(54)【考案の名称】半球型単体あんま器

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
この考案は、半球型単体あんま器に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
従来、「按摩・指圧・マッサージ(以下、総称して按摩と表現する)」は、手や器具等で物理的に人体(通常筋肉や神経部分)に物理的刺激を与えることで、血流の改善を目的としたものである。
プロの按摩師等の人体(主に手)そのものによる物理的刺激を始めとして、大型の電動マッサージ椅子・空気圧刺激利用マッサージ器具・電動振動式器具、・複数点の突起物による背中指圧器、古来よりの青竹踏み・多数の突起物による足裏刺激器具・小さなスリコギ状のつぼ指圧器具まで、物理的刺激を与える多種多様な方法や器具が氾濫している現状である。
それらの中でも手動式の按摩器具は力の要らない方法として球体面を身体上で転がすもしくは圧すために球面物に柄・台座・多数の突起物のような何らかの付属物を装着するという製品ばかりであった。
また自らの体重を利用をする按摩器も多種見られるが足裏や背中など使用部分が身体の一部分に限定されるものが多く、形状として1個で頭部から足裏まで全身で利用できる形状のものはこれまで無かった。また体重を分圧したり、身体表面の痛覚刺激が強調されてしまう等、使用感に問題があるものが多い現状である。
さらに按摩器具をスポーツ器具として利用できるものはこれまでに無い。

