(54)【考案の名称】膿栓吸引具

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】 図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は扁桃腺窩に溜まった膿栓を吸引して取り除くのに用いる膿栓吸引具に関する。

【従来の技術】

【0002】
扁桃腺窩は喉の奥の左右に存在する口蓋扁桃にある穴である。この扁桃腺窩には細菌の死骸等のカスが溜まり易く、カスが溜まったものを膿栓と呼ぶ。膿栓があると、必ずしも病気になるというわけではないが、口臭の原因となる場合が多い。このことから従来においては、膿栓の除去を望む者は、耳鼻咽喉科等の病院で膿栓を取り除いてもらうか、或いは自ら綿棒のようなものを駆使して膿栓の除去を行わんとしていた。
一方、膿栓を取り除く吸引具として、実公平3−25790号公報には、口蓋扁桃腺窩押し出し吸引具が提供されている。

【効果】

【0006】
請求項1に記載の膿栓吸引具によれば、グリップ部を手で持って、吸引パイプ部の先端の吸引口を扁桃腺窩にあてがい、グリップ部に設けた吸引手段で吸引パイプ部を負圧に吸引することで、扁桃腺窩に溜まっている膿栓を吸引口から吸引することができる。これによって扁桃腺窩に溜まっている膿栓を除去し、口臭源を除去することができる。
操作は、グリップ部を手で持って、吸引口を口内の扁桃腺窩にあてがい、グリップ部の吸引手段を手で操作して、吸引を行うことで済む。よって操作が簡単である。
また本考案の膿栓吸引具は、吸引口を備えた吸引パイプ部と吸引手段を備えたグリップ部とで構成されているだけであるので、全体が非常に簡単でシンプルな構成で、よって手で簡単に扱えるハンディな道具として、一般家庭用としても適しており、洗面所等に他のグッズと共に嵩をとることなく揃えておくことができる。
【0007】
請求項2に記載の膿栓吸引具によれば、上記請求項1に記載の構成による作用効果に加えて、グリップ部と吸引パイプ部とは、グリップ部本体の先の結合用管で吸引パイプ部と分離可能に連結されているので、
必要に応じてグリップ部と吸引パイプ部とを分離し、それぞれを十分に洗浄することができる。特に管同士の連結を外すことができるので、吸引パイプ部の内部やグリップ部の内部に水を入れる等して、洗浄を容易に行うことが可能となる。
【0008】
請求項3に記載の膿栓吸引具によれば、上記請求項2に記載の構成による作用効果に加えて、吸引手段は、内部に空洞を有する弾性体からなるグリップ本体そのものとし、グリップ本体を収縮状態から復帰させる際に吸引パイプ部内を負圧に吸引する構成としてあるので、
吸引手段をグリップ本体そのものとすることで、構成が非常にシンプルでコンパクトとなり、使い勝手のよい膿栓吸引具を提供することができる。またグリップ本体を握って収縮させたり元に復帰させたりすることで、膿栓の吸引を行うことができるので、グリップ本体を把持した手でそのまま吸引動作を含む全ての操作を行うことができ、取り扱い操作が非常に便利な膿栓吸引具を提供することができる。
【0009】
請求項4に記載の膿栓吸引具によれば、上記請求項3に記載の構成による作用効果に加えて、グリップ部と吸引パイプ部との連結部付近に揺動弁体を着脱自在に内蔵し、グリップ本体を収縮させて空気を吐出させる際には、該吐出圧により前記揺動弁体が進出することで前記吸引パイプ部との通気路を遮断すると共にグリップ部から外部への空気放出路を開放し、グリップ本体を収縮状態から復帰させて空気を吸引させる際には、該吸引圧により前記揺動弁体が後退することで前記吸引パイプ部との通気路を開放すると共に前記グリップ部から外部への空気放出路を遮断するようにしたので、
