(54)【考案の名称】音声コミュニケーション装置及びコミュニケーションボード

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は音声コミュニケーション装置及びコミュニケーションボードに関し、特に、発話に障害のある使用者の使用に供する、音声コミュニケーション装置及びコミュニケーションボードに関する。

【従来の技術】

【0002】
音声コミュニケーション装置は発話に障害のある人に補助を提供あるいは発話を代替するコミュニケーションツールである。現在市場において最もよく見受けられる音声コミュニケーション装置は、タッチ制御式の音声コミュニケーションボードである。例えば出願人が米国で取得した特許第6369721号は、コミュニケーションカードとデータ処理装置を含む。このコミュニケーションカードはデータ処理装置上に設置して使用されるため、使用者は使用時にコミュニケーションカードだけでなく、装置全体を携帯する必要があった。一方でコミュニケーションカード上で使用者に十分な単語や意味を提供できるようにするには、タッチ制御式であるため、コミュニケーションカードの面積が小さすぎてはならず、コミュニケーションカードを設置するための装置の面積もコミュニケーションカードに合わせる必要があった。そのため、これら相互に制限され、全体の体積と重量が大きすぎてしまい、携帯に不便である。また、ページめくりまたはページ換えができるコミュニケーションカードもあり、それによりコミュニケーションカードを設置する装置の体積を縮小しているが、ページめくりまたはページ換えは即時のコミュニケーションにおいて不便である。このほか、このような音声コミュニケーションボードは使用者に即時に音声コミュニケーションボードで完全な文を表現する機能はなく、毎回使用者が1つの単語を選択すると、その単語を再生するだけで、使用者に先に完全な文(複数の単語)を入力させて、その文を再生することはできず、使用上不便である。
【0003】
また、光学式ペン(OID Pen、光学式インデックスペン、OID/Optical Index/Optical Identificationとも呼ばれ、本考案の内容においては音声信号処理装置と呼ぶ)はすでに少なくとも7〜8年の発展を遂げているが、外国語学習やストーリーブック等の言語学習において使用されるのみであり、心身障害者の言語コミュニケーション補助には使用されたことがない。
【0004】
このため、発話に障害のある人が携帯して使用でき、音声を発して正確に自己を表現することができる音声コミュニケーション装置を提供し、発話に障害のある人の生活を改善する必要がある。
【0005】

【効果】

【0010】
本考案の音声コミュニケーション装置及びコミュニケーションボードは、発話に障害のある人が携帯して使用でき、音声を発して正確に自己を表現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本考案の音声コミュニケーション装置の概略図である。
【図2】本考案のデジタル音声信号処理装置の概略図である。
【図3】本考案のコミュニケーションボードの断面図である。
【図4】本考案の中国語注音符号のコミュニケーションボードの概略図である。
【図4A】本考案に基づいた実施例の文字ブロックとその対応する識別コードブロックの概略図である。
【図5】本考案の英文アルファベット文字のコミュニケーションボードの概略図である。
【図6】本考案の中国語ピンインのコミュニケーションボードの概略図である。
【図7】本考案の日本語のコミュニケーションボードの概略図である。