【効果】

【0005】
(イ)按摩器具による最も単純な身体への物理的刺激方法は、「圧す」ことや「ころがす」ことよりも、「自らの体重利用」や「あてる」、「なでる」ことである。それらの単純な動作を可能にすることができる形状が「付属物が無く表面が滑らかで緩やかな曲面を持つ半球型単体」なのである。
ボールを半分にしたような、一見して見慣れた優しい形であるその半球体型単体を、按摩・指圧の道具と理解する人は今日まで無く、製品化もされていない。
付属物が無く表面が滑らかで緩やかな曲面を持つ半球型単体は、他の形に比し、最もシンプルな形でありながら、床面への接地面が広く安定感があり、身体への接地面が常に一定の曲面であることから、体圧をかけ易いという大きな特長を持っている。
また、表面が滑らかな半球体曲面の緩やかな曲面部分こそが、体重を掛けても身体表面の痛覚をあまり刺激せず優しい肌あたりを可能にする。これまでの足裏指圧器のほとんどのものが痛覚刺激ばかりが目立っていたことと比するとその効果がよく理解できる。
さらに力を分圧しない一点圧(一点接地)を可能にする半球体の曲面は、「作用反作用の力」や「てこの力]を応用し、体重圧という作用力を、反作用力で無駄なく身体に押し返すことで、身体の深い部分の筋肉按摩を可能にしているのである。これまでの器具のように多数の圧点を持つ器具は、体重圧が分圧されてしまい、深い筋肉圧が困難であったことからも、半球型単体の按摩効果の大きさが理解できるものである。
また、半球型単体は、足裏按摩をはじめとして、当然「体重をかける」ことの出来る全身の筋肉部分の按摩が可能である。
さらに体重利用型按摩器として優れているだけでなく、手動式按摩器としても、「あてる」、「なでる」という簡単で肌あたりの優しい作用力で、短時間で、的確に、筋肉を刺激し、按摩を可能にするのである。
滑らかで緩やかな曲面は摩擦を少なくして「あてる」「なでる」という動作をより簡単可能にする。年配者でも力や技術のいらない簡単な自らできる動作で手軽に血流改善ができるのである。またとくに「なでる」という動作は、母親が子供の身体をなでるという優しさあふれる動作であること、さらに半球型という見慣れた優しい形であることも、心身のリラックス感をより高めるものである。同時に「なでる」という動作は、身体のつぼといわれる部分や筋肉をを探さずとも、つぼや筋肉上を平均的な力で自然に当たっていることが多く、プロの按摩師の技術に匹敵する満足度が高い結果を生むのである。
繰り返すが、半球型単体の持つなめらかで緩やかな曲面こそが、接地する身体表面の痛覚刺激を抑えるため、これまでに無く、肌あたりが痛くなく優しい使用感となるのである。その視覚的にも優しい形状に相反して、按摩的効果は非常に高い。その二面性に人は皆驚きを感じる。「肌あたりの優しさ」と、「力の強さ」という相反する二面性を備えた按摩器としての形状が、半球型単体なのである。あくまでも、付属物の無い滑らかで緩やかな曲面を持った半球型単体でなければならない理由はここにある。
あえて繰り返すが、「なでる」・「あてる」・「体重をかける」という簡単な動作力が何故しっかりとした按摩力となるのか、それは、半球体型単体の曲面を平面に置いたときに判るように、面との接地点が一点となり力の作用点となっていることにある。このことはとりもなおさず、半球型の曲面が身体に接したとき、接地面の一点、すなわち、「てこの力」や「作用反作用の力」を活かした作用点に力が集中するため、簡単にしっかりとした按摩効果が得られるのである。
この力を無駄なく生かしつつ、肌あたりがやさしいという使いやすさを満たすためには、なめらかなで緩やかな曲面が必要不可欠である。これらの条件を満たす形状を持つ大きさの半球型単体こそが、これまでにない手動型按摩器であり体重利用型按摩器なのである。
(ロ)一点圧を可能にし肌あたりが優しく滑らかで緩やかな曲面を持つ半球型単体は主たる利用方法足裏按摩と同様に、単純な形状ゆえ全身に利用できることは、前述した。
滑らかな曲面を持ち、さらに無駄な付属物の無い形状であることこそが、「あてる」・「なでる」・「体重を掛ける」ことを一固体で可能にし、全身のつぼや筋肉部位に利用でき、按摩効果が得られるのである。とくに使用するときの体位(立位・座位・横臥位等)によらず使用できることに大きな意義がある。たとえば、椅子の座面に置き肛門部を曲面に当てて座ると肛門括約筋周辺部の筋肉を優しく刺激、血流改善ができ、通常できない按摩が出来るのである。さらに、これまで臀部の按摩ができる器具は見当たらなかったが、力の届きにくい臀部脇部の奥深い筋肉按摩がたやすく出来るのも大きな特徴といえる。また体重を掛けての足裏指圧は当然ながら、足裏を半球型曲面に撫で付けるという動作によるこれまでに無い按摩方法も可能にする形である。さらに、土踏まずの内側面まで按摩できる器具はこれまで無かった、が、半球体単体を床に置き両足の土踏まず内側面で挟み込むだけで簡単で的確に土踏まず内側面の按摩効果が得られるのである。
さらに、半球型単体は、身体多部位への利用方法があることに加え、滑らかな表面を持ち小さく単純な形であることは、こわれにくく、持ち運びしやすく、場所をとらないので、時間や場所を選ばず使用できる。またその対称的な形状のため360度どの方向からでも利用できるという諸々の利便性を満たす形状のあんま器なのである。
視覚的に按摩器具として見えないことから人前でも使いやすいこと、バッグの中に簡単に入れられるので携帯用に大変便利であること、家庭でも職場でも簡単に使えること、座席の背あてや座面、寝具の中でも使えること、車中や狭い場所でも使えること、最近よく問題となるエコノミー症候群等の予防のための旅行用按摩器として最適なことなど、その利用法の多様性はこれまでにない利便性である。
さらには、凹凸の無いシンプルな形状ゆえ、汚れのたまりやすい部位が無く、管理がし易いという点も大きな利点であることはいうまでもないことである。
(ハ)球体状のものに乗って身体のバランス感覚を養うという運動を、半球型単体は簡単に場所をとらず按摩効果を得ながら可能にする。片足(1個)や、両足(2個)で球体面上に乗ることでバランス感覚が養える。
さらに球体面を逆さにして床面にあて、底面に足裏をあてて乗ることにより、より高度なバランス運動を可能にするという、これまでにないスポーツ器具や遊具としての利用法を備えた大変利便性の高い按摩器である。

(57)【要約】

【課題】力の要らない簡単な動作で按摩ができ、力の作用点が一点でしっかりとした按摩ができ、さらに肌あたりが優しく、身体の多部位に利用でき、携帯に便利で、多目的利用可能な手動式兼体重利用型按摩器を提供する。【解決手段】表面の滑らかな球体を一平面で切り取った、付属物の無い緩やかな曲面を持った「半球型単体」状の按摩器具。利用するときは、主に、滑り止め処理をした底面を、床・椅子の座席や背あて・寝具等に置き、足裏部・腰部・背中部・後頚部等の筋肉部位に曲面を当て体重を掛けて使用する。


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