(54)【考案の名称】再剥離可能なステッカーを備えたポストカード

(73)【実用新案権者】株式会社パステル

(73)【実用新案権者】株式会社セキグチ

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、ポストカードなどの表面に再剥離可能に貼着してそのカードに表示した内容を隠蔽したり、そのカードの表面を装飾したり保護することができる再剥離可能なステッカーを備えたポストカードに関するものである。本考案はさらに展開してポストカード(ハガキ)のみならず、前記ステッカーや別の写真などの展示用乃至掲示用のスタンドとしても使用できるようにした再剥離可能なステッカーを備えたポストカードに関する。

【従来の技術】

【0002】
現在の一般的な生活においては、様々な情報が表示されたり、内蔵された数多くの種類のICカードを含むカード乃至はカードに類するものが、小学生から高齢者まできわめて広範な分野において利用されている。なお、前記「カード」には、例えば交通機関が発行するカード型定期券、プリペイド型カード、チャージ型カード(ICカードを含む)など、金融機関が発行するキャッシュカードやクレジットカードなど、デパート,スーパー,コンビニ,商店街などの商業施設や小売業者、或は、それらの団体などが発行する会員カードやポイントカードなどを始めとし、学生証などを含む身分証明カードや診察カード、或は、運転免許証や「タスポ」(成人識別ICカード)、ホテルや住居などにおけるカードキーなど、およそカード状に形成されたすべてのカードが含まれる。
【0003】
上記の様々なカードは、日頃からパスケースや財布などに入れて常時携行し、必要な場所で取出して使用するが、使用の際などにそのカードに固有の表示内容が盗み視られたりして安全上好ましくないという問題がある。一方、上記のようなカードは、パスケースや財布などに入れたり、或は、カードのままで常時持ち歩いていること、並びに、適宜タイミングにおいて機械(カードリーダやカードライタ)に通すことがあるため、表面が摩耗して表示が汚損してしまい、使用に支障を来たすのみならず、見栄えも好ましくないことも多い。
【0004】
本考案の考案者らは、上記のような各種カードの問題点に鑑み、先にカードの表面にステッカーのようなシート材を再剥離可能に貼着することにより、盗み視などによる安全上の問題を回避できると共にカード表面の摩耗を防ぐのみならず、そのカードを当該カードの元の意匠とは別の意匠に見せることができるカード用ステッカーを、実用新案登録第3139039号、実願2007-8735号(特許文献1,2参照)などとして提案している。
【0005】
先に提案したカード用ステッカーは、ICカードなどに表示された個人データの盗み視を防ぐことができる表示の隠蔽性があり、しかも、カード表面の擦れによる損耗を防ぐことができるカードの機械的防護機能がある一方、そのステッカーに、任意の、或は、好みの写真やイラストなどのデザインを施すことができるので、既存カードの外見を、それとは異なる外観,意匠に形成することができるというステッカー自体の高い意匠性を特長として備えたものでる。
【0006】
上記の特長を備えた再剥離性のカード用ステッカーは、ICカードなどのカードに表示された個人情報に対する隠蔽性やカード自体の損傷を防護する防護性のほかに、ステッカーの大きさを整えてカード以外の例えばハガキ(ポストカード)などに表現された情報の隠蔽や防護に利用し、また、ステッカーに表現される意匠も優れた表現や個性豊かな表現など従来品にない趣味性や装飾性の高い意匠を表現したステッカーに形成できるという、ハード面とソフト面の両面における特長の活用が期待されるとことである。
【0007】

