(54)【考案の名称】印刷用はくり紙及びカバー

(51)【国際特許分類】

B42D 1/08 ・アルバム

(73)【実用新案権者】セキセイ株式会社

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、例えば、記録媒体から読み込んだ写真データや文字等が印刷された後、複数のページ部を有するように冊子状に折り曲げられる印刷用はくり紙及び冊子状に折り曲げられた印刷用はくり紙が取り付けられるカバーに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、写真印刷専用の用紙は、L判のように1枚の写真を作製するものである。そして、一般に、多数の写真を見易くするアルバムを作るために、ポケットアルバムの多数の写真ポケットに一枚ずつ写真を入れてアルバムにしたり、粘着性を有する台紙上に写真を並べた後、フィルムで覆ってアルバムにしたりしている(例えば特許文献1参照。)
【0003】

【効果】

【0014】
以上のように、本考案の印刷用はくり紙を用いることにより、所望の大きさで簡単にアルバムを作製でき、さらに、粘着面同士を貼り合わせる際にも、粘着面が弱粘着剤で形成されているために、貼り合わせ位置がずれたとしても貼り合わせ面を剥がして簡単に貼り直しをすることができるので、粘着面同士を常に位置が合わされた状態に貼り合わすことができ、仕上がりの美しいアルバムを作製できる。
【0015】
また、本考案の印刷用はくり紙から剥がし取られて冊子状に形成された印刷領域が取り付けられるカバーは、冊子状に形成された印刷領域における両端のページ部の裏面粘着面をカバーの貼り合せ部に貼り合わせて表紙のしっかりしたアルバムを形成したり、冊子状に形成された印刷領域における両端のページ部を粘着面同士が貼り合わされた状態にしておいて、これら両端のページ部をカバーのポケット部に挿入して表紙のしっかりしたアルバムを形成したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本実施形態1による印刷用はくり紙であって、ページ部がハート形状となる長尺な印刷領域が4段形成された状態を示す平面図である。
【図2】本実施形態1による印刷用はくり紙であって、離型紙からシール紙の印刷領域のみを剥がした状態を示す平面図である。
【図3】本実施形態1による印刷用はくり紙であって、離型紙から剥がされた印刷領域の折り曲げ方を示す説明図である。
【図4】図3の印刷領域を折り曲げて、粘着面同士が貼り合わされた状態を示す説明図である。
【図5】本実施形態1による印刷用はくり紙であって、粘着面同士が貼り合わされた状態の印刷領域と、この印刷領域が取り付けられるカバーとを示す分解斜視図である。
【図6】本実施形態1による印刷用はくり紙の冊子状に形成された印刷領域がカバーに取り付けられて形成された携帯電話機用ストラップを携帯電話機に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図7】本実施形態2による印刷用はくり紙であって、粘着面が露出しないように粘着面同士が貼り合わされた状態の印刷領域と、この印刷領域の端部ページ部が挿入されるポケット部を有するカバーとを示す分解斜視図である。
【図8】本実施形態3による印刷用はくり紙であって、ページ部の開き状態がハート形状となる長尺な印刷領域が2段形成された状態を示す平面図である。
【図9】本実施形態4による印刷用はくり紙であって、ページ部の開き状態がハート形状となる長尺な印刷領域が3段形成された状態を示す平面図である。
【図10】本実施形態5による印刷用はくり紙であって、ページ部が四角形となる長尺な印刷領域が3段形成された状態を示す印刷用はくり紙の平面図と、この印刷用はくり紙から剥がされた印刷領域の折り曲げ状態を示す斜視図である。
【図11】本実施形態5による印刷用はくり紙において、印刷領域部分を折り曲げて、粘着面同士が貼り合わされて冊子状に形成された状態を示す斜視図である。
【図12】本実施形態5に係る印刷領域が取り付けられるカバーの斜視図である。
【図13】本実施形態5による印刷用はくり紙の冊子状に形成された印刷領域がカバーに取り付けられて形成された携帯電話機用ストラップを携帯電話機に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図14】本実施形態6による印刷用はくり紙であって、粘着面が露出しないように粘着面同士が貼り合わされた状態の印刷領域と、この印刷領域の端部ページ部が挿入されるポケット部を有するカバーとを示す分解斜視図である。
【図15】本実施形態7による印刷用はくり紙であって、ページ部の開き状態がハート形状となる印刷領域が2段形成された状態を示す平面図である。
【図16】本実施形態8による印刷用はくり紙であって、ページ部の開き状態が長方形状となる印刷領域が3段形成された状態を示す平面図である。
【図17】本実施形態7による印刷用はくり紙の2枚の印刷領域の粘着面同士が貼り合わされた状態と、この印刷領域が取り付けられるカバーとを示す分解斜視図である。
【図18】本実施形態7による印刷用はくり紙の3枚の印刷領域を粘着面が露出しないように粘着面同士が貼り合わされた状態の印刷領域と、これら印刷領域の端部ページ部が挿入されるポケット部を有するカバーとを示す分解斜視図である。

