【0010】
本考案は、一般文具を製造、販売する産業分野で利用する事ができる。
【0001】
フラットファイルは一般的にポリプロピレン樹脂製の綴じ紐を取り付けた紙製の表紙の上に綴じ紐を挿通させる孔を窄設した書類等を置き、さらに書類等の上にプラスチック樹脂製または金属製押え板を載せ、押え板に設けた孔に書類等の孔を貫通した綴じ紐の先端部を挿通してからその綴じ紐の先端部を押え板の上にスライド移動が自在に取り付けた押え駒によって固定するように作られている。
【0002】
上述のようなフラットファイルは廃棄する時、環境上それぞれの材質によって分別し廃棄するようになっている。
【0005】
また水溶性プラスチック樹脂は、株式会社クラレ製:クラレポバールCPシリーズを成形樹脂(溶融成形用ポリビニールアルコール)として採用し、水溶性プラスチック樹脂と紙で構成されたフラットファイルは、紙の再生利用に際し、ポバール樹脂は紙加工上、顔料バインダー剤、表面サイジング剤、ビーター添加剤の三つに大別されるが、いままで表面サイジング剤として澱粉、顔料バインダーとしてカゼインが主として使用されてきたがポバールは澱粉やカゼインに比較して繊維素の接着力が強く紙加工剤と使用されているので、分別の必要もなく、紙の再生利用に際し、コスト面や環境にも有効と考える。
【課題】水溶性プラスチック樹脂で射出成形加工、または押し出し成形加工された綴じ紐と綴じ板で構成し、フラットファイルとして書類を固定が出来、且つ分別廃棄を必要としないフラットファイルを提供する。【解決手段】フラットファイルは、水溶性プラスチック樹脂製の綴じ紐と綴じ板で構成し、双方で書類を固定できる装置を設けて書類を固定し、綴じ紐を固定する駒の使用などの水溶性プラスチック以外の材質を使用しないフラットファイルであるが特徴とする。
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