【効果】

【0017】
本考案では、一例として、大きくてもハガキ大に形成したシート材であって表面又は裏面に適宜印刷を施すか又は印刷を施さず、かつ、裏面に再剥離性接着剤層を形成したステッカー用シート材を、当該接着剤層において離型剤を表面に備えたステッカー用台紙上に貼設してポストカード用ステッカーを形成すると共に、小さくても前記ステッカーと略同大の透明シートであって一面を離型紙を備えてポストカードへの貼着面にしたステッカー用貼着シートを形成し、前記ステッカーとその貼着シートを、ハガキ大に形成したポストカード用台紙に保持させて再剥離可能なポストカード用ステッカーを備えたポストカードを形成したので、ハガキ大のポストカードの裏面に、通信文を書いて当該ポストカードに仮止め添付されている再剥離可能なポストカード用ステッカーと透明な貼着シートを外し前記通信文の上に貼着シートを貼着し、そのシートの上に当該ステッカーを貼着すれば、通信文がこのステッカーによって隠蔽されるので、通信の秘密が守られる。
【0018】
また、通信文の上に貼った透明な貼着シートを介して貼着したポストカード用ステッカーは再剥離可能であるから下の通信文面を傷めることなく容易に剥がすことができ、また、剥がしたポストカード用ステッカーが、既存のICカード等と同大であれば、そのステッカーを他のICカードなどのカードに貼着して利用することができる。さらに、このポストカード用ステッカーを剥がすとき、そのステッカーに設けられたツマミを利用することにより、貼着面からの剥離を容易かつ迅速に行うことができる。
【0019】
一方、ポスト用カードの通信文面に貼られたカード用ステッカーを剥がして通信文を読んだ後、再びカード用ステッカーを通信文面に貼って、デスクの上などに置けば、ポストカード用ステッカーに表示された写真,絵,イラストなどの装飾的表示を、デスク上のアクセントなどとして利用することができる。この点は、ポストカード用台紙がスタンド構造を備えているものである場合には、他の写真やイラストカードなどの展示用スタンドとしても利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本考案ポストカードの一例を展示状態に組立てた斜視図。
【図2】図1のポストカードのイ−イ線縦断面図。
【図3】図1の本考案ポストカード用台紙を写真立てに利用した状態の側面図。
【図4】本考案ポストカードの別例の使用状態の平面図。
【図5】本考案に用いるポストカード用ステッカーを例示した平面図。
【図6】図5のA−A線矢視断面拡大図。
【図7】図5のB−B線矢視断面拡大図。
【図8】本考案に用いるポストカード用ステッカーの別例の中央横断面拡大図。
【図9】本考案ポストカード用ステッカーの他の例の中央横断面拡大図。

