しかしながら、悪意を持った者が、紙券の偽造(以下、偽造品)を製造し、市場に流通することで、正規な商取引が破壊され、かつこの偽造品によるトラブルが発生し、消費者の損害と、社会の混乱を引起す等の弊害が生ずる。この偽造品は、粗悪品が多く、専門家であれば、適切に判断できる。しかし、消費者が、正確に判断するには、精巧であるが故に、見誤ることが間々あり問題である。このような状況において、誰でもが、目視(視認)で、かつ簡易に判断できればよいが、現状では、この要求に応え得る紙券がないのが現況である。
【0004】
上記のような状況に鑑み、旅行代理店を始めとして、各企業は、様々な偽造防止手段を施し、自社の紙券を始め、その製品、又はサービス等に関して、様様な偽造防止を行なっている。例えば、特殊な溶液・薬品等を使用することが一般的であり、その溶液等を紙券に混入、又は含浸等するには、手間と技術を始め、時間と費用が嵩む等の問題点が生じ、一般には馴染まないこと、また、オリジナル旅行券等の簡易、かつ低コストの紙券に関しては、改良の余地を残す。
【0005】
この種の紙券に関する改良を図るために、以下、調査した文献を基に説明する。
【0006】
文献(1)は、特開2002−321475の「証券」である。この発明は、プラスチック等の印刷可能な素材の証券に、証券の内容等を表すデータを記録したICチップ等の記録素子を備える構造である。この発明は、データを記録したICチップ等の記録素子を備えた紙券や紙幣等であり、容易に偽造できない証券や紙幣等の構造を提供できる。
【0007】
文献(2)は、特開2008−200917の「切込みを有する帳票及び作製方法」である。この発明は、切込み(切取線)の構造を、複数のマイクロ文字又は図柄、或いはマイクロ文字と図柄の組合せで構成することで、切込みから剥離した際の、帳票の偽造防止を図ることを意図する。
【0008】

【効果】

【0027】
請求項1の考案は、繊維模様を備えた和紙の一部に、旅行券、ギフト券、クーポン券、小切手、商品券、又は食事券を備えた紙券において、
紙券は、利用条件、利用方法、発行目的、又はキャンペーンに適った目録内容を備えた構造であり、構造と併せて、利用者が取得する紙券部位をカットする切取線と、発行者側が保管し、かつ確認するための控え部位をカットする切取線を備えてあり、
切取線には、偽造防止と、確認用として有効な繊維模様が残る構造とした紙券の構造である。
【0028】
従って、請求項1は、下記の効果を有する。
(イ) 和紙を使用しているため、偽造品の判別が行い易く、その判別が行い易いことからも、人による確認(視認)等の時間・費用等がかからず、有益である。また、流通経路においても、和紙であるため、偽造を行いにくいことを認知させ得ることで、犯罪抑止ができる。
(ロ) 和紙と繊維との特徴を総合利用した構造であり、人手と目に馴染み、違和感が全くないこと、低コストで利用できること、又は切取線から切離した後は、繊維が複数本切取線より突出した状態で残るので、確実に視認ができる構造とする(偽造防止ができる)。
(ハ) 本考案のオリジナル旅行券は、一枚の用紙に旅行に関する必要項目を印刷するので、経費・作業効率・資源削減等が図れ、また、消費者等は一目で判別でき重宝できること、その旅行案内の簡素化・簡略化が図れる。
(ニ) 下記(1)〜(8)に和紙の特徴を記載する。そして、本考案は、上記のような特徴をもつ和紙を使用した点が、他に類を見ない新しい形のオリジナル旅行券である。
【0029】
(1)化学原料を使用しないため、環境に優しい。手漉き洋紙はボロ布のリサイクル、手漉き和紙は畑等で栽培される多年性のこうぞ等を使用するため、森林破壊をせず、エコである。
【0030】
(2)化学原料等の薬品を殆ど使用していないため、丈夫で長持ちで耐久性に優れている。和紙の殆どが、機械紙と比較して、中性であるため、永年使用しても、紙の品質が劣化しにくい。
【0031】
(3)機械紙原料のパルプには光により、その繊維を劣化させるリグニンが含有されており、和紙原料の繊維には、殆ど含まれない。
