(54)【考案の名称】磁着式前掛け眼鏡

(51)【国際特許分類】

G02C 9/00 補助光学部品の取り付け

(73)【実用新案権者】有限会社タイセイオプチカル

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、磁着式前掛け眼鏡の改良、更に詳しくは、前掛けフレームを装着する際に位置決めが簡単で、装着後の前掛けフレームのずり落ちや外れ落ちも防止でき、また、前掛けフレームを取り外しても眼鏡の意匠性が損なわれることもなく、しかも、製造面でも有利な磁着式前掛け眼鏡に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
周知のとおり、眼鏡の形態の一つとして、フロント枠と略同様の形態を成すレンズ付きフレーム(以下、「前掛けフレーム」と記載する)を着脱することによりサングラス機能の付加やレンズ度数の変更を好きなときに簡単に行えるようにした前掛け方式の眼鏡がある。
【0003】
そして、このような前掛け式の眼鏡では、前掛けフレームをフロント枠に対して容易に位置決めして装着し、かつ、簡単に取り外せるようにするために、前掛けフレームの固定手段にマグネットを利用した磁着方式を採用したものが多い。
【0004】
ところが、<特許文献1>にあるような、フロント枠両側や智部材の前面に固着したマグネット部材に前掛けフレームを単に磁着させるだけの構造だと、装着した前掛けフレームがマグネット部材の吸着力でのみ固定される状態となるため上下方向の外力が加わるとズレを起こし易く、また、前掛けフレームが自重で下方にずり落ちてしまうなどの不都合も生じ易い。
【0005】
そこで従来では、フロント枠等の前面側にマグネット部材を深く埋め込んで凹部を形成し、この凹部に前掛けフレームの凸状の磁着部を嵌め込む構造とすることで、上記前掛けフレームのずり落ちを防止する工夫も考えられたが、この工夫を採用すると凹部を形成するために面倒な切削加工が要求されるだけでなく、前掛けフレームを外した際に、フロント枠等に形成された凹部が目立ってフレームデザインが損なわれてしまう欠点があった。
【0006】
一方、従来においては、<特許文献2>にあるように、智部材等の上面にマグネット部材を配設し、この智部材上に前掛けフレーム両側の磁着アーム部を載置して磁着させることで、前掛けフレームのずり落ちを防止する技術も提案されている。
【0007】
しかしながら、上記<文献2>の従来技術では、上下方向の外力に対する前掛けフレームのズレは改善されるものの今度は前後方向の外力によりズレが生じ易くなってしまったことから、眼鏡が軽い衝撃を受けただけでフロント枠から前掛けフレームが外れ落ちてしまう新たな問題が生じた。
【0008】
そのため、外れ落ちを防止するためのストッパー突起部を智部材の上面に設けて上記問題を解消する必要があったが、このストッパー突起部が前掛けフレームを外した際に眼鏡の意匠性を悪化させる要因となった。

【効果】

【0016】
本考案においては、前掛けフレーム両端に智部材の固着端部を跨ぐピローバーを固定すると共に、このピローバーの両端に配設した上下一対の磁着部材をフロント枠の対向面に磁着させて前掛けフレームを装着可能としたことで、智部材の凸状の固着端部を挟み込んで跨いだ状態となったピローバーが、前掛けフレームの上下方向のズレを制止するため、装着後の前掛けフレームのずり落ちを防止することが可能となる。
【0017】
しかも、装着後の前掛けフレームは、両側のピローバーに配設された4箇所の磁着部材でフロント枠に強力に固定されるため、衝撃等によって前掛けフレームが外れ落ちる心配もほとんどない。
【0018】
また本考案では、前掛けフレームのズレ落ちを防止する凹凸構造の凸部に智部材を利用したことにより、前掛けフレームを取り外した際でもフレームデザインが損なわれることもない。
【0019】
他方また、製造面においても、各部材を所定場所に固着する以外は面倒な切削加工などは必要なく、また、所定長さのピローバーの両端に磁着部材を固定すれば智部材の幅に合わせて磁着部材の上下間隔を調整する必要もないため、非常に簡単な工程で製造することが可能である。
【0020】
したがって、本考案により、前掛けフレームのずり落ちや外れ落ちの心配がなく、しかも、意匠面や製造面でも好都合な磁着式前掛け眼鏡を提供することができることから、本考案の実用的利用価値は頗る高い。

(57)【要約】

【課題】前掛けフレームの位置決めが容易であることに加え、前掛けフレームのずり落ちや外れ落ちも防止でき、また、前掛けフレームを取り外しても眼鏡の意匠性が損なわれることもない磁着式前掛け眼鏡を提供する。【解決手段】フロント枠1と、このフロント枠1の前面に沿って着脱自在に装着可能な前掛けフレーム3と、前記フロント枠1の左右両側の前面に一端が固着される曲げ智2・2とを含んで構成される前掛け方式の眼鏡であって、フロント枠1に対面する前記前掛けフレーム3の左右両側には、当該フロント枠1に固着した曲げ智2の凸状の固着端部を跨ぐピローバー4・4を固定し、かつ、このピローバー4の両端部には上下一対の磁着部材41・41を配設して、前記ピローバー4が曲げ智2の固着端部を挟み込んで跨いだ状態で当該前掛けフレーム3がフロント枠1の対向面に磁着して安定装着可能とした。


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