【0021】
図1〜図3において、11は、本考案ポストカードにおいて、後述するポストカード用ステッカーCSを取外し可能に保持させたポストカード用台紙で、ここではほぼハガキ大の長方形の用紙による表台紙11a、同じ大きさの裏台紙11b、水平な底辺台紙11cを備えており、表台紙11aと底辺台紙11cとは、プレスによる折曲げ線11d介して連続し、裏台紙11bと表台紙11aとは、ミシン目などによる切取線11eを介して連続するように形成されている。
【0022】
図1の台紙11は、スタンド型に組立て展開した斜視図であるが、商品として製造され、搬送,保管などの状況では、各折曲げ線11d,切取り線11eにより、各台紙11a〜11cを積層状態に折畳み、例えば、パラフィン紙などの透明な袋体に収納して、嵩張ることがない形態で保管などされるものとする。
【0023】
上記のポストカード台紙11には、後述するポストカード用ステッカーCSとその貼着用の透明な貼着シートTSを取外し可能に仮に保持できる機能が付与されている。すなわち、表台紙11aの下部側の左右には大略弯曲したL状をなす左右対称な切込み線12,13が形成されており、切込み線12,13の斜辺に、前記ステッカーCSと貼着シートTSの下部の左右の隅部が挿込まれることにより、当該ステッカーCSと貼着シートTSが表台紙11aの表面に仮止め状態、つまり取外し可能に保持される。また、本考案では、図示しないが、底辺台紙11cを裏台紙11bと連続するように形成し、この台紙11cに、切込み線12,13を設け、当該台紙11cを表台紙11aの側に起立させて、前記切込み線12,13にステッカーCSを保持させる形態とすることもできる。
【0024】
カード用ステッカーCSと貼着シートTSの台紙11aに対する仮止め状態は、上記のような切込み線12,13への挿入保持のほか、少なくとも当該ステッカーCSの裏面の、又は、そのステッカーCSと貼着シートTSの双方の裏面、例えば、上下部の2箇所、或は、3箇所程度に、弱接着剤によるスポット状粘着点(図示せず)を形成し、この粘着点においてこのカード用ステッカーCSと貼着シートTSを前記台紙11aに仮止めして保持させることができる。
【0025】
なお、図1〜図3において、14は写真PH等を表台紙11aを写真PH等のスタンドSDに形成し、そのスタンドSDに立てかけたときそれを下から支持する支持舌片である。図では1個であるが、2個以上乃至は横長のものであってもよい。また、図1〜図3に例示したスタンドSDは、裏台紙11bをハガキとして使用するため、切取り線11eから切り離し、切込み線12,13が囲んだ部位が形成する翼片15,16を台紙11aの裏面側へ略90度折曲げ、表台紙11aの支持舌片14を手前側へ引き出すことにより形成したが、スタンドSDの形態はこれに限られるものではない。
【0026】
本考案におけるポストカード用ステッカーCSとその貼着シートTSの台紙11に対する仮止め保持状態は、上記の仮止め例に限られるものではない。例えば、切込み線12,13を、このステッカーCSの対角線上に形成してもよい。また、カード用ステッカーCSと貼着シートTSを仮止めする表,裏の台紙11a,11bは、いずれの側の台紙であってもよい。両方の台紙11a,11bに仮止め保持させる形態もあり得る。さらに、ポストカード(以下、ハガキともいう)として利用する台紙は、図1〜図3の例では、裏台紙11bとしたが、両方の台紙11a,11b、又は、表台紙11aをハガキとして利用できるようにポストカード用台紙11を形成することもできる。
【0027】
一般に紙製のハガキは、図示しないが、表側に郵便番号欄や切手貼付欄が印刷などにより形成され、裏側が通信文の記載欄(空欄)に形成されている。図に例示した本考案ポストカードでは、ハガキに使用する裏台紙11bのどちらの面を通信文の記載欄にするかは、任意である。ただし、記載した通信文の上にカード用ステッカーCSを再剥離可能に貼付するには、通信文の欄の表面に筆記具(ボールペン,サインペン等)による文章などの筆記をした後、その面に貼着シートTSを貼付することにより、当該ステッカーCSの後述する再剥離性接着剤層5を接着保持する機能を果させる。ここで、貼着シートTSは図示しないが、表面が平滑な透明シートであって、裏面にハガキ面への接着をするための接着剤層が形成され、かつ、当該接着剤層が離型紙により全面カバーされた層構造を備えたものである。
【0028】