(4)機械で生産するのではなく、人の手による職人技であるため、簀桁の動かし方や紙の微妙な厚さ等、機械には真似できないため、和紙の生産という観点からも、偽造品の生産が行われにくい。
【0032】
(5)透光性に優れている。この和紙の隙間は光も通し、かつ繊維によって屈折され、とても柔らかい光になり、偽造の判断を行う際も、この透光性の有無に応じて、偽造が行われているか否かの判断ができこと、この効果が、偽造抑制に役立つこと、等が考えられる。
【0033】
(6)伸縮性に優れ、かつ繊維が長いので、雨等で、水に濡れた場合でも、使用には支障がないと考えられる。殊に、オリジナル旅行券として、戸外で使用する際に重宝する。
【0034】
(7)和紙は長い繊維であるため、折り畳みを繰り返してもなかなか破れなく、例えば、オリジナル旅行券として、戸外での使用に有効であり、かつその耐久性が役立つこと、等の効果がある。
【0035】
(8)リサイクルを行いやすい。大半の和紙は植物繊維のみでできているため、簡単にリサイクルできる。洋紙もリサイクルできるが、様々な加工が施されていてリサイクルできない紙もあるため、和紙は重宝される。
【0036】
請求項2の考案は、請求項1に記載の紙券の構造であって、
切取線に、繊維模様が、略20〜30%程度、存在し、繊維を長繊維とする構成とした紙券の構造である。
【0037】
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成し、紙券の偽造防止と、その抑制が図れること、等の効果がある。
【0038】
請求項3の考案は、請求項1に記載の紙券の構造であって、
紙券は、旅行代理店、スーパーの小売店が発行するオリジナル旅行券とし、
オリジナル旅行券には、三本の切取線を設けるとともに、この切取線で切離される目録内容A・目録内容B・目録内容Cは、下記の構造であり、
目録内容Aは、消費者保有のための、このオリジナル旅行券の対象商品・金額・有効期限(出発期限)・その他の説明事項を印字し、
また、目録内容Bは、消費者が、旅行代理店と提携している申込先に送付するために、対象商品・金額・有効期限を印字し、その上に、その消費者の氏名を記載する氏名記入欄を設け、
さらに、目録内容Cは、旅行代理店、又は申込先が必要とする、金額・有効期限を印字し、
オリジナル旅行券としての特徴を発揮できる構成とした紙券の構造である。
【0039】
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成し、オリジナル旅行券に記載する必要な記載事項を、紙券に確実に記載し、かつ消費者にアピールできること等の効果がある。
【0040】
請求項4の考案は、請求項3に記載の紙券の構造であって、
オリジナル旅行券には、個別番号を付与する構造とし、個別番号を、旅行代理店の端末装置に旅行者番号情報を入力する入力部と、入力情報を登録する登録部と、オリジナル旅行券による旅行への参加有無を判別する判別部にインプットし、個別番号により演算処理し、この度の旅行への参加、不参加を判断し、不参加の旅行者に対し、旅行代理店からの、次のオリジナル旅行券の購読用カタログを、発送する構成とした紙券の構造である。
【0041】
従って、請求項4は、請求項1又は請求項3の目的を達成し、ナンバー(個別番号)の適切な管理及び使用が図れること、等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】表面において、和紙の切取線に模倣防止用の繊維模様を、透かして示した模式図
【図2】図1に示した、オリジナル旅行券の目録と、切取線とを示した模式図
【図3】裏面において、目録内容Cを切取線より切離した状態を示した模式図
【図4】図3に示した、オリジナル旅行券の目録と、切取線とを示した模式図
【図5】別の紙券の一例を示した正面摸式図

【0043】
