(54)【考案の名称】ドアボトム装置

(73)【実用新案権者】株式会社日鋼サッシュ製作所

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、ドアボトム装置に関する。さらに詳しくは、音楽教室や放送スタジオなど、室内外を気密に区画する必要のある気密扉や防音扉等において、ドアの下面と床面との間を密封するドアボトム装置に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来のドアボトム装置として、特許文献1〜5のものが知られている。
この特許文献1〜5の基本構成は共通しているので、その共通の構成を図7に基づき説明する。
同(A)図は、ドア開放時にシール部材110が上昇している状態を示し、同(B)図はドア閉鎖時にシール部材110が下降している状態を示している。
ドアの下面にドアボトム装置100が取付けられており、このドアボトム装置100の溝107に、帯状の弾性体108とシール部材110を支持する支持体109とを組込み、この弾性体108の中央部を支持体109に連結している。そして、弾性体108の一端をドアに固定し、他端にロッド115を介して出没子116を連結している。なお、ロッド115に調整筒をねじ込むものも存する。
この従来例において、ドアの開閉によって出没子116が扉枠に接触して弾性体108を撓ませると、シール支持体109が下降するので、ドアの下面からシール部材110が突出し、床面に弾性接触させてその間をシールすることができる。
【0003】
しかるに、従来のドアボトム装置100は、扉閉鎖時に、出没子116が型枠に当接したと同時にシール部材110が下降を始め、扉が完全に閉鎖された時にはシール部材110が最下端まで移動しているが、その間に、扉の下枠とシール部材11の摩擦のために抵抗が生じ、扉を閉鎖するのに強い力を必要とする欠点がある。また、シール部材110が扉の下枠に摺動しながら動くため、シール部材110が磨り減ってしまう欠点がある。さらに、気密性の高い扉においては、扉と扉の下枠の間をシール部材110で押しつけるが、このシール部材110により部屋の空気の逃げ道が制限され、扉を完全に閉鎖するのに更に強い力を必要とするという欠点もある。
【0004】

【効果】

【0007】
第1考案によれば、ドアの閉じ動作により出没子が没入したとき、圧縮バネを押して圧縮するが、ダンパーは伸びたままであり、その後圧縮力によって収縮するようになる。ダンパーが収縮してしまうと、圧縮バネの押圧力が板バネに加わるようになるので、シール部材が降下するようになる。このように、ダンパーによって吊下げバネを湾曲させるまでの遅延時間を稼ぐことができる。このため、ドアの閉じ動作中はシール部材が扉下枠と接触せず、ドアの閉鎖完了時にシール部材が降下完了して完全密閉できることになる。したがって、扉を閉じるのに強い力も必要とせず、シール部材の磨滅も生じにくい。

(57)【要約】

【課題】扉の完全閉鎖に強い力を必要とせず、シール部材の磨滅もほとんど生じないドアボトム装置を提供する。【解決手段】昇降機構が、出没子18の没入動作によってシール部材12を押し下げる方向に湾曲し、出没子18の戻り動作によりシール部材12を引き上げる方向に弾性復帰する板バネ15からなり、遅延機構が、出没子18とシール部材12との間に介装された圧縮バネ17と、圧縮バネ17が、出没子18の没入によって圧縮され、その後に伸長復帰するように制御するダンパー19とからなる。ドアの閉じ動作により出没子18が没入したとき、遅延機構によって時間的に遅れてシール部材12が降下する。このため、ドアの閉じ動作中はシール部材12が扉下枠と接触せず、ドアの閉鎖完了時にシール部材12が降下完了して完全密閉できる。シール部材12の磨滅も生じにくく、扉を閉じるのに強い力も必要としない。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):