(54)【考案の名称】補整機能を有するハーフトップ

(73)【実用新案権者】富士紡ホールディングス株式会社

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案ハーフトップは、着心地が良く乳房を下側から持ち上げる効果を有するハーフトップに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、女性の使用するブラジャーとして、乳房を保持し、胸部を美しく整えるために種々の形状のものが提案されている。近年、健康志向が高まりウォーキング、エアロビクス等のフィットネス運動の隆盛もあり、ブラジャーにも種々の工夫がなされている。特に、ハーフトップとして、ブラジャーとキャミソールを兼用するようなタイプのハーフトップが好まれるようになった。
【0003】
ブラジャーとして、左右一対のカップ各々において、伸縮性がないもしくは伸縮性の少ない生地からなる脇カップ表布を設け、脇カップ表布が肩紐からカップの下縁中央部曲線内側に設けけられており、脇カップ表布と同形状の厚地裏打ち布がカップ裏側に設けられたブラジャーが知られている(特許文献1)。また、ブラジャーのカップの内側に、下辺部のみをカップの下縁部から脇側縁部にかけて略三日月形のパワーネットからなるリフト布を設けたブラジャーも知られている。(特許文献2)。更に、下着生地裏側の要所に非伸縮性又は非常に伸縮性の強い補強布を加熱融着により貼り付けた下着も開示されている(特許文献3)。
【0004】
ハーフトップとしては、ハーフトップを弾性糸を主体とする筒状編地で編成し、部分的に伸縮性の小さい編地で形成すると共に、アンダーバスト帯を幅広に構成することが知られている(特許文献4)。また、バストを引き寄せ、姿勢を正しく保つためにハーフトップ脇下布に表面に凹凸のある編織地を用いたものも知られている(特許文献5)。
【0005】
上記のような従来の下着は、非伸縮性又は非常に伸縮性の強い生地を使用するために締め付けが強く、着け心地に問題のあるものが多い。また、接着部分の生地が厚くなり、着用時の身体皮膚への圧力が一様でなく、着心地に難点があった。一方、ハーフトップ下着の形態をしたソフトブラジャーは、伸縮性が良好で圧迫感はないが、全体として伸縮性が大き過ぎるため、胸回り周辺に対する適合性や補整力が小さく、バストの垂れや外側への広がりを防止して胸の形を整える機能が低いという問題がある。
【0006】

【効果】

【0010】
本考案のハーフトップは、全体が伸縮性の素材で形成されているので無理な締め付けをせず、日常窮屈感なく使用することができる。本考案のハーフトップは伸縮性の素材で形成はしているが、バストを下側から持ち上げるバスト保持部材を袋状に形成した前胸部材の内部に設け、脇布に二枚の伸縮性素材を接合した緊締力の大きいものを使用しているので、充分なバストアップ効果を得ることが出来る。更に、バストパッドも任意のものを収納して用いることが出来る。本考案のハーフトップは下着として窮屈感なしに長時間使用することができるほか、その形状も表面から見れば通常のハーフトップと同一であるので、運動やエアロビクス等を行う際には、外衣としても着用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本考案のハーフトップを示す正面斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した本考案のハーフトップの背面図である。
【図3】図3は、図1に示しハーフトップの前胸部材の裏面を示す図である。