図中1は紙券2(紙券2のみの例は後述する)の例と、その一部に紙券2(紙券部位)を含んだパンフレットの例で、このパンフレット1の例を先に説明すると、このパンフレット1の表面1a、又は裏面1bには、後述する必要とする記載事項3が記載されている。そして、このパンフレット1は、和紙4で構成するとともに、この和紙4の全体、又はその少なくとも切取線5(切取部)には、繊維模様400が形成される。そして、このパンフレット1には、この切取線5で区画された目録内容A、B、Cが形成される。この目録内容Aが、パンフレット1が意図する趣旨で、例えば、利用目的、予算、日時、期間等である。そして、この実施例では、旅行に関する必要事項で、例えば、旅行先、旅行目的、予算、日時等の状況を示している。また、目録内容Bが、前記紙券2(この実施例では、オリジナル旅行券200)である。この紙券2は、向って右端の縁を除いて、その三方向に切取線5を確保することで、確実な偽造防止と、その抑制に効果がある。さらに、目録内容Cが、旅行代理店が保管する切離した旅行券控(控え部位)である。尚、パンフレット1において、目録内容Aの趣旨をアピールするために、その上部略1/2を使用し、目録内容Bを、この目録内容Aの下側とするとともに、幅方向の略1/2とすることで、保管の容易化と、オリジナル旅行券200(紙券2)の雰囲気と、大きさ等を表現する。さらに、目録内容Cを、その末端で、かつ、目録内容A、Bの下端とすることで、幅全体に切取線5を確保し、この目録内容A、Bに切取線5がまたがることで、偽造防止と、事務(整理)の容易化、旅行時の保管の容易化、等を意図する。
【0044】
この目録内容A、B、Cを区画する切取線5には、繊維模様400が形成されることを必要とする。そして、望ましいのは、パンフレット1の全体に繊維模様400を形成することがよい。また、場合により、このパンフレット1の一部と、切取線5との構造もあり得る。また、この繊維模様400は、和紙4を抄製する際に、こうぞ4a(その素材は、アサ・カジノキ・ガンピ・コウゾ・マユミ・ミツマタ ・イトバショウ・竹・藁・亜麻・木綿・サトウキビ・マニラアサ・ケナフ・木材等とする)に、繊維模様400を構成する長い繊維4b(長繊維)か、又は図示しない、例えば、ひも、模様紙、色付き紙、模様素材であって、切取線5を生成でき、かつ切離しできる素材を混入する。従って、切取線5よりオリジナル旅行券200(紙券2)をカットしても(切離しても)、この繊維模様400があることで、違法コピーができない(複製された紙券かどうか判断できる)構造とする。そして、この繊維模様400は、切取線5より切離した時点で、長い繊維4b等がランダムになり、最初の繊維模様400を複製できない構造とする。また、この切離したオリジナル旅行券200と、目録内容A、C部分とを照合することで、このオリジナル旅行券200が正規であるか否かを、瞬時、かつ簡易に判断できること、また、この繊維模様400を、例えば、消費者(旅行者)が切離した際には、偽造ができないということを認知できる利点と、例えば、オリジナル旅行券200では、旅行会社、又は申込先の確認作業の軽減と、送付物点数を最小化できることで、旅行会社の経費削減にもつながること、等の効果が期待できる。そして、この繊維模様400入りのパンフレット1(オリジナル旅行券200を備えたパンフレット1)であるので、偽造頻度が高い、例えば、流通経路において、偽造が困難であること、又は偽造抑制に役立つこと等の特徴がある。
【0045】
和紙4を使用した、パンフレット1に関する記載事項3(目録内容A〜C)について、説明する。
【0046】
最初に、パンフレット1とは、旅行に関する必要事項である、例えば、旅行先、旅行目的、予算、日時等の状況・条件を示したものであり、このパンフレット1は、例えば、カタログ(購読用カタログ)等の中に掲載された複数の旅行案内から、希望者(消費者)が選択して申込するのに利用する。勿論、このパンフレット1のみで、直接、旅行券の勧誘する事例もあり得る。以上のことから、このパンフレット1は、消費者のニーズに対応できること、また、後述するが、金額(券面額)が掲載されており、紙券2(オリジナル旅行券200)としての側面を持つことから、偽造防止が必要条件となる。
【0047】