本考案では、貼着シートTSに、表面側がナシ地又はエンボス地の透明シートを、上記例の貼着シートTSに代えて用いることがある。このエンボス地の透明シートによる貼着シートは、その裏面の接着剤と離型紙の層構成は先の例と同じであるが、表面がエンボス地であるゆえに、再剥離性の接着剤は着き難い(すぐ剥れる)か、貼着しない。そこで本考案でエンボス地の貼着シートを用いるときには、ポストカード用ステッカーは、その再剥離性接着剤に代えて強接着剤を用いたポストカード用ステッカーを使用する。強接着剤であるとエンボス面に再剥離可能に接着できるからである。
【0029】
次に、本考案では、上記で説明したポストカード用台紙11を、図4に例示するように、1枚のハガキ大の用紙で形成することができる。従って、図4の台紙11は、そのままハガキとして利用できる。また、図4の例では、ポストカード用ステッカーCSが星形とハート形に形成され、このステッカーCSでハガキの通信欄11dに書いたり(描いた)情報Inを隠蔽するため、貼着シートTSも前記の星形,ハート形のステッカーCSより一回り大きい星形,ハート形に形成されている。なお、図4の例のステッカーCS,貼着シートTSの層構造は、図1〜図3により説明した上記のステッカーCS,貼着シートTSと同様の形態とできることは勿論である。また、貼着シートTSは透明であるから、星形,ハート形などのポストカード用ステッカーCSの平面形状と異なる形状、例えば、円形や四角形であってもよい。
【0030】
次に、本考案ポストカードに用いられるポストカード用ステッカーCSの例について、図5〜図7を参照して説明する。
【0031】
図5〜図7において、1は、上面に離型剤層2に形成したポストカードステッカー用台紙、3は上面(表面)に印刷層4を形成すると共に下面(裏面)に再剥離タイプの接着剤層5を形成したステッカー用シート材、6は前記ステッカー用シート材3の上面(表面)に接着剤層7を介して積層接着した透光性シート材の一例としての透明なオーバーシート材である。なお、4a,4bは印刷層4の絵柄,文字などである。
【0032】
図5〜図7において、ポストカードステッカー用台紙1,ステッカー用シート材3,透明なオーバーシート材6は同一大きさに形成されている。しかも、図5の平面視、図6,図7の断面拡大視で判るとおり、透明なオーバーシート材6の一部(図5の下端辺と、図7の断面で表わされていない符号7参照)には接着剤層7が設けられていない。
【0033】
図5に示すように、接着剤層7が設けられない部位8には、切抜き線9によって外側に突出(図5では下方に突出)した平面形状のツマミ部10が形成されている。
【0034】
図5の例では、切抜き線9が、ポストカードステッカー用台紙1,ステッカー用シート材3,透明なオーバーシート材6より一回り小さ目に形成されていると共に、先にも述べたように、下方にツマミ10となる突出部位(切抜き線9の全体が描く四角形状よりも外側<図5の下側>に突出している)が形成され、本考案に用いるポストカード用ステッカーCSの一例が形成される。
【0035】
上記ステッカーCSでは、ツマミ10の部分は裏面に接着剤層7が無いので、ステッカー用シート材3から浮いており、従って、そのツマミ10を摘まんで透明なオーバーシート材6を持上げるようにすると、当該シート6とステッカー用シート材3は、他の部位(残りの全面)で一層になったように固着しているため、ステッカー用シート材3が透明なオーバーシート材6と一緒に台紙1から切抜き線9に沿って剥離される。
【0036】
そこで、剥離したステッカー用シート材3(上面に透明なオーバーシート材6を一体に備え、下面(裏面)に再剥離性の接着剤層5を備えている)を適宜カードの上面又は裏面に前記接着剤層5において貼着することにより、本考案ポストカード用ステッカーCSによってポストカードの文章欄(裏台紙11bに形成)の記載や各種のカード表面に表示された個人情報を始めとする種々の情報の視覚的保護、或は、カード表面の摩耗に対する保護層としての機能を果すことになる。
【0037】
上記のように、ポストカードの文章面に貼着されるポストカード用ステッカーCSは、その接着剤層5が再剥離可能な接着剤で形成されているから、その貼着はいつでも自由に剥がすことができ、また、前記接着剤層5がハガキの文章面側に残ることはない。さらに、その剥離はツマミ10を摘まんで容易に行うことができるから、ステッカーの貼り替えも容易に行うことができる。なお、本考案で用いる透光性のシート材としては、上記の透明なオーバーシート材6のほか、着色透光性シート材、フォログラムやレイボー模様を施した透光性のシート材を用いることができる。
【0038】
