(54)【考案の名称】機器制御装置

(73)【実用新案権者】シバテック株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、操作者の頭部の左右方向への回転移動の繰り返し動作に対応して電気機器の動作を制御するための制御信号を出力するようにした機器制御装置に関する。

【従来の技術】

【0002】
両手や両手両足などの不自由な障害のある人(重度身体障害者)は、家族や介護士などの周囲の人の手助けにより日常生活を営んでおられる場合が多いが、少子高齢化が進むことにより日常生活のなかで障害者を手助けする人も次第に減少することから、可能な限り人の手を借りないで自らの力で生活することのできる環境を整えることが重要である。このため、周囲にあるテレビ受像機やラジオ受信機などの電気機器を操作しようとする場合、歯を噛み合せたり、所定の発声をしたりすることにより生成される口腔内音を骨伝導により耳介に伝達し、その耳介に伝達された口腔内音をイヤホーンマイクで検出し、この検出した信号により電気機器の動作を制御するための制御信号を出力するようにした機器制御装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
このような機器制御装置によれば、歯を噛み合せる回数と電気機器に対する操作内容とを予め対応づけておくことで、歯を噛み合せる回数により操作内容を表わす命令符号とすることができ、それに基づいて電気機器を操作することができることになる。例えば、歯を噛み合せる回数が1回であれば、テレビ受像機の電源スイッチのオン操作をする命令符号とし、歯を噛み合せる回数が2回であれば、チャンネルのアップ操作を行う命令符号とするなど、歯を噛み合せる回数と操作内容とを予め対応づけしておくことでテレビ受像機の電源スイッチのオンオフ操作をしたり、チャンネルのアップダウン操作をしたりすることが可能となる。
【0004】
一方、これまでの機器制御装置では、歯を噛み合わせたり、所定の発声をしたりすることで生成される信号に基づく命令符号の周波数成分は100〜400Hzの間に存在するものであり、操作者が不用意に発した口腔内の雑音や操作者の周囲の環境雑音などの周波数成分も同様の周波数域に存在することから、命令符号と雑音とが混同されて電気機器を誤操作させる場合が生じ得るという不都合があったため、操作者の顎の開閉動作により生成される可聴周波数域よりも低い周波数域の超低周波音を超低周波信号に変換し、この超低周波信号を用いて電気機器の動作を制御するための制御信号を出力するようにした機器制御装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
【0005】
このような機器制御装置によれば、操作者の顎の開閉動作により生成される超低周波信号を用いて電気機器の動作を制御するための制御信号を生成するようにしているので、超低周波信号による命令符号と口腔内や周囲環境などの雑音の周波数が大きく離反することになって命令符号と雑音とが混同されないようになる結果、制御対象となる電気機器を誤動作させることのないようにすることができる。

【効果】

【0015】
請求項1の考案によれば、押圧操作される動作センサにより操作者の頭部の左右方向への回転移動の繰り返し動作を検出するようにしているため、生成された信号を増幅して波形整形するなどの必要がないことで回路構成が簡素化され、駆動電池の寿命を効果的に延ばすことができる。また、操作者の頭部を左右方向に回転移動させるだけの簡単な動作でよいことから不慣れな操作者であっても誤操作を起こし難くなると共に、イヤホーンマイクを耳介に装着しておく必要がないことから操作者に違和感を与えることがない。
【0016】
請求項2の考案によれば、動作センサが操作者の頭部を支える枕の長手方向中央部より長手方向端部側にずれた位置に内蔵されているため、枕の長手方向中央部で支えられる操作者の頭部が左右方向に回転移動されることで初めて動作センサを押圧操作することができることになり、頭部の回転移動の繰り返し動作を確実に検出することができる。
【0017】
請求項3の考案によれば、枕に内蔵された動作センサが押圧操作されるスイッチ部材を備えて構成されたものであるため、スイッチ部材が押圧操作されることで初めて頭部の回転移動を検出することができて誤動作がなくなることで、操作者の頭部の回転移動の繰り返し動作を確実に検出することができる。
【0018】
請求項4の考案によれば、動作センサが枕支持部材の立壁部に配設されたものであるため、動作センサを枕支持部材に確実に配設することができると共に、操作者の頭部が左右方向に回転移動されることで初めて立壁部に配設された動作センサを押圧操作することができることになり、操作者の頭部の回転移動の繰り返し動作を確実に検出することができる。
【0019】
請求項5の考案によれば、枕支持部材に配設された動作センサが押圧操作されるスイッチ部材を備えたものであるため、スイッチ部材が押圧操作されることで初めて頭部の回転移動を検出することができて誤動作がなくなることで、操作者の頭部の回転移動の繰り返し動作を確実に検出することができる。
【0020】
請求項6の考案によれば、操作信号のパルス幅が所定値を超えた場合にスタンバイモードに移行するように構成されているため、操作者の居眠りなどで動作センサが不用意に押圧操作され続けた場合でも不要な電力消費を効果的に抑制することができる。
【0021】
請求項7の考案によれば、操作信号の非入力時間が所定値を超えた場合にスタンバイモードに移行するように構成されているため、機器制御装置を使用しないときの不要な電力消費を効果的に抑制することができる。

(57)【要約】

【課題】駆動電池の寿命を延ばすことができ、不慣れな操作者であっても電気機器の誤操作を起こし難く、操作者に違和感を与えることのないようにする。【解決手段】枕16の長手方向中央部Cにおいて支えられた操作者の頭部の左右方向への回転移動の繰り返し動作を当該頭部により押圧操作されることで検出するもので、枕16における長手方向の端部側にずれた位置に内蔵された動作センサ12と、この動作センサ12により操作者の頭部の左右方向への回転移動の繰り返し動作が検出されることによって生成される操作信号が入力されることで電気機器の動作を制御するための制御信号をリモコン信号として出力する制御信号生成部14とを備える。


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