図2に示した、オリジナル旅行券200を備えたパンフレット1(和紙4)の構造を説明するが、消費者は、パンフレット1に記載されたオリジナル旅行券200の役割及び/又はその使用態様について、理解する必要がある。パンフレット1の記載事項3を説明すると、切取線5が設けてあり、上段を目録内容A、記載事項3に消費者が記入する箇所(オリジナル旅行券200)を目録内容B、下段を目録内容Cとする。以下、この目録内容A・目録内容B・目録内容Cの順番において、下記に説明する。
【0048】
目録内容Aは、『オリジナル●●●旅行券ご利用案内 パッケージ旅行ブランド(1) こちらの面は、「パッケージ旅行ブランド(1)」ご利用条件についてのご案内です。ご予約までの流れは、別紙「オリジナル●●●旅行券の使い方」をご覧ください。』である。この1番目の記載事項3は、パンフレット1がどのような目的であるかを消費者に知らせるために記載された事項であり、消費者が最初に見やすい・目につきやすい位置(縦書きであれば、上段・横書きであれば、右側)等であればよく、字体を変更することもある。
【0049】
2番目の記載事項3は、『利用権利者:旅行券の記名者の参加が条件です。(権利譲渡・換金は一切できません。)対象商品:●●●パッケージ旅行ブランド(1)、旅行企画・実施商品(日帰りから海外旅行まで)●●●中部以外のパッケージ旅行ブランド(1)、その他はご利用いただけません。』である。この記載事項3は、この消費者の使用対象者を明記してあり、このパンフレット1に備えたオリジナル旅行券200の使用ができる権利者を明確にしている。また、このオリジナル旅行券200が譲渡された(権利者が不明になった)場合の主体の明確性を担保し、犯罪等を防止する。対象商品についての記載は、後述する旅行代理店の商品の中から最適なもの(旅行)を選択でき、その商品は、例えば、国内旅行全般・外国旅行・バスツアー・シルバー向けツアー等と、その目的によって相違する。そして、この対象商品は、旅行代理店が、消費者(旅行者)に対して、どのような旅行に行きたいかを判断し、決定することも可能である。
【0050】
3番目の記載事項3は、『パッケージ旅行ブランド(1)のカタログは、お手数ですが、お電話にてご請求下さい。最新号をお送りします。カタログ請求電話番号:052−■■■−▲▲▲▲ ホームページからのご請求も便利です。「パッケージ旅行ブランド(1)」で検索してください。』である。この記載事項3は、カタログの問い合わせ先(電話番号)を記載する。そして、インターネットを介しての閲覧も可能であり、検索式(URL)等を使用して、総合的、多角的な旅行の検索・選択ができる。もちろん、インターネットの環境が整備していない場合であっても、旅行代理店から前記カタログを送付してもらうことができ、このカタログの中から、消費者(旅行者)は、旅行を選択する。
【0051】
4番目の記載事項3は、『旅行金額 50,000円 (必ず旅行代金合計50,000円以上の旅行代金の一部として、ご利用ください。券面額は、一人当たりの割引金額ではありませんので、ご注意下さい。)ご出発日 ●●●パッケージ旅行ブランド(1)カタログ記載商品の出発日中よりお選びください。』である。この記載事項3は、旅行金額である。前記オリジナル旅行券200(紙券2)は、後述するが、その記入欄に、旅行に行く消費者(旅行者)の氏名及び/又は住所・電話番号の消費者に関する個人情報を記載することで、旅行に行くことを確約するが、このオリジナル旅行券200の券面額よりも、高い金額以上の旅行代金でなければいけない。その理由の一つが、この旅行代金の総合計が、オリジナル旅行券200の金額より低いとなると、消費者に対して、その差額を返還等する必要が生じる。しかし、この差額の返還等には、非常に手間がかかるために、原則として、高い金額とすることが望ましい。尚、出発日を記載することで、オリジナル旅行券200の利用できる期限を限定し、オリジナル旅行券200を備えたパンフレット1を消費者の手元に残存することを防止し、オリジナル旅行券200の使用を促進する。消費者の手元にパンフレット1が残存すると、そのパンフレット1(オリジナル旅行券200)がコピーされ、偽造される虞があるためである。勿論、コピー(再生)はできず問題はないが、予め、偽造抑制を図る。