上述のポストカード用ステッカーCSは、ハガキの文章を記載した面を隠蔽することができるほか、ICカードを始めとする様々なカードに再剥離可能に貼着できることにより、当該カードの表面に表示された内容に対する隠蔽性と防護性を発揮させることができる。本考案に用いるポストカード用ステッカーCSでは、その作用,機能をさらに拡大,拡張することを企図したので、この点について以下に説明する。
【0039】
図5〜図7において、17は、ステッカー用シート材3の内部、又は、当該シート材3と印刷層4の間、若しくは、当該シート材3と接着剤層5の間に埋設して(積層して)設けた、図4〜図6の例では、一例として10mm角前後の平面大きさに形成されたICチップである。このICチップ17の大きさは、前記例に限られるものではなく、任意の大きさを選択できる。
【0040】
ICチップ17には、上記のポストカード用ステッカーCSが透明な貼着シートTSでカバーされたハガキの文章面から剥がされて適宜のカード表面に貼着されたとき、そのカード、例えばICカードに記録されていない事項、一例として当該カード所有者に付与する個人コード(個別番号や各個人の判別コードなど)と当該個人コードに紐付けされた様々な商店(本明細書においてこの「商店」の語は、一切の商品又はサービスを提供するあらゆる店舗や施設が含まれる概念として用いる)のコードとが記録されているものとする。
【0041】
そうすると、もとのICカードとこのカードに貼着したこのポストカード用ステッカーCSによって、当該ICカードはそれに付与された当該ICカード本来の作用,機能に付加して、貼着されたカード用ステッカーに設けた記録媒体に記録された新たな情報に基づく作用,機能が、拡張,拡大した態様で加わることになる。
【0042】
例えば、上記ICチップ17に記録して受発信できる情報の例としては、本人や商店の電話番号,メールアドレス,URL,会員番号,道路地図,時刻表など様々な情報がある。
【0043】
また、ICチップ17ほどの記録容量はないが、磁気テープや磁気チップなどの記録媒体を上記ICチップ17と同様の態様で設けることができる。さらに、ステッカー用シート材3や印刷層4の全部又は一部が光透過性であれば、肉眼で可視又は不可視のバーコードや2次元コード(QRコード、登録商標)などの光学コードを記録(印刷)した記録媒体を、シート材3や印刷層4の内部や境界、或は、表面に設けることができる。前記コードの記録は、前記シート材3や印刷層4に、直接記録(例えば印刷)することもできる。
【0044】
本考案において、上記の光学コードを記録した記録媒体をシート材で形成する場合には、先に図4〜図6に基づいて説明したポストカード用ステッカーと同じ層構成での記録シート材に形成し、当該シート材の印刷層4に適宜内容を示す光学コードを印刷した記録シート材を、カード用ステッカーの印刷層4の上面に貼着するように構成してもよい。
こうするとICカードに記録された事項に加え、上記のポストカード用ステッカーCSに設けた記録シート材に記録された事項を、当該ICカードが併有することとなるので、このICカードを有する者について、前記ポストカード用ステッカーCSに設けた記録シート材に記録された事項についての情報の利用をすることができることとなる。
【0045】
なお、上記のポストカード用ステッカーCSに設けた記録媒体に記録された事項(コード内容)の利用態様としては、商店での買物における当該商店が給付する買物ポイントの加算データや来店履歴のデータの形成,図書館や病室などの特定施設への出入りに関する入退室管理、投薬履歴や貸出し履歴などのデータの形成、社会的資格(例えば、会員,社員,学生などの資格を示すデータによる)の認定などがある。
【0046】
以上に説明した記録媒体を備えたポストカード用ステッカーCSは、ツマミ10を備えないタイプのものでも、上記例と同等の機能を有する。即ち、図8はツマミ10を有しない本考案のポストカード用ステッカーCSの一例で、図8に示したポストカード用ステッカーは、図5〜図7で例示したカード用ステッカーCSとツマミ10を具備しない点のみが異なり、他の構成は図5〜図7の例と同じである。従って、図8の符号は、ICチップ17などの記録媒体を含み図5〜図7と同一部材,同一部位には、同一符号を付けてある。
【0047】
本考案で使用できるポストカード用ステッカーCSは、図9に例示するように、上記例におけるステッカー用シート材3と透光性のオーバーシート材6とを、一枚のシート材61により兼用させた形態とすることもできる。即ち、図9において、表面又は裏面に印刷層4を設けたシート材61の裏面に再剥離性の接着層5を設け、当該シート材61を、離型剤層2を有する台紙1に接着剤層5において貼着したタイプである。なお、図9の例においても、ICチップ17などの記録媒体をシート61の内部、又は、印刷層4との境界、或は、シート材61の外面側に設けることができる。
