(54)【考案の名称】光沢性印刷構造

(73)【実用新案権者】株式会社笠間製本印刷

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】 図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、光干渉による光沢を発するホログラム層や金属蒸着層などの光沢層上に所望の原画像を印刷により再現することで、その印刷画像に光沢層が発する光沢を効果的に反映させることができる絵葉書又は証券についての光沢性印刷構造に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
従来より、絵葉書や証券などの印刷物については、その商品としての付加価値を高めるために種々の処理が施されているが、その一種として、絵葉書の絵面や証券の表面に光沢を付与することで高級感を演出することができる箔押し処理が知られている。この箔押し処理は、絵葉書の絵面や証券の表面の少なくとも一部に対し、表面に光沢のある箔材を貼着するものであり、かかる箔材の光沢によって印刷画像を装飾することで、絵葉書や証券の美観向上を図り、その付加価値を高めるものである。

【効果】

【0023】
本考案の光沢性印刷構造によれば、絵葉書又は証券の原紙となる印刷基材に対し、その光沢層上に設定される印刷範囲に、原画像に基づいた下地画を用いて遮蔽下地及び光沢下地を形成し、それらの上に原画像を再現した印刷画像を印刷することで、その印刷画像の印刷範囲内に互いに性質の異なる高輝度画像部と低輝度画像部とを混在させて形成することができるという効果がある。
【0024】
特に、高輝度画像部は、そこに存在する印刷画像の背後から光沢層の光沢を表出させることができ、かかる光沢によって印刷画像に艶やかさを付与して、その美観を向上させることができるという効果がある。取り分け、印刷画像の非画線部と光沢下地とが重畳する部分は、原画像の色彩と置き換わって光沢層自体が画像の一部となるので、原画像にはない新たな美観が一層強調されるという効果がある。
【0025】
また、高輝度画像部とともに印刷範囲に混在している低輝度画像部では、印刷画像の背後からの透過する光沢層の光沢が遮蔽下地によって弱められるので、印刷範囲の背後全体から光沢層の光沢が透過して印刷画像全体が過度にぎらつくことが防がれ、印刷画像全体としての視認性の低下や、印刷画像の美観の低下を防止できるという効果がある。しかも、低輝度画像部が存在することで、高輝度画像部と低輝度画像部とのコントラストが強められるので、高輝度画像部の光沢が一層強調されるという効果がある。
【0026】
また、高輝度画像部は、光沢下地の上に印刷画像が印刷されることで形成されるので、従来の箔打ち処理による場合とは異なり、例えば、風景画や風景写真などの原画像中に描写され又は写り込んでいる光輝部分に光沢を付与する場合でも、その光輝部分の輪郭のぼやけ具合を、ごく自然な風合いに再現することができるという効果がある。さらに、高輝度画像部及び低輝度画像部を印刷範囲に形成するための遮蔽下地及び印刷画像は、いずれも印刷機による一連の印刷工程の中でなされるので、絵葉書や証券の製造工程を簡素化できるという効果もある。
【0027】
しかも、遮蔽下地及び印刷画像を印刷するためのインキには光硬化型のものが用いられるので、かかるインキに対して光線を照射することによって迅速に硬化させることができる。このため、光沢層のように透水性がなく通常のインキでは乾燥しにくい印刷面であっても、そこに設定される印刷範囲に高輝度画像部および低輝度画像部を確実に形成することができるという効果がある。

(57)【要約】

【課題】 印刷機による一連の印刷工程のみによって製造でき、更に、印刷画像により再現される原画像中の光輝部分に対してごく自然な風合いの光沢を付与できる絵葉書又は証券についての光沢性印刷構造を提供すること。【解決手段】 高輝度画像部11は、印刷画像9の背後から光沢下地8、即ち、ホログラム層4の光沢が表出される部分であって、原画像を再現した印刷画像9に対してホログラム層4が発する特有の光沢が視覚効果として付加される。特に、高輝度画像部11の中でも、印刷画像9の非画線部(インキの非付着部分)と光沢下地8とが重畳する部分である非画線光沢部11aは、印刷画像9の画線部(インキの付着部分)で光沢下地8が遮蔽されることがなく、故に、後述する透明ニス層12越しにホログラム層4の光沢が直接表出され、原画像を再現した印刷画像9に対して一層強い光沢感を付与することができる。


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