【0052】
5番目の記載事項3は、『有効期限 2009年1月31日までの申込(期限後無効) 2009年2月28日出発までとなります。(最小催行人員未達の理由で、ご希望の出発日におでかけいただけない場合もございます。お早目にお申込ください。)』である。この記載事項3は、上記の期限と同様の理由による。尚、最小催行人員も、上記の理由とは、異なるが、例えば、旅行者が1人である場合等は、その旅行を催行しても、人件費がかかったりするため、旅行自体が中止される場合があり、そのためである。
【0053】
6番目の記載事項3は、『申込先 ●●●パッケージ旅行ブランド(1)センターに限ります。 (限定) 国内旅行 電話 052−■■■−▲▲▲▲ 海外旅行 電話 052−▲▲▲−■■■■ 営業時間 月曜日〜土曜日 午前9時半〜午後5時半 定休日 日曜・祝日及び年末年始(12月30日〜1月3日) 〒▲▲▲―△△△△ 愛知県名古屋市中村区×××××』である。この記載事項3は、このオリジナル旅行券200の申込先を明記したものであり、消費者が、オリジナル旅行券200を使用したい場合にどのように、申込するのかわからないため、例えば、電話等でたずねる。この記載事項3は、旅行代理店から別途独立した会社(法人等)であり、このように、旅行代理店から申込先を独立することで、旅行代理店の負担の軽減を図り、さらに、消費者も適切に申込を行うことができる。
【0054】
7番目の記載事項3は、『必ず最初に、「●●●・○○記念旅行利用です」とお伝え下さい。』である。この記載事項3は、消費者が、このオリジナル旅行券200(パンフレット1)をどのように入手したかを旅行代理店が認識するためであり、不正使用の防止と、適切な入手経路の確認を行うことで、万全に、消費者がオリジナル旅行券200を使用することができる。
【0055】
8番目の記載事項3は、『個人情報は、過去にパッケージ旅行ブランド(1)のご利用がない場合、パッケージ旅行ブランド(1)申込専用のコンピュータには、登録されておりません。ご予約の際は、係員から改めてお伺いすることになります。』である。この記載事項3は、前記の個人情報に係る管理についてであり、この個人情報に関する登録を過去にしたことがあれば、コンピュータの登録部からその個人情報を抽出し、この個人情報を照合すればよいが、過去に登録がない消費者については、この個人情報を前記登録部に登録する。尚、このコンピュータは、その登録部に入力するための入力部を備えている。
【0056】
9番目の記載事項3は、『その他旅行に関する条件は、●●●募集型企画旅行条件によります。旅行取消料金が生じた場合等は、別途徴収いたします。本券は、取消料は不可。再発行、払戻し、現金・その他の物品との引換え等は、一切できません。』である。この記載事項3は、申込を完了したオリジナル旅行券200について、取消等が生じた場合、その返還等が手間であるため、旅行代理店及び/又は申込先の負担の軽減を意図したものである。
【0057】
10番目の記載事項3は、『●●●グループ 目録番号 NO,1234』である。この目録番号は、オリジナル旅行券200(紙券2)を備えたパンフレット1を入手した消費者が、適正に入手した否かを確認するためのナンバー(個別番号)で、このナンバーは、通し番号で付されているので、再生はできない。尚、このナンバーは、目録内容A・目録内容B(オリジナル旅行券200)・目録内容Cについて、それぞれ同一のナンバーが付されている。また、このナンバーは、消費者の確認を簡易にできることと、偽造防止を図るために付される。そして、消費者は、オリジナル旅行券200の使用の際に、このナンバーを申込先に伝えることで、申込先、旅行代理店と消費者の管理の容易性、及び適切な意思表示の確認等が行えることが可能となる。このナンバーを、例えば、旅行代理店及び/又は申込先に設けた端末装置に入力する入力部と、この入力部で入力した情報、つまり、消費者(旅行者)に関する情報を登録する登録部と、この登録部により、所定の旅行に行ったことがあるか否かを判別する判別部とで、演算処理し、消費者に対して、旅行代理店からのカタログ(購読用カタログ等)の発送を行うか否かの決定をする。また、インターネット等のネットワークを使用して、その消費者のメールアドレスへ伝達することも可能である。また、この伝達は、従来通り、電話・郵送等でも問題ない。