【0017】
以下に、本考案の実施形態1に係る印刷用はくり紙について添付図面を参照しながら説明する。図1は、画像が印刷された印刷用はくり紙1aの平面図が示されている。
【0018】
印刷用はくり紙1aは、表面が画像が印刷される印刷面3となり、裏面が粘着面4となるシール紙2と、このシール紙2の粘着面4が貼り合わされる離型紙5とを有する。印刷用はくり紙1aは、所定の形状の印刷領域6と切除領域7とに切断された状態のシール紙2が離型紙5に貼り合わされている。
【0019】
シール紙2は、表面に画像データが印字され、裏面は粘着面4となっている。シール紙2としては、表面が光沢を有する写真用光沢紙を使用すると、写真画像を印刷した際に、きれいな仕上りにすることができる。シール紙2の裏面は、弱粘着剤が塗布されて粘着面4が形成されている。弱粘着剤は、一旦貼り合わせた後に、剥がして再度貼り合わせることができる程度の粘着力のものを用いている。
【0020】
シール紙2は、画像が印刷される印刷領域6と、排除される切除領域7とに分かれており、印刷領域6と切除領域7とが切断線8によって切断された状態で、離型紙5にシール紙2が貼り合わされて印刷用はくり紙1aが形成されている。
【0021】
本実施形態1の印刷用はくり紙1aは、図1に示すように、ハート形状が横並びに4つ連続した状態の印刷領域6が上下に4段形成されている。横長の一つの印刷領域6には、ハート形状の中心にミシン目61が形成され、隣接するハート形状の境界部分に押し圧による凹み部62が形成され、ミシン目61と凹み部62とが横方向に交互に形成されている。なお、凹み部62が本考案の罫線となる。
【0022】
そして、ハート形状の半分の領域に1枚の画像が印刷されるようになっており、本実施形態1では、図1に示すように、一つの印刷領域6に、8枚分の画像を印刷することができ、1枚の印刷用はくり紙1aには4段の印刷領域6が形成されているので、1枚の印刷用はくり紙1aには、合計32枚分の画像を印刷できる。なお、印刷領域6には、写真画像だけでなく、絵や文字等を印刷することもできる。
【0023】
印刷領域6と切除領域7とに分割されている印刷用はくり紙1aに対して、パーソナルコンピュータ及びプリンタを用いて印刷領域6に画像データを印刷する。まず、印刷する前に、パーソナルコンピュータにより、画像の向き、順番、位置、画像の枚数が設定されて、プリンタによりその設定条件でシール紙2の印刷面3における印刷領域6に画像が印刷される。
【0024】
印刷が終了すると、印刷用はくり紙1aの切断線8に沿って、印刷領域6の部分を離型紙5から剥がすと図2に示した状態になる。本実施形態1では、ミシン目61は切断しない。図3に示すように、離型紙5から剥がされたシール紙2の印刷領域6の部分は、ミシン目61において谷折に折り曲げられ、凹み部62において山折りに折り曲げられる。折り曲げられると、粘着面4同士が対向するので、粘着面4同士を粘着面4がずれないように貼り合わせる。なお、粘着面4は、弱粘着剤で形成されているので、貼り合わせの位置がずれた場合には、剥がして簡単に貼り合わせをやり直すことができる。
【0025】
そして、図4に示すように、折り曲げ線であるミシン目61を谷折りに折り曲げ、凹み部62を山折りに折り曲げて、対向する粘着面同士を貼り合わせていき、シール紙2の印刷領域6を冊子状に形成する。このように、印刷領域6をミシン目61と凹み部62とにおいて折り曲げ、粘着面4同士を貼り合わせると、図5に示すように、シール紙2の印刷領域6は、ハート形状の半分の領域が1ページ分となるページ部9が複数形成された冊子状になる。
【0026】
このとき、粘着面4の弱粘着剤として、経時的に粘着力が強くなるものを使用できる。この場合、粘着面4同士を貼り合わせて印刷領域6を冊子状に形成する際には、容易に貼り直しができるので位置ずれの無い冊子状に形成でき、時間経過すると、粘着面4の貼り合わせが強固になり、印刷領域6が冊子状に良好に形状維持される。
【0027】
