(54)【考案の名称】ポストカード

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、ハガキやダイレクトメール等のポストカードに関する。

【従来の技術】

【0002】
近年、年賀状や暑中見舞い等のハガキあるいはダイレクトメールを送る際、単に挨拶文を書いて送るだけでは物足りず、親しみを込めた内容にするために新たな情報を加えた内容での様々な試みがなされている。例えば、ハガキの裏面に、家族写真や旅行写真等を印刷したり、パソコンで各種のイメージ像を編集したりして各種の工夫がなされている。
【0003】
一方、特許文献1では、メガネ付きクリアファイルが開示されている。これによると、図10に示すように、左辺51が山折りに形成されて底辺52が閉じられているクリアケース50の右辺53にクリアケース50から突出してアナグリフ用メガネ55が形成されている。アナグリフ用メガネ55はクリアケース50の周縁部にミシン目56を形成して取り付けられている。アナグリフ用メガネ55は、アナグリフ、つまり左右の眼の画像それぞれを赤と青(又は緑)の2色で合成した画像を、右目用が青色(シアン)のフィルムで左目用が赤色のフィルムを貼付して覗くことができるようにしたものであり、アナグリフ用メガネ55でアナグリフ写真を覗くことによって、立体的な画像として見ることができるものである。
【0004】
そして、クリアファイル50内にアナグリフ写真を挿入しておくことによって、クリアファイル50からアナグリフ用メガネ55を切り取って立体映像を鑑賞することができることとなっていた。
【0005】
アナグリフを使用した立体表示法は、従来からよく知られていることであり、デジタルカメラを使用していつでも行うことができることとなっていた。しかし、実際にはアナグリフ写真はできても、アナグリフ用メガネがなかったり、アナグリフ用メガネを一旦は所有していても紛失したり保管状態の不明等で使用できなかったりすることが多かった。そのため有効に使用できない状況にあった。
【0006】
また、年賀状や暑中見舞い等のハガキの場合、差出人と宛先人とはほとんど毎年同じであることから、差出人及び裏面の内容を確認するとそのまま保管したままになっていた。そのため、従来の年賀状や暑中見舞いのハガキでは、マンネリ化していることから、アナグリフ用メガネを装着することによって、新たな付加価値のあるはがきが検討されることとなってきた。

【効果】

【0017】
本考案では、1枚のポストカードの一端に、覗き窓が形成され、覗き窓には二色(例えば、青色と赤色)のフィルムが貼付されている。覗き窓は両眼で覗くことができるように、離隔した位置に一対配置されているか、又は連接した窓として1箇所に配置されている。そして離隔する位置にある一対の覗き窓間あるいは連接した覗き窓の中間部に鼻掛止用孔を形成することによって、覗き窓と鼻係止用孔の部位でアナグリフ用メガネとして形成することができる。このポストカードにおけるアナグリフ用メガネを形成する部位と空間部との間に、ミシン目を入れるか又は切取線を示す実線あるいは破線を記載することによって、アナグリフ用メガネをポストカードから切り離しやすいようにしている。
【0018】
切り離されたメガネを使用して、例えばインターネットからダウンロードした別のアナグリフ写真あるいはデジタルカメラで編集したアナグリフ写真を見ることによって、立体画像を楽しく鑑賞することができる。しかも、アナグリフ用メガネは、1枚のポストカードに形成されていることから、通常のハガキと同様に扱うことができ、廉価な費用で製作することができる。また、貼付されているフィルムは、薄く形成されているため、定形内のハガキの重量を越えることはなく郵送料を通常範囲内で使用することができる。
【0019】
したがって、本考案のポストカードは、アナグリス用メガネをハガキにつけて送ることができることから、新たな付加価値を有するハガキとして使用することができる。
【0020】
別の形態のポストカードによれば、覗き窓を形成した台紙と、覗き窓に貼付した別色で形成した一対のアナグリフ用フィルムとを備えてアナグリフ用メガネを形成し、前記アナグリフ用メガネをポストカードの一端に貼付することもできる。この場合、アナグリフ用メガネには、鼻係止用孔を形成してもよい。アナグリフ用メガネはポストカードの全体ではなく一部に貼付されるために、ハガキの規定された重さを越えることはない。また、台紙の裏面全体にわたって貼付することによって、郵送途中で台紙がポストカードから剥がれる虞はない。
【0021】
また、別のポストカードによれば、それぞれ別色のアナグリフ用フィルムを、離隔した位置にある一対の覗き窓、あるいは両眼で覗くことができる1箇所の覗き窓の両端に貼付したメガネ部を、折り返し線に沿って折り返し可能に形成している。この場合、メガネ部を定形の大きさのポストカードの周辺から突出して形成することができる。そのため、定形寸法の大きさの範囲内で通常の挨拶文や編集したイメージ図を印刷あるいは書き込み、さらにその上でアナグリフ用メガネを追加して送付することができる。覗き窓の形成は、前述の形態と同様に行うことができることから、コストを高くすることはない。また、メガネ部を折り返して、例えば粘着テープで止めておけば、定形寸法内の郵送料で送ることができる。
【0022】
さらに別の形態のポストカードによれば、保護シートが貼付されたポストカードであって、ポストカードと保護シートとの間に前述の台紙を封入することもできる。いずれの場合においても、アナグリフ用メガネを1枚のポストカードとともに送付できるから、ポストカードを受け取った受取人は、新たな付加価値を有するポストカードとして興味を示すこととなり、アナグリフ用メガネを使用してアナグリフ写真等を鑑賞するという一つの行為を行うことができる。そのため、年賀状や暑中見舞いに好適に使用することができる。
【0023】
なお、覗き窓の形状は、両目で覗くことができれば、離隔した位置に各1個の窓でもよく、また、両眼で覗けるような連接した1個の大きな窓でもよい。さらに、1個の窓が多数の小孔で形成されていてもよい。

(57)【要約】

【課題】廉価に製作できて従来の郵送料の範囲内でアナグリフ用メガネを同時に送ることができるポストカードを提供すること。【解決手段】ハガキ10の裏面11に、ミシン目14を間にしてメガネ部12と空白部13を形成する。メガネ部12には一対の覗き窓121を形成する。右側の覗き窓121Rに、青色のフィルム15Bを、覗き窓121Rを覆うように貼付し、左側の覗き窓121Lに、赤色のフィルム15Rを、覗き窓121Lを覆うように貼付している。一対の覗き窓121R、121L間に端面から延設された鼻係止用孔122を形成する。ミシン目14を切り取ることにより、メガネ部12を空白部13から分離し、別に編集したアナグリフ写真を、一対の覗き窓121を両眼で覗くことによって鑑賞できるようにする。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):