【0058】
11番目の記載事項3は、『目録は、お客様控えです。必ず右の旅行券を切取って送ってください。』である。この記載事項3は、後述するように、パンフレット1(和紙4)に設けた切取線5(切取部)を裁断し、この切離したオリジナル旅行券200(紙券2)に必要事項を記入し、その後、申込先に送付する。尚、この申込後についての確認は、前記のナンバーを伝えることで、その整合が図れる。
【0059】
12番目の記載事項3は、『必ずご予約後、出発日・コース番号・コース名をご記入下さい。ご記入のないものは、無効です。』である。この記載事項3は、前記カタログから、消費者(旅行者)が行きたい旅行内容を記載するもので、この消費者が、カタログから希望の旅行を選択し、その他の個人情報をオリジナル旅行券200に記載することにより、初めてオリジナル旅行券200としての効力が生じる。
【0060】
以上が目録内容Aについての説明であり、次は、目録内容B(紙券2となるオリジナル旅行券200)についての説明を行う。
【0061】
図2に示した、目録内容Bは、『以下記入の上、申込先●●●へ必ず返送してください。月 日出発 コース番号「 」コース名/右を○で囲む。 パッケージ旅行ブランド(1) パッケージ旅行ブランド(2)』である。この1番目の記載事項3は、上述したように、必要事項を記載すればよい。尚、この内容は、正確に記載しなければならず、記載不備等は、このオリジナル旅行券200が正しく使用されていないとみなされ、再度の記入を促すか、廃棄する。
【0062】
2番目の記載事項3は、『パッケージ旅行ブランド(1) パッケージ旅行ブランド(2) 50,000円オリジナル旅行券200(譲渡不可)』である。この記載事項3は、このオリジナル旅行券200の価値を示すものであり、申込先等に紙券2であるオリジナル旅行券200が送付された際に、このオリジナル旅行券200がいくら分の価値を有するかが瞬時に把握できる。
【0063】
3番目の記載事項3は、『目録番号』である。この記載事項3は、申込先等による照合を簡易に行うものである。
【0064】
4番目の記載事項3は、『有効期限』である。この記載事項3は、その有効期限を途過していれば、オリジナル旅行券200(紙券2)としての価値がなく、使用ができないためである。尚、この有効期限は、旅行代理店が自ら設定することができ、原則として、前払い式証票とはしないため、簡便である。
【0065】
5番目の記載事項3は、『お名前(本人限定利用)』である。この記載事項3は、上記のように、オリジナル旅行券200(紙券2)に関して譲渡等をした場合においては、その管理が容易でなくなるため、オリジナル旅行券200の譲渡等を禁止するものである。
【0066】
以上が目録内容Bについての説明であり、最後に、発行側(旅行代理店)が保管し、かつ確認するための控え(控え部位)となる、目録内容C(旅行券控)についての説明を行う。
【0067】
図2に示した、この目録内容Cは、『●●●控 5万円旅行券 目録番号 NO,1234(●●●グループ) 有効期限 2009年1月31日までの申込、出発は、09年2月28日まで』である。この記載事項3は、旅行代理店が管理するものであり、申込先でなくても、消費者(旅行者)等の管理が容易に行える。
【0068】
以上に記載した内容が、和紙4の表面1a記載されたものであり、裏面1bに記載されたものを次に紹介する。そして、この裏面に記載したものは、表面1aに記載したものと重複するところがあるため、この重複したところは割愛して、説明する。また、この内容も、前記表面1aと同様に、目録内容A・目録内容B(オリジナル旅行券200)・目録内容Cと分けて、説明する。