さらに、図5に示すように、表表紙と裏表紙が一体となったカバー10を作製し、このカバー10の内側の面の貼り合せ部10aに、冊子状に折り曲げられたシール紙2の印刷領域6における露出された粘着面4を貼り付けると、カバー10で冊子状の印刷領域6が覆われたアルバム11が仕上がる。図5のアルバム11は、図6に示すように、携帯電話機12に取り付けられるストラップタイプのアルバム11である。なお、カバー10は、シート状の芯材に着色した合成樹脂シートや布や紙で覆って形成してもよい。
【0028】
また、図5に示す冊子状に折り曲げた印刷領域6は、粘着面4が露出するので、この露出された粘着面4同士を貼り合わせて画像が印刷されたページ部9のみとなるように冊子状に形成することもできる。さらには、図7に示す実施形態2のように、ハート型の半分が端になるように印刷領域6を形成し、端に粘着面4が露出しないように粘着面4同士を貼り合わせて冊子状に形成することもできる。なお、図7に示す印刷領域6は実施形態1と同じ構成部分は同じ符号で示している。この場合には、図7に示すように、カバー10を透明のシートで形成すると共に、折り曲げて冊子状に形成された印刷領域6の端のページ部9を差し込むポケット部10bを内面側に形成し、このポケット部10bにページ部9を差し込むことにより、カバー10の外側から印刷された画像が表紙となって現れるアルバム11を作製することができる。
【0029】
また、本実施形態1では、ページ部9の1ページ分の大きさは、携帯電話機12のストラップに用いるためにハート半分の大きさが、幅3.5cm未満、縦4cm未満と小さく形成している。しかしながら、1ページ分の大きさは、カバンに入る程度の手帳の大きさや、名刺サイズの大きさなど、所望の大きさにすることもできる。
【0030】
そして、実施形態1では、1つの印刷領域6から8ページ分が形成されるようになっているが、所望のページ数に形成することができ、また、複数の印刷領域6を連結させて冊子状に形成してもよい。
【0031】
さらに、印刷用はくり紙1aに形成する印刷領域6は、図8に示す実施形態3のように、上下に2段形成するようにしてもよいし、図9に示す実施形態4のように、上下に3段形成するようにしてもよいし、任意の段数に形成することができる。なお、図8及び図9も同じ構成部分は、同じ符号で示している。
【0032】
さらに、上記各実施形態は、ハート型となるように印刷領域6を形成したが、図10及び図11に示す実施形態5の印刷用はくり紙1bのように折り曲げて冊子状にしたときに四角形になるように形成してもよい。
【0033】
図10に示す印刷用はくり紙1bは、6ページ分が形成される印刷領域6が上下に3段形成されている。この場合、3段分の印刷領域6を離型紙5から剥がした後、ミシン目61を谷折りにし、凹み部62を山折りにして、それぞれの端部の粘着面4同士を貼り合わせることにより、合計18ページの冊子状のアルバムを形成できる。この場合も、最も端の粘着面4は露出した状態になるので、図12に示すように表表紙と裏表紙とが一体となった四角形状のカバー10の内面に形成する貼り合せ部10aに貼り合わせることにより表紙を有するアルバム11を形成することができる。この場合も、図13に示すように、携帯電話機12に取り付けるストラップタイプのアルバム11とすることができる。なお、実施形態5の印刷用はくり紙1bも、実施形態1と同じ構成部分は、同じ符号で示している。また、印刷領域6は、ページ数、段数ともに任意の数に形成することができる。
【0034】
また、図11に示す冊子状に折り曲げた印刷領域6は、粘着面4が露出するので、この露出された粘着面4同士を貼り合わせて画像が印刷されたページ部9のみとなるように冊子状に形成することもできる。さらには、図14に示す実施形態6のように、印刷領域6は、端に粘着面4が露出しないように冊子状に形成することもできる。なお、図14に示す印刷領域6は実施形態5と同じ構成部分は同じ符号で示している。この場合には、図14に示すように、カバー10を透明のシートで形成すると共に、折り曲げて冊子状に形成された印刷領域6の端のページ部9を差し込むポケット部10bを内面側に形成し、このポケット部10bにページ部9を差し込むことにより、カバー10の外側から印刷された画像が表紙となって現れるアルバム11を作製することができる。
