(54)【考案の名称】バイブレータ付き手動式均し鏝

(73)【実用新案権者】株式会社富士技建

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本願の考案は、バイブレータ付き手動式均し鏝の改良に関する。

【従来の技術】

【0002】

【効果】

【0022】
本願第1〜10の考案は、手動式鏝において、バイブレータにより、施工のスピードを上げることができ、作業者の労を軽減し、仕上がりの均一化を図ることができる。特に、硬化材料として樹脂が配合されたものを従来のバイブレータのない手持ち式の鏝で仕上げる場合、時間をかけても作業者の能力差が著しく、美観良く仕上げるのは困難であったが、そのような問題を回避し、仕上がりの美観を向上した。
型枠間の硬化材料の上面を型枠上端に沿って均す場合、硬化材料に鏝摺動のスビードを上げることで粗面となるが、その反面、隆起や水平のずれなどが生じず、仕上がりの精度を高めることができる。
更に、鏝を手持ち式(手動式)とすることによって、前述のAGTの軌道の上面に樹脂の薄層を形成する場合、当該鏝を持った複数の人員を軌道に沿って配置し施工を行う、人海戦術を採ることが可能である。
特に、この鏝は、接続部を介して、均し用片の前方に前捌き用片を備えるものであるため、当該前捌き用片によって余剰の硬化材料が予備的に取り除かれると共に、当該前捌き用片が、均し用片を支持し、硬化材料に対する均し用片の向きを安定させ、均し用刃の刃先を下方に向けて常に安定したものとし、個人の技量に頼ることなく、確実に上記の切り込みの効果を得ることができる。
【0023】
そして、この考案は、硬化材料を均す均し鏝片と、均し鏝片に先行し硬化材料を掻く前捌き用片と、バイブレータとを備えたバイブレータ付き手動式鏝について、接続部を介し、均し用片に対し、その前方に前捌き用片を間隔を開けて配設すると共に、少なくとも均し用片は、硬化材料の均し面に対して起立する前面と後面とを備え、刃先を下方に向けた均し用刃を備えることにより、前捌き用片が捌いた硬化材料を、前捌き用片と均し用片との間から(均し方向を前方とする、平面視において)左方又は右方へ、排出することができ、これより、硬化材料の上に均し用片が乗り上げるといった事態を抑制した。
【0024】
また、本願第2の考案により、バイブレータの振動を均し用片に効果的に伝えることができる。
本願第3の考案では、前捌き用片の刃先を、その稜線が、上下方向について、均し用片の刃先の稜線に対してに対し斜めにすることにより、均し用片の刃先の全体を硬化材料に当てたとき、前捌き用片の刃先は、硬化材料に対して斜めにすることができる。これにより、前捌き用片のならし方向に対する左右の一端は、前捌き用の他端に対して浮き上がった状態となり、効果的に捌ききれなかった硬化材料を後方へ通過させることができる。即ち、捌ききれない硬化材料の上に前捌き用片が乗り上げて、接続部により当該前捌き用片と一体となっている均し用片をも硬化材料の上に乗り上げさせるという事態を抑えた。具体的には、均し用片の刃先を、その稜線が水平になるように効果材料に配置した際、前捌き用片は、水平とはならず、上記の通り一端が他端に対して浮き上がった状態となり、均し作業(鏝の摺動)中、刃先の当該浮き上がった部分の下を捌ききれなかった硬化材料を通過させることができ、摺動の際の抵抗を低減し、また、上記の通り、効果材料の上への乗り上げの抑制を果たした。
【0025】
また、本願第4の考案は、均し方向へ鏝を摺動中、当該切欠部からも、前捌き用片前方の硬化材料を前捌き用片の後方へ逃がすことができる。即ち、前捌き用片が捌ききれない硬化材料を、より効果的に後方へ通過させることができ、硬化材料への乗り上げをより一層抑えた。