【0069】
図4に示した、目録内容Aは、『パッケージ旅行ブランド(3)、パッケージ旅行ブランド(2)』である。この記載事項3は、表面1aのパッケージ旅行ブランド(1)と違う旅行内容であり、消費者は、この内容を選択することができる。つまり、前記の表面1aの内容とするかこの裏面1bの内容とするかは、消費者の自由意志であり、消費者の行きたい場所等により選択することで、決定すればよい。
【0070】
次の記載事項3は、『申込先 ●●●東海 中部旅の予約センター(通信販売)に限ります。(下記専用ダイヤル パッケージ旅行ブランド(2)(国内)/パッケージ旅行ブランド(3)(国外)) 専用ナビダイヤル 0570−■■■−▲▲▲▲ 一般専用電話 0570−▲▲▲−■■■■』である。この記載事項3は、前記のように、旅行内容が相違するため、申込先も異なる。その他については、表面1aと同様である。
【0071】
図4に示した、目録内容Bは、『この旅行券は、金券ではありません。権利者の使用を特定する証書です。必ずご予約後、出発日・コース番号・コース名を記入、ないものは無効です。この旅行券は、一般の旅行会社、●●●店頭では使用できません。一般の旅行会社、●●●店頭で旅行相談を希望される場合は、別途有料でご依頼ください。(目録記載の申込先以外での使用はできません。)企画に関してのお問い合わせは、●●●事務局 電話番号□□□−▲▲▲▲−■■■■』である。この記載事項3は、目録内容Bに関する注意書であるとともに、オリジナル旅行券200の使用できる商品は、全部の旅行を対象としないので、この注意喚起を促す。
【0072】
尚、必要により、QRコードを掲載し、さらに、詳細な状況(例えば、当選情報及び/又は旅行券に関する内容・注意事項・景品のない内容等)を、告知する。そして、このQRコードを利用することで、ネットワークシステムを介しての応募と、定期購読用の旅行券カタログ希望の情報を伝達することも可能である。
【0073】
図4に示した、目録内容Cについては、同一であるため、割愛する。
【0074】
以上で、パンフレット1についての記載内容の説明を終えたので、次に、このパンフレット1に関する流れについて説明する。
【0075】
パンフレット1(和紙4)は、旅行代理店及び/又は申込先から発券(発行)される。そして、このパンフレット1は、例えば、スーパーマーケット等が販売促進・来客数増加のために、オリジナル旅行券200が当選するようなキャンペーンを行う際に、売買される。そして、この例で言えば、スーパーマーケットに訪れた消費者は、一定額以上の商品を購入し、そして抽選会等で抽選を行う。この抽選に当選した消費者には、例えば、自宅等に、旅行代理店又は申込先、さらには、スーパーマーケット等から、オリジナル旅行券200を備えたパンフレット1が送付される。
【0076】
このオリジナル旅行券200を備えたパンフレット1を受領した消費者は、カタログ(購読用カタログ等)から、旅行を選択する。そして、このカタログがない場合は、このカタログを請求して送付されてから、旅行を選択する。この旅行が、選択された後は、記載事項を記入の上に、前記申込先に、パンフレット1より切離したオリジナル旅行券200を郵送する。この申込の際において、偽造防止のために、和紙4を使用する。消費者から、このオリジナル旅行券200を受け取った申込先は、その確認を行い、前記登録部と照合する。この照合が完了したら、オリジナル旅行券200(パンフレット1)は、適切に使用されたものとみなされ、オリジナル旅行券200に記載された券面額の旅行券として機能する。そして、旅行消費者(旅行者)は、オリジナル旅行券200(紙券2)の券面額との差額である旅行代金(旅行券の金額が5万円で旅行代金が8万円であれば、3万円)を、振込み又は持参して、旅行に関する申込を完了する。
【0077】