【0035】
さらに、ハート型の印刷領域6を形成する場合、1枚の印刷用はくり紙1aに、1つのハート型の印刷領域6を同形及び同サイズとなるように2以上形成することもできる。例えば、図15の実施形態7に示すように、A4サイズの1枚の印刷用はくり紙1aに、1つのハート型の印刷領域6を上下に2段形成することができる。この場合、ハート型の印刷領域6の左右にそれぞれ1つのページ部が形成され、ハートの中心線がミシン目61で形成されている。
【0036】
また、四角形の印刷領域6を形成する場合も、1枚の印刷用はくり紙1bに、1つの長方形の印刷領域6を同形及び同サイズとなるように2以上形成することができる。例えば、図16の実施形態8に示すように、A4サイズの1枚の印刷用はくり紙1bに、1つの長方形の印刷領域6を同形及び同サイズとなるように上下に3段形成することができる。この場合、長方形の印刷領域6の左右にそれぞれ1つのページ部が形成され、長方形の長辺を2分する中心線がミシン目61で形成されている。なお、図15及び図19も上記実施形態と同じ構成部分は、同じ符号で示している。
【0037】
さらに、実施形態7及び8の印刷領域6は、例えばハート型の印刷領域6を用いる場合、図17に示すように、2枚の印刷領域6を用いて冊子状に形成することができる。この場合、2枚の印刷領域6を離型紙5から剥がした後、ミシン目61を谷折りにし、対向する裏面が同形となるようにハート型の半分の粘着面4同士を貼り合わせた後、露出した粘着面4をカバー10の内面に形成する貼り合せ部10aに貼り合わせることにより合計4ページの冊子状のアルバム11を形成できる。
【0038】
また、図18に示すように、印刷領域6は、端に粘着面4が露出しないように冊子状に形成することもできる。この場合には、実施形態7の印刷用はくり紙1aから2枚の印刷領域6を剥がし、2枚の印刷領域6を対向する裏面が同形となるようにハート型の粘着面4同士を貼り合わせて粘着面4が露出しない冊子状に形成する。そして、カバー10は、透明のシートで形成すると共に、2枚の印刷領域6が貼り合わされた冊子状の各ページ部9を差し込むポケット部10bを内面側に形成し、このポケット部10bにページ部9を差し込むことにより、カバー10の外側から印刷された画像が表紙となって現れる合計4ページのアルバム11を作製することができる。
【0039】
このように、上記各実施形態に係る印刷用はくり紙は、複数枚の写真を個別に写真ポケットに収納してアルバムを作製する場合にくらべて、簡単に印刷製本されたアルバムを短時間で作製することができる。
【0040】
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものでなく本考案の範囲内で種々の変更を施すことができる。例えば、ページ部の形状は、四角形状やハート型に限らず、開いた状態で星型、丸型、花型など所望の形状にすることができる。
【0041】
1a,1b 印刷用はくり紙
2 シール紙
3 印刷面
4 粘着面
5 離型紙
6 印刷領域
7 切除領域
8 切断線
9 ページ部
10 カバー
10a 貼り合せ部
10b ポケット部
11 アルバム
12 携帯電話機
61 ミシン目
62 凹み部

(57)【要約】

【課題】簡単に所望の大きさの写真アルバムを作成できる印刷用はくり紙を提供する。【解決手段】表面がプリンタで写真や文字等をプリントできる印刷面3であり、裏面が粘着面4であるシール紙2と、シール紙2の粘着面4が貼着された離型紙5とを備える。シール紙2は、印刷領域6と切除領域7との境界が予め切断されて印刷領域6が切除領域7から切り離して離型紙5から剥がせるように形成される。離型紙5から剥がし取られた印刷領域6は、冊子状に複数のページ部が形成されるようにジャバラ状に折り畳んで裏面の粘着面4同士を貼り合わせ可能に構成され、かつ、粘着面4が繰り返し剥がして貼り合わせ可能な弱粘着剤により形成されている。


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