特に、本願第4の考案では、少なくとも2列に配列された型枠間へ盛られた、硬化材料の上面を均すのに適する鏝を提供するものであって、前捌き用片と均し用片とは、上記2枚の型枠の上に渡し置かれて使用されることができ、このように、鏝を型枠の上に置いた際、均し用片は、刃先を下方に向け、当該刃先にて左右両型枠の上端と当接し、前捌き用片の上記の連接部の下端が、型枠の左右何れか一方と当接する。
即ち、本願第4の考案に係る鏝では、均し用片の下端にて左右両型枠と当接し、前捌き用片の連接部の下端部にて、左右の型枠の一方と当接するものであり、平面視において鏝全体として、当該鏝を型枠にて確実に三点支持させることができ、型枠上端を安定的に摺動させることができる。
従って、この本願第4の考案は、AGTの軌道に代表される上方へ凸状に突出する構造物の上面の高さを硬化材料にて均一に均すのに適した鏝を提供したものである。
【0026】
本願第5の考案では、均し用片と前捌き用片とを平面視略ハの字状に配設するものであり、これにて、前捌き用片を均し方向に対して略直交するように配位させた際に、平面視において、均し用片は、均し方向に対して斜めとなり、均し用片において、効果的に、硬化材料から摺動時(均し作業時)に受ける抵抗を低減させることができる。
逆に、均し用片を、均し方向に対して直行するように配位させた際、平面視において、前捌き用片は、均し方向に対して斜めとなり、前捌き用片にあって、効果的に、硬化材料から摺動時受ける抵抗を低減させることができる。
このように、前捌き用片と均し用片とが、摺動(均し作業)時、均し方向に対して、同時に直交することない。即ち、前捌き用片と均し用片とにおいて、摺動の抵抗が最大となる、均し方向に対し直交となる配置を、同時に採ることが回避して、円滑な均し作業を行うことができる。
本願第6の考案は、上記本願第5の考案において、平面視、均し用片と均し用片とがなす、より好ましい具体的な角度をする。
【0027】
本願第8及び第9の考案は、均し用刃の前面について、均し方向に対し、基端側より先端側が後方に位置するように傾斜させることにより、均し用刃前方に盛り上がった硬化材料を上方より押さえ込みつつ前方へ摺動させることを可能とし、より確実に硬化材料を均すことができる。また、特に、本願第8の考案は、均し用刃の後面について、均し方向に対し、基端側より先端側が前方に位置するように傾斜させることにより、硬化材料に対する切れ込みをより良好なものとして、上記の乗り上げの問題を効果的に回避した。
本願第10の考案は、均し用刃の前面と後面とを夫々側面視において鉛直に立ち上がったものとすると共に、このような場合において、先端面の前後の幅について、より好ましい具体的なものを提示した。
本願第11の考案は、上記本願第10の考案にあって、均し用刃の側面視において、その前面と後面と先端面とが呈する矩形の角を落として丸める(アールをつける)ことにより、鏝を型枠に載せた場合、型枠を傷めない。

(57)【要約】

【課題】バイブレータ付き手動式均し鏝について、均される硬化材料に対する乗り上げを解消して、精度良く、硬化材料を均すことを可能とする。【解決手段】接続部3が、前捌き用片2を、均し方向について、均し用片1の前方へ、均し用片1と間隔を開けて配置し、前捌き用片2は、硬化材料の均し面に対して起立する前面と後面とを備え、刃先を下方に向けた前捌き用刃20を備え、均し用片2は、硬化材料の均し面に対して起立する前面と後面とを備え、刃先を下方に向けた均し用刃10を備え、均し用刃10の前面は、下方に向かうにつれて後面側へ近接するように傾斜して、均し用刃10の前面と後面との間の幅が下方に向かうにつれて漸次狭くし、均し用片1及び前捌き用片2は、夫々、平面視において均し方向と交差する、左右方向に伸びる部材である。


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