次に、このオリジナル旅行券200を受け取った申込先と、この申込先から消費者情報を提供される旅行代理店における流れを説明する。このオリジナル旅行券200は、目録番号である前記ナンバー(個別番号)を、旅行代理店に設けた端末装置に入力する入力部により、入力する。そして、この入力部で入力された消費者(旅行者)に関する情報は、この情報を登録する登録部で登録される。この登録部により、旅行に行ったことがあるか否かを判別する判別部とで、演算処理し、消費者に対して付与される消費者番号等と、総合的又は多角的に、管理し、今後旅行に行きそうな消費者に対して、定期的又は不定期に、カタログ等(購読用カタログ)を配布又は配信することができる。
【0078】
尚、このオリジナル旅行券200に付されたナンバーは、前記消費者番号とリンクしており、旅行券としての機能を発揮する前段階において、例えば、このオリジナル旅行券200を紛失・盗難等の事故にあった場合、再発行が簡単であり、郵送時においても、書留扱いにする必要もなく、普通郵便を利用することができる。そして、この場合は、経費削減等と安全性を備える。また、前記繊維模様400、ナンバー、又は図示しないが切取線5に設けた図柄(図示せず)を総合的に利用することで、完全な偽造防止と、その抑制に有効であるが、この三者の個々の組合せも可能である。
【0079】
また、別の紙券2の例として、図5に示した、商品券100においては、紙券控202(控え部位)と商品券本体201(紙券2)との間に、前記と同様な目的の切取線5を設けて、切離す構造であり、この商品券本体201の表面1aには、目録内容D(必要事項)、例えば、金額、発行日、有効期限、発行元、受取人、条件等が記載される。
【0080】
この場合は、店舗側(発行者側)が、景品やポイント付加サービス、懸賞等により商品券100を消費者に渡し(送付し)、消費者が必要事項(個人情報等)を記入して、切取線5で切離した紙券控202を店舗側に戻す(返送する)ことで、商品券本体201は、商品券100に記載された券面額の価値を有する。これにより消費者は、商品券本体201を商品券(券面額に記載された一定金額の商品を提供してもらう権利)として、使用することが可能になる。
【0081】
尚、店舗側は、前述した消費者が記入した個人情報(紙券控202)を利用して、ダイレクトメール等により、今後の集客等に活用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本考案は、和紙を主体とする旅行券、ギフト券、クーポン券、小切手、商品券、又は食事券の紙券の構造に関し、特に、オリジナル旅行券(旅行に関する情報を記載した紙券)に関する。このオリジナル旅行券を取扱う、旅行等の業務を扱う旅行代理店と、このオリジナル旅行券の取得を意図する消費者との関係における紙券に関し、この紙券の偽造防止と、抑制を図るために、紙券を和紙で作成すること、また、オリジナル旅行券を和紙で製作することにある。
【0083】
1 パンフレット
100 商品券
1a 表面
1b 裏面
2 紙券
200 オリジナル旅行券
201 商品券本体
202 紙券控
3 記載事項
4 和紙
4a こうぞ
4b 長い繊維
400 繊維模様
5 切取線
A 目録内容
B 目録内容
C 目録内容
D 目録内容

(57)【要約】

【課題】旅行券などの紙券を和紙で製作し、紙券の一部をカットして作成する控部分との間に残る繊維模様を真贋確認用として用いる紙券を提供する。【解決手段】パンフレット1は、和紙4で構成するとともに、この和紙4の全体、又はその少なくとも切取線5(切取部)には、繊維模様400が形成される。そして、このパンフレット1には、この切取線5で区画された目録内容A、B、Cが形成される。この目録内容Aが、パンフレット1が意図する趣旨で、例えば、利用目的、予算、日時、期間等である。そして、この実施例では、旅行に関する必要事項で、例えば、旅行先、旅行目的、予算、日時等の状況を示している。紙券2は、向って右端の縁を除いて、その三方向に切取線5を確保することで、確実な偽造防止と、その抑制に効果がある。


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