【0048】
ここで、シート材61が透光性であれば、印刷層4は、シート材61の表,裏いずれの面に設けてもよいが、不透光性シート材の場合には表面側に印刷層4を形成する。また、シート材61の外形は、当該シート材61を貼着するカードと略同等外形であるが、その外形の一部をツマミ状に突出形成してツマミ10を形成するかどうかは、任意である。
【0049】
記録媒体を設けたポストカード用ステッカーCSは、上記態様に加え透明シート6の側に突出する凸印刷加工により、例えば、点字表示を加えることができる。さらに、このカード用ステッカーは、容易にカードから剥離できるので、カードを機械に通す必要がある場合などには、剥がしてすぐに通すことができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本考案は以上の通りであって、大きくてもハガキ大に形成したシート材であって表面又は裏面に適宜印刷を施すか又は印刷を施さず、かつ、裏面に再剥離性接着剤層を形成したステッカー用シート材を、当該接着剤層において離型剤を表面に備えたステッカー用台紙上に貼設してポストカード用ステッカーを形成すると共に、小さくても前記ステッカーと略同大の透明シートであって一面を離型紙を備えてポストカードへの貼着面にしたステッカー用貼着シートを形成し、前記ステッカーとその貼着シートを、ハガキ大に形成したポストカード用台紙に保持させて再剥離可能なカード用ステッカーを備えたポストカードを形成したので、次の独自の効果を奏する。
【0051】
即ち、ハガキ大のポストカードの裏面に、通信文を書いて当該ポストカードが備えている再剥離可能なカード用ステッカーを外して前記通信文の上に透明な貼着シートを介して当該ステッカーを貼着すれば、通信文がこのステッカーによって隠蔽されるので、通信の秘密が守られる。
【0052】
また、ハガキの通信文の上に貼られたポストカード用ステッカーは透明な貼着シートを介して貼付されているので再剥離可能であり、従って、このハガキを受取った人は下の通信文面を傷めることなく容易に剥がすことができ、剥がしたポストカード用ステッカーが再剥離性の接着層を備えたものでは、そのステッカーを自分のICカードなどのカードに貼着して利用することができる。さらに、このポストカード用ステッカーを剥がすとき、そのステッカーに設けられたツマミを利用することにより、貼着面からの剥離を容易かつ迅速に行うことができる。
【0053】
さらに、ポストカード用台紙がスタンド型である場合には、ハガキを使用した後でも写真などの展示スタンドとしても利用することができる。また、このスタンドに本考案ポストカード用ステッカーを装飾体として貼着し展示することもできる。
【0054】
11 本考案ポストカード用台紙
11a 表台紙
11b 裏台紙(ポストカード)
11c 底辺台紙
12,13 切込み線
14 支持舌片
15,16 翼片
17 ICチップ(記録媒体)
1 ポストカードステッカー用台紙
2 離型剤層
3 ステッカー用シート材
4 印刷層
5 再剥離性の接着剤層
6 透光性オーバーシート材
7 接着剤層
8 接着剤層7が設けられない部位
9 切抜き線
10 ツマミ部

(57)【要約】

【課題】ハガキに再剥離可能に適用できるステッカーを備えたポストカード、並びに、それが写真などのスタンドにも展開できるポストカードを提供する。【解決手段】大きくてもハガキ大に形成したシート材であって表面又は裏面に適宜印刷を施すか又は印刷を施さず、かつ、裏面に再剥離性接着剤層を形成したステッカー用シート材を、当該接着剤層において離型剤を表面に備えたステッカー用台紙上に貼設してポストカード用ステッカーCSを形成すると共に、小さくても前記ステッカーCSと略同大の透明シートTSであって一面を離型紙を備えてポストカード11bへの貼着面にしたステッカー用貼着シートTSを形成し、前記ステッカーCSとその貼着シートTSを、ハガキ大に形成したポストカード用台紙11に保持させたこと。


【パテントレビュー】

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【インターネット特許番号リンク】

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