【0012】
本考案の上述及びその他の目的、特徴、利点をよりはっきりとわかりやすく示すため、以下、本考案の具体的な実施例を挙げ、図面を組み合わせて詳細に説明する。
【0013】
図1に本考案の音声コミュニケーション装置の概略図を示す。本考案の音声コミュニケーション装置1は、デジタル音声信号処理装置8とコミュニケーションボード10を含む。コミュニケーションボード10はデジタル音声信号処理装置8に組み合わせて使用し、発話を補助または代替するコミュニケーションツールとしての目的を達する。本考案は特に、身心障害者、脳梗塞患者、老人、運動神経障害者等、発話に障害がある、流暢に話ができない、または正確に発音ができない使用者に特に適している。
【0014】
図2に本考案のデジタル音声信号処理装置8の概略図を示す。本考案のデジタル音声信号処理装置8は、データの読み取りに用いるコード読取モジュール81と、保存したソフトウェアプログラム及び音声データを含むメモリ82と、当該コード読取モジュール81が読み取ったデータをデコードするデコーディングモジュール83と、音声を発するために用いる音声出力装置84と、処理ユニット85を含む。処理ユニット85はコード読取モジュール81(基本的にレンズ及びCCDまたはCMOSの組み合わせで成る)、メモリ82、デコーディングモジュール83、音声出力装置84と電気的に接続され、コード読取モジュール81、メモリ82、デコーディングモジュール83、音声出力装置84(スピーカーなど)の制御に用いられる。デジタル音声信号処理装置8(またはOID Pen、光学式インデックスペン、OID/Optical Index/Optical Identificationとも呼ばれる)のハードウェアは既知の装置であるため、ここでは説明を省略する。
【0015】
図3に本考案のコミュニケーションボード10の断面図を示す。本考案のコミュニケーションボード10は、薄型シート20、文字印刷層31、識別コード印刷層32を含む。薄型シート20はプリント可能面21を含む。文字印刷層31と識別コード印刷層32は当該プリント可能面21上に付着される。薄型シート20は、例えば紙とすることができ、文字印刷層31と識別コード印刷層32は、例えばトナー、印刷インク、インク等とすることができる。最良の実施例は、印刷機、プリンタ(printer、レーザープリンタやインクジェット式プリンタ)でトナー、印刷インクまたはインクを薄型シート20上にプリントする。このため、コミュニケーションボード10は、紙、紙状物、薄板、任意の物品上に貼付された紙及び該物品、或いはプリント可能な薄型シート20を含む任意の物品とすることができる。
【0016】
図4をあわせて参照する。文字印刷層31は、例えば
[fig000003]
等の複数の文字ブロック41を含む。識別コード印刷層32は複数の識別コードブロック42を含み、そのうち各識別コードブロック42は各文字ブロック41にそれぞれ対応する。各複数の識別コードブロック42は、デジタル音声信号処理装置8の識別に供するデータを含む。実施例に基づいて説明すると、これらデータは非常に小さな点状コード(二次元コードなど)であり、基本的には虫眼鏡で拡大して肉眼でやっとはっきりと見えるものである。図4Aに示すように、
[fig000004]
という文字ブロック41に
[fig000005]
をプリントし(
[fig000006]
は文字印刷層31のある一部分である)、
[fig000007]
のこの文字ブロック41が1つの識別コードブロック42に対応し、この識別コードブロック42に二次元コード(例えば『00053』を表す二次元コード)がプリントされる。各識別コードブロック42にプリントされる二次元コードが表す識別コードは、異なることに注意が必要である。
【0017】
続いて、本考案の音声コミュニケーション装置1の使用方法を説明する。図1〜4Aをあわせて参照する。使用者がデジタル音声信号処理装置8を使用し、ある文字ブロック41(例えば
[fig000008]
)に対応する識別コードブロック42を選択すると、コード読取モジュール81が識別コードブロック42の画像を取得し、続いてデコーディングモジュール83がこの識別コードブロック42(例えば『00053』)をデコードした後、処理ユニット85が識別コードブロック42のデータ(例えば『00053』)に基づいて、『00053』に対応する音声データ(例えばメモリ82中に保存された
[fig000009]
を発する音声データ)を取得し、音声出力装置84で
[fig000010]
の音を発する。
【0018】
図4に本考案の中国語注音符号のコミュニケーションボード10の概略図を示す。上述の複数の文字ブロック41は複数の文字記号ブロック50と複数の機能ブロック60を含む。詳しく説明すると、各文字ブロック41は文字記号ブロック50または機能ブロック60とすることができ、即ち、各文字記号ブロック50はすべて1つの文字ブロック41であり、各機能ブロック60もまたすべて1つの文字ブロック41である。文字記号ブロック50は使用者がある文字または組み合わせてある文字を成す音を選択するために用いられる。次の実施例は中国語注音符号を例として説明するが、複数の文字記号ブロック50はそれぞれ図5から図7に示すように英文アルファベット文字やピンイン、日本語とすることもでき、これについては後で詳細に説明する。複数の文字記号ブロック50は複数の数字ブロック52を含み、使用者が必要な少なくとも1つの数字の選択に用いられる。本実施例において、複数の文字記号ブロック50はさらに37個の中国語注音符号と声調記号
[fig000011]
を含む。複数の機能ブロック60は使用者が異なる機能を選択するために用いることができ、文字記号ブロック50に組み合わせて使用される。以下の説明において、使用者はデジタル音声信号処理装置8を利用して各文字ブロック41(文字記号ブロック50または機能ブロック60を問わない)を選択する。
【0019】
