(54)【考案の名称】頁捲り機

(51)【国際特許分類】

B42D 9/04 ・紙片めくり

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、図書の頁捲りを自動的に行う頁捲り機に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来提示されている図書の頁捲り手段として、書見台上の、図書の見開き面天余白より地余白に亘る小径のゴムロ−ラーを駆動しつつ捲り先へ横送りし、捲り対象の紙葉とロ−ラーとの摩擦による紙葉繰出方向と、ロ−ラーの横送り方向とを、同一方向として、ロ−ラーにより、対象紙葉の小口余白部より捲り先頁の小口側へ紙葉を隆起状に彎曲しつつ紙葉端まで捌き送り、捲り先頁の中途において、紙葉の彎曲応力による復元力により、紙片めくり、即ち、紙葉捲りを行うこととしている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
また、スライドアーム先端部のラバーの摩擦力により紙葉を分離する機構と、捲り対象の紙葉を反転して移動する移動用ロッドとを補完的に併用する自動形の捲り機もある(特許文献3参照。)。その他、吸盤や静電気により紙葉を吸着する頁捲り手段が提示されている。
【0003】

【効果】

【0013】
横送り装置により紙葉捲り具としてのゴム片を横送り駆動して行う頁捲り行程において、捲り元の起点側を低位に、送り先の終点側を高位に傾斜して設定しており、ゴム片を、捲り対象紙葉に当接して摺動状に横送りするとき、振動体の振動をゴム片より紙葉へ伝搬し、ゴム片と対象紙葉との当接摩擦力と、対象紙葉と下層紙葉との摩擦力との差を、それぞれ、振動状態において平凖化し、ゴム片は対象紙葉を下層紙葉より確実に分離して円滑に摺動して捌き、捲り先頁側へ振動状態の紙葉を隆起状に彎曲し、彎曲応力分布を平準化して紙葉の局部的座屈、即ち、折れ曲がりを防ぎ、弾性限限界内において復元力を保持し、ゴム片が終点側傾斜の高位へ移行し、ゴム片の紙葉当接力と共に彎曲応力を逓減して弾性限限界内において復元力を維持し、さらに、ゴム片が終点側高位へ移行し紙葉当接力を逓減し、紙葉が復元力により、彎曲状端縁部をゴム片下位より反撥状に復元して反転状態へ移行するとき、予め、連係手段の頁抑え具の抑え腕を、電磁力により開放して反転動作への阻害を避け、次いで反転動作終了直前に、適時、抑え腕を押止位へ操作して反転状態の紙葉を押止し、反転動作、即ち、紙葉捲り動作を補完することができる。
【0014】
また、ゴム片は振動体より振動を受けて表面に付着する塵埃を払い落とし、常に、清浄な表面を維持して対象紙葉へ当接し、確実に紙葉捲り動作を行い、頁捲り行程遂行の信頼度を向上することができる。
【0015】
紙葉捲り動作を完了して、横送り装置及びゴム片を初期位置の起点へ復帰し、新たな見開きを頁抑え具の抑え腕により押止して保持して頁捲り行程を終了し、書見可能な状態において、次の頁捲り行程に備えることができる。
【0016】
なお、ゴム片が、両側の先端部を山型の叉状に分岐する小片であって、中央の凸部を支持腕の先端部に持着するものにおいては、ゴム片を捲り対象紙葉に当接して横送りを行うとき、先行側のゴム片と紙葉との当接摩擦力の、支持腕に関する曲げモーメントにより、紙葉押圧側への分力を生じて当接摩擦力を増幅し、対象紙葉と下層の紙葉とを確実に分離して円滑に横送り摺動を行い、ゴム片が捲り先頁の終点側へ接近して反転状態に移行すると、先行側のゴム片に接触する湾曲状の紙葉端部を、山型の凹部へ反撥状に開放して後行側のゴム片へ引き継ぎ、反転動作、即ち、紙葉捲り動作を促すことができる。
【0017】
ゴム片による紙葉捲り動作ないし頁捲り行程において、ゴム片の起点及び終点位の検知、ビームの傾斜位の設定、作動位置の検知による頁捲り方向の切り替え操作ならびに、連係手段としての頁抑え具の操作設定時点おける押止位・開放位の電磁操作など一連の過程を逐次遂行するための操作手段及び制御手段には、半自動の簡単なシーケンス制御を適用することができる。
【0018】
また、上記の操作及び制御を全自動化して遠方操作手段のリモート・コントロールとを併用するとき、通常の読書のほか、参考文献の検索、講義、学習用及び介護用書見台並びに譜面台などに広く適用することができる。

(57)【要約】

【課題】ゴム片による紙葉捲り具を対象紙葉に当接して捲り先へ横送り駆動し、紙葉を彎曲しつつ行う紙葉捲り動作の過程に連係して、適時に、頁抑え具による紙葉の押止・開放操作を行い、紙葉捲り動作を補完可能とする頁捲り機を提供する。【解決手段】見開き状図書を載置した書見台の天側に、見開き幅より広幅のビ−ムの中央部を支承して傾斜状に保持可能とし、ビ−ムの両端間に軸架した送りネジに、モーターの出力側を連結すると共にネジブロックを螺合して横送り駆動可能とし、ネジブロック上に振動体を載設し、振動体に紙葉捲り具としてのゴム片を持設した支持腕の基部を立設し、ゴム片を捲り対象紙葉へ当接し、ネジブロックにより駆動して行う紙葉捲り行程との連係手段として、書見台両側に一対の頁抑え具を配設し、同捲り動作の過程に連係して、適時に紙葉の押止・開放の操作を制御可能とし、紙葉捲り動作を補完可能としている。


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