(54)【考案の名称】靴用中敷き

(73)【実用新案権者】ヒカリ技研工業株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、靴底の内面に敷いて使用するものであって、突起を有する中敷きに関し、さらに詳しくは、エチレン酢酸ビニル共重合体とエチレンプロピレンゴムを主体とするポリマーを射出成形して架橋発泡させたものに関する。

【従来の技術】

【0002】
突起を有する靴用中敷きは従来から広く使用されており、また、それに関する提案も多数見受けられる。そして、その素材はほとんどが硬質ゴムや合成樹脂あるいはパラフィン系ワックスで、成形したものがほとんどである。(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】

【効果】

【0013】
請求項1記載の考案によれば、ポリマーの射出成形による架橋発泡という極めて簡単な工程により、軟らかくてクション性に優れ、かつ極めて軽い靴用中敷きを得ることができる。また、耐摩耗性、耐防滑性、耐寒性、耐候性、耐薬品性に優れているのみならず、屈曲に対しても強靭である。さらに、エチレン酢酸ビニル共重合体とエチレンプロピレンゴムを主体とするポリマーからなる複数段の膨出部2により、足裏のつぼをより刺激することができる。
【0014】
請求項2記載の考案によれば、足裏のつぼを一層刺激することができる。
【0015】
請求項3記載の考案によれば、カラフルな靴用中敷きとなり、デザイン的にも優れたものとなる。
【0016】
請求項4記載の考案によれば、軟らかい中敷き本体1の裏面が紙をプレスした層3で保護されるのみならず、表側の複数段に突出する膨出部2に掛かる力が中敷き本体1より硬い裏面の層3にそのまま掛かるので、足裏のつぼをさらに一層刺激することができる。
【0017】
請求項5記載の考案によれば、紙をプレスした層3が摩耗するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本考案に係る靴用中敷きの一例を示す斜視図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その底面図である。
【図4】図2のA−A、B−B部分の拡大平面図である。
【図5】図4のC−C線切断部の端面図である。

【0019】
本考案に係る靴用中敷きの一例を、図面に基いて説明する。この靴用中敷きNは、エチレン酢酸ビニル共重合体とエチレンプロピレンゴムを主体とするポリマーを射出成形して架橋発泡させた低発泡体の成型品である。
【0020】
ポリマーの射出成形による架橋発泡という極めて簡単な工程により、軟らかくてクション性に優れ、かつ極めて軽い靴用中敷きを得ることができる。また、耐摩耗性、耐防滑性、耐寒性、耐候性、耐薬品性に優れているのみならず、屈曲に対しても強靭である。
【0021】
このように、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)とエチレンプロピレンゴム(EPR)を主体とするポリマーを射出成形して架橋発泡させ、低発泡体の成型品である靴用中敷きとした場合には、従来の硬質ゴムや合成樹脂あるいはパラフィン系ワックスを主成分とする靴用中敷きに比べて、軟らかいものとなる。
【0022】
図1、図2に示すように、平坦な中敷き本体1の上面から複数段に突出する膨出部2が全体にわたって多数一体的に形成されている。従って、この靴用中敷きNを用いると、エチレン酢酸ビニル共重合体とエチレンプロピレンゴムを主体とするポリマーからなる複数段の膨出部2で、足裏のつぼをより刺激することができる。
【0023】
足裏のつぼに対応させて、多数の膨出部2を中敷き本体1の全体にわたって配置することができる。また、多数の膨出部2の大きさを自由に変えることもできる。さらに、多数の膨出部2の高さを異ならしめることもできる。
【0024】
図4、図5に拡大して示すように、ここには、リング状の部分が低い膨出部2aとなっており、その内側が前記膨出部2aより一段高い膨出部2bとなっている、膨出部2が二段の場合を例示しているが、その段数を三段以上にしても良いことは勿論である。ただし、低い一段の膨出部2aだけでは、足裏のつぼを刺激するのに適していないので、好ましくない。
【0025】
足裏のつぼに対応させて、膨出部2の段ごとに硬さを異ならしめておくことができる。この靴用中敷きNを用いると、足裏のつぼをさらに一層刺激することができる。膨出部2が二段の場合には、一段高い前記膨出部2bを硬くすると、前記効果が増大する。
【0026】
膨出部2の段ごとに、色を異ならしめておくことができる。膨出部2の段ごとに色を異ならしめておくと、カラフルな靴用中敷きNとなり、デザイン的にも優れたものとなる。
【0027】
図1、図5に示すように、ここには、低発泡体の平坦な中敷き本体1の裏面に、紙をプレスした層3を積層した場合が例示されている。紙をプレスした層3が積層されていると、軟らかい中敷き本体1の裏面が紙をプレスした層3で保護されるのみならず、表側の複数段に突出する膨出部2に掛かる力が中敷き本体1より硬い裏面の層3にそのまま掛かるので、足裏のつぼをさらに一層刺激することができる。
【0028】
また、図1、図3および図5に示すように、ここには、紙をプレスした層3の裏面に、布4をさらに積層した場合が例示されている。布4がさらに積層されていると、中敷き本体1より硬い層3の裏面がこの布4で保護されるので、紙をプレスした層3が摩耗するのを防止できる。
【0029】
なお、図1、図2、図4に示すように、中敷き本体1の周囲には、細い凹凸模様5が多数形成され、また、図1〜図4に示すように、その内側を裏側にまで達する糸6が縫い付けられている。多数の細い凹凸模様5は、中敷き本体1の成形時において同時成形することができる。
【0030】
1…中敷き本体、2…膨出部、2a…低い膨出部、2b…高い膨出部、3…紙をプレスした層、4…布、N…靴用中敷き。

(57)【要約】

【課題】軟らかくてクション性に優れ、なおかつ、足裏のつぼを適度に刺激することができる靴用中敷きを提供する。【解決手段】エチレン酢酸ビニル共重合体とエチレンプロピレンゴムを主体とするポリマーを射出成形して架橋発泡させ、低発泡体の成型品である。平坦な中敷き本体1の上面から複数段に突出する膨出部2を一体的に形成する。低発泡体の平坦な中敷き本体1の裏面に、紙をプレスした層3を積層することができる。紙をプレスした層3の裏面に、布4をさらに積層することができる。


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