本考案の音声コミュニケーション装置1はコミュニケーションモードと標準音モードを含む。使用者はこの2つのモードを切り替えて使用することができる。複数の機能ブロック60はコミュニケーションブロック65と標準音ブロック64を含む。コミュニケーションブロック65は使用者がある文字の音を表すために用いることができ、使用者がデジタル音声信号処理装置8でコミュニケーションブロック65を選択すると、使用者が複数の文字記号ブロック50中から選択した、または組み合わせて構成したある文字の音を音声出力装置84が発する。使用者がデジタル音声信号処理装置8で標準音ブロック64を選択すると、音声出力装置84がまず選択された複数の文字記号ブロック50の音をそれぞれ発し、さらに各複数の文字記号ブロック50を組み合わせて成るある文字の音を発する。本実施例においては、あらかじめコミュニケーションモードに設定してあり、即ち、使用者がデジタル音声信号処理装置8で『1』の文字記号ブロック50を選択すると、音声出力装置84が『1』の音を発する。また、例えば使用者が『我』の字を表したいとき、複数の文字記号ブロック50中の
[fig000012]
を順に選択すると、音声出力装置84が『我』の音を発する。使用者が標準音ブロック64を選択すると、標準音モードに切り替わり、このモード下で使用者が例えば
[fig000013]
を順に選択したとき、音声出力装置84は
[fig000014]
の音を順に発する。この機能は学習や発音矯正を助けたり、児童の標準音の学習に応用したりすることができる。使用者がコミュニケーションモードに再度切り替えたいときは、コミュニケーションブロック65を選択すると、音声コミュニケーション装置1がコミュニケーションモードに戻る。
【0020】
複数の機能ブロック60はさらに文章ブロック61を含み、使用者が2つ以上の文字の音を連続して表すことができる。使用者がデジタル音声信号処理装置8で文章ブロック61を選択すると、使用者が文章ブロック61を選択する前に、複数の文字記号ブロック50中から選択した、または組み合わせた各文字の音を音声出力装置84が発する。例えば、使用者が
[fig000015]
を順に選択した後に、文章ブロック61を選択すると、音声出力装置84が『我4點下課』(「私は4時に授業が終わります」の意味)の音を発する。
【0021】
複数の機能ブロック60はさらに記憶ブロック67、再生ブロック66、確認ブロック68を含む。記憶ブロック67と再生ブロック66は複数の数字ブロック52を組み合わせて使用することができる。記憶ブロック67は使用者が選択した、または組み合わせて構成した各文字の音をデジタル音声信号処理装置8中に記憶することができる。再生ブロック66は使用者がデジタル音声信号処理装置8の音声出力装置84を利用し、使用者が記憶ブロック67を使用して、デジタル音声信号処理装置8に保存した、使用者が選択した、または組み合わせて構成した各文字の音を再生する。確認ブロック68は使用者が記憶ブロック67または再生ブロック66を利用して完成した動作の確認に用いる。例えば、使用者がまず
[fig000016]
を順に選択し、そして記憶ブロック67を選択した後、数字ブロック52を選択し(例えば『2』『3』を選択)、さらに確認ブロック68を選択すると、『我4點下課』の音をデジタル音声信号処理装置8中の第23メモリ領域に保存することができる。本考案が提供する第1〜第99のメモリ領域は、使用者による記憶ブロック67での保存に供することができる。使用者が再度『我4點下課』の語句を表現したいときは、再生ブロック66を選択し、『2』『3』を選択した後、確認ブロック68を選択すると、デジタル音声信号処理装置8の音声出力装置84が『我4點下課』の音を発する。これにより、常用語句を保存して必要時に再生でき、時間を節約することができる。また、複数の機能ブロック60はさらに語句を分けるために用いる読点ブロック69を含み、使用者は自分の表現したい意味をより正確に表すことができる。
【0022】
図5から図7に本考案の英文アルファベット文字、ピンイン、日本語のコミュニケーションボード10の概略図をそれぞれ示す。数字ブロック52(文字記号ブロック50に属する)と機能ブロック60の作用は前述の中国語注音符号のコミュニケーションボード10と同じであり、説明を省略する。その他文字記号ブロック50の使用方式について、以下で例を挙げて説明する。
【0023】
図5を参照する。文字記号ブロック50はAからZの英文アルファベット文字と数字ブロック52を含む。コミュニケーションモード下で、使用者が『cat』という語を表現したいときは、複数の文字記号ブロック50中の『c』『a』『t』を順に選択すると、音声出力装置84が『cat』の音を発する。
【0024】
続いて図6の中国語ピンインのコミュニケーションボード10の概略図を参照する。コミュニケーションモード下で、使用者が『魚』という語を表現したいときは、複数の文字記号ブロック50中の
[fig000017]
を選択すると、音声出力装置84が『魚』の音を発する。
【0025】
最後に図7の日本語のコミュニケーションボード10の概略図を参照する。コミュニケーションモード下で、使用者が『いな』という語を表現したいときは、複数の文字記号ブロック50中の『い』『な』を選択すると、音声出力装置84が『いな』の音を発する。
【0026】
上述のように、図5から図7のその他機能ブロック60の作用は前述の中国語注音符号のコミュニケーションボード10の機能ブロック60と同じであるため、説明を省略する。
【0027】
1 音声コミュニケーション装置
8 デジタル音声信号処理装置
10 コミュニケーションボード
20 薄型シート
21 プリント可能面
31 文字印刷層
32 識別コード印刷層
41 文字ブロック
42 識別コードブロック
50 文字記号ブロック
52 数字ブロック
60 機能ブロック
61 文章ブロック
64 標準音ブロック
65 コミュニケーションブロック
66 再生ブロック
67 記憶ブロック
68 確認ブロック
69 読点ブロック
81 コード読取モジュール
82 メモリ
83 デコーディングモジュール
84 音声出力装置
85 処理ユニット

(57)【要約】

【課題】発話を補助または代替するコミュニケーションツールとして、特に発話に障害のある使用者の使用に適した、音声コミュニケーション装置を提供っする。【解決手段】音声コミュニケーション装置1は、特に発話に障害のある使用者の使用に適しており、コミュニケーションボード10とデジタル音声信号処理装置8を含む。前記コミュニケーションボード10は複数の文字ブロックと複数の識別コードブロックを含み、前記文字ブロックは使用者がある文字、または組み合わせてある文字を構成する音を選択するために用いられ、前記各識別コードブロックは前記各文字ブロックにそれぞれ対応し、かつ前記デジタル音声信号処理装置8の識別に供するデータを含む。


【パテントレビュー】

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