【0012】
本考案のハーフトップ本体1は、図面に示すように前胸部材2、後背部3、前胸部材2の脇端縁4から後背部3の脇端縁5に至る脇布6,6及び前胸部材2に接する脇布6の上端7、7から後背部3の凸部8,8を結合するストラップ9,9とよりなる。前胸部材2、後背部3、脇下布6,6は、脇端縁4及び脇端縁5において、それぞれ接着又は縫着する。本考案においては、前胸部材2には伸縮性素材を用いる。後背部3、脇布6の素材は任意であるが、伸縮性素材を使用すれば、心地よいフィット性が得られる。ストラップ9,9は、通常用いられるテープ状の紐材を使用しても良いが、伸縮性素材を使用することもできる。
【0013】
ストラップ9,9を伸縮性素材で形成する場合は、図1、図2に示すように、ストラップ9,9が前胸部材2、後背部3と結合される部分7又は凸部8から肩上方に向かい巾が広くなるように形成することによって、ストラップの肩上にかかる負担を軽減することができる。このように形成したストラップは、二枚の伸縮性素材を貼り合わせることで、更にその効果を高めることが出来る。ストラップ9,9には、適宜箇所に結合リングや、長さ調整具10を設ける。
【0014】
本考案のハーフトップ本体1の特徴は、前胸部材2の構成にある。図1に示すように、前胸部材2と、脇下布6との接合線である脇端縁4は、前胸部材2前襟刳り13の上端縁からバストカップ部11,11の左右両側を包み込むような曲線によりハーフトップ下縁12に至る。前胸部材2は、二枚の伸縮性素材を接着せずに袋状に形成する。前胸部1の前襟刳13は、接合テープにより接合部を設けて前胸部材2の身体からの浮き上がりを押さえ、バスト部が上方から覗かれることを防止する。ハーフトップ下縁12には、通常用いられている幅広の裾ゴム、伸縮性テープ等を接着又は縫着して緊締帯14とする。
【0015】
前胸部材2には、図1、図3に示すように、前胸部材2の袋状伸縮性素材の内側に、前胸部材2と同一の伸縮性素材又は同様の伸縮性素材よりなるバスト支持部材15、15を接着又は縫着する。バスト支持部材15の形状は、前胸部材の両脇端4,4からバストトップ下方を通り前胸部材下縁12に至る略三角状の伸縮性素材よりなる。このバスト支持部材15は、脇端縁4に接する部分を除き、バストトップを越えない形状を有するものとする。このように、バストの下方から脇下にかけてバストを包み込むようにバスト支持部材15を接着もしくは縫着して配置するが、バスト支持部材15を接着もしくは縫着して配置するのは、袋状前胸部材2の内側であれば表側、肌側のどちらでも良く、また表側、肌側の両方に貼り付けても良い。更に、場合によっては袋状前胸部材2の外側、もしくは肌に直接触れる部分にはりつけることも出来る。バスト支持部材15によって前胸部材2のバスト下方の両脇部分の伸縮性が抑えられ、バストを持ち上げる効果を得ることが出来る。このようにバスト支持部材15を袋状前胸部材2の内側に貼り付ける場合は、表生地の外観に支障を生じることなく、また肌に接触する部分の段差が軽減され、着心地を損なうことがない。
【0016】
前胸部材2の裏面左右上方には、バストパッドをバストカップ部11,11に挿入するための挿入口16,16を設ける。バストカップ部11,11の周囲に該当する部分は、袋状の前胸部材2を任意箇所で接着又は縫合してバストパッドの移動を防止することが出来る。更に、脇下布6は、身頃形成素材と同一もしくは同様の伸縮性素材を接着又は縫着して脇下部分の伸びを抑えることにより、脇部分の肉を押さえ、バスト支持部材15と共にバストを引き上げるバストアップ効果を高めることが出来る。
【0017】
上記のように構成した本考案のハーフトップは、前身頃を袋状に構成した前胸部材を有するように構成し、左右脇側から前中心に向かってバストを引き上げて胸の形を美しく整えるバスト支持部材を前胸部材内部下方に設け、更に脇布も伸縮性を少なく構成したので、身体へのフィット性が極めてよく、バストを下側から持ち上げると共に、肌に沿う部分に縫い目等の凹凸がないので着心地が良く、窮屈感なしに長時間使用することができ、運動時等には外衣としても着用可能である。
【0018】
1 ハーフトップ本体
2 前胸部材
3 後背部
4 脇端縁
5 脇端縁
6 脇布
7 脇布上端
8 後背部凸部
9 ストラップ
10 長さ調整具
11 バストカップ部
12 ハーフトップ下縁
13 前襟刳
14 緊締帯
15 バスト支持部材
16 バストパッド挿入口

(57)【要約】

【課題】無理な締め付けをせず、バストを下側から持ち上げ、胸の形を美しく整える機能を有するハーフトップを提供する。【解決手段】ハーフトップ前襟刳上端からカップ両脇を通りハーフトップ裾端に至る二枚の伸縮性素材で袋状に構成された前胸部材2を有し、袋状の前胸部材下方に前胸部材両脇端からバストトップ下方を通り、前胸部材下端に至る略三角型の二枚のバスト保持部材15を左右に添着してなるハーフトップであり、該前胸部材は、前胸部材両脇端に接合された脇布6によって後背部と結合され、前方脇布上端7と後背部がストラップ9によって結合されている。


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