グリップ本体の空気を抜いて吸引の準備をする際には、空気が吸引パイプ部を通って喉の奥に吐出されるのを防止しながら、手前の空気放出口から十分に且つスムーズに空気を放出させることができる。よって膿栓吸引のための準備を速やかに且つ安定して行うことができる。
またグリップ本体を収縮状態から復帰させることで現に膿栓の吸引を行う場合には、グリップ本体の形状復帰過程に伴う吸引作用を吸引パイプ部先端の吸引口に至るまで十分に及ぼしめて、強い吸引力で膿栓を吸引させることができる。よって膿栓を速やかに、確実に扁桃腺窩から吸引除去することができる。
【0010】
請求項5に記載の膿栓吸引具によれば、上記請求項2〜4の何れかに記載の構成による効果に加えて、グリップ部のグリップ本体に、内部を洗浄するための開放キャップを設けているので、
グリップ部内の洗浄を行う際には、開放キャップを外すことで、グリップ部内に容易に水等の洗浄用液を入れ、グリップ部内を綺麗に洗浄することができる。
【0011】
請求項6に記載の膿栓吸引具によれば、上記請求項1〜5の何れかに記載の構成による効果に加えて、吸引パイプ部の途中に負圧開放小孔を設けてあるので、
吸引口を扁桃腺に当て、膿栓を吸引した際に、負圧によって何時までも吸引口が扁桃腺に吸着したままで、外れ難くなるのを防止することができる。即ち、グリップ部の吸引操作によって、その初期には吸引パイプ部の内部が大きく負圧状態となり、膿栓の吸引、除去が実行される。しかし前記負圧開放小孔から空気が吸引パイプ部内に入り込むことで、短時間後にはその負圧状態が軽減される。これにより吸引口と扁桃腺との吸着力が弱まり、吸引口が扁桃腺から取れなくなるといったことが回避される。よって吸引口をスムーズに移動させながら、スムーズに膿栓を除去することができる。
【0012】
請求項7に記載の膿栓吸引具によれば、上記請求項1〜6の何れかに記載の構成による効果に加えて、吸引パイプ部の途中に吸引した異物を収容する異物収容空間を設けてあるので、
吸引口から吸引した膿栓を、異物として吸引パイプ部の途中位置である異物収容空間にまとめておくことが可能になる。
【0013】
請求項8に記載の膿栓吸引具によれば、上記請求項7に記載の構成による効果に加えて、異物のそれ以上の侵入を防止するフィルターを異物収容空間の吸引下流側の吸引パイプ部の一部若しくはグリップ部の結合用管に設けたので、
異物がグリップ本体内へ侵入するのを防止することができると共に、膿栓吸引具の洗浄を容易に行うことができる。
【0014】
請求項9に記載の膿栓吸引具によれば、上記請求項2に記載の構成による効果に加えて、吸引手段は、前記グリップ本体の内部に設備された電動式吸引ポンプからなり、該電動式吸引ポンプを作動させることで吸引パイプ内を負圧に吸引するよう構成してあるので、
使用者はグリップ部を持ち、吸引口を扁桃腺窩にあてがい、グリップ部本体に内蔵の電動式吸引ポンプをスイッチ操作することで、容易に膿栓の吸引を行うことができる。

(57)【要約】

【課題】一般家庭用の器具として、簡易で、手軽且つ便利に使用することができ、操作も簡単な膿栓吸引具の提供を課題とする。【解決手段】扁桃腺窩に溜まった膿栓を吸引して取り除くのに用いる膿栓吸引具であって、先端に吸引口11を備えた吸引パイプ部10と、グリップ部20とからなり、前記グリップ部20に吸引パイプ部10内を負圧に吸引する吸引手段を設けてある。グリップ部20は、グリップ本体21と該グリップ本体21の先に設けられた結合用管22とからなり、吸引パイプ部10に対して結合用管22で分離自在に連結されている。吸引手段は、内部に空洞を有する弾性体からなるグリップ本体21そのものとし、グリップ本体21を収縮状態から復帰させる際に吸引パイプ部10内を負圧に吸引する構成としてある。


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