(54)【考案の名称】スリットパネル

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、木製板材の両面に多数の凹溝と突条からなる凹凸条を形成したスリットパネルに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、木製板材の両面に多数の凹溝と突条からなる凹凸条を形成したスリットパネルは、特許文献1で示されるように既に公知である。
このスリットパネルは板材の表側に所定ピッチで凹溝を穿設することにより突条を形成し、該表側の突条の中央に対し裏側から凹溝をそれぞれ穿設して裏側の突条を形成し、板材内部から外部へ芳香を発散させる構成としている。そして、表側と裏側に凹凸条を形成したスリットパネルは、戸板等の枠体に組み付けることにより、芳香を発する建材として使用される。これにより例えば桧や杉等では精油成分に含まれる香によって、人に爽快感や自然感を与えると共にストレスを低減したり快眠を促すこと、及びダニや白蟻等の活力を奪ってその被害を抑制させること等が知られている。

【効果】

【0011】
以上のように構成される本考案によれば、木製板材の両面に多数の凹溝と突条からなる凹凸条を、板断面内の中間部に凹溝の切込みのない板状の切残し部を残して形成したことにより、板表面積を増大させて内部からの芳香を持続的に発散する芳香パネルにすることができる。またスリットパネルは両面に凹凸条によってやわらかな木質感を提供し、且つ両面の凹凸条により消音及び吸音性に勝れた防音パネルにすることもできる。
そして、切残し部は板厚の中程に凹溝を形成しない板状を形成するので、板材の曲げに対する強度を有しパネル利用や組立て加工等を行い易くすることができる。また突条と切残し部との一体的な強度を高め、乾燥時や水に濡らした際の板割れを防止する。
【0012】
木製板材の表側と裏側で凹凸条を互いに交差する方向に形成したことにより、1枚のスリットパネルの切残し部の厚さを保持しながら、表側と裏側の凹凸条による意匠や触感を変え、表側と裏側との用途を変えて使用することができる。
【0013】
スリットパネルの端部の切残し部の凹溝の深さを、他の部分の凹溝の溝深さより浅く形成して切残し部の厚みを他の部分より大きく形成し、該端部の切残し部の端面に連結片を嵌合させて他のスリットパネルと突合せ接合する連結溝を形成したことにより、連結溝を形成する端部の強度を損なうことなく連結片を嵌合し隣接するスリットパネルを確実に連結することができる。またの連結溝を形成する端部にも他の部分と同様に凹溝を形成するので、外観を損なうことなく凹凸条を連続的に形成することができる。
【0014】
複数のスリットパネルの端部を突合せ、その外周に外枠部材を嵌合することにより、大きな板材を要することなく間伐材を使用し広幅で強固な建具用部材等を製作することができる。
【0015】
複数のスリットパネルの端部を突合せて連結し外枠部材を嵌合して構成した複数枚の組立スリットパネルを、蝶番で折畳み自在に連結したことにより、床面に立設する壁物と床面に敷設する敷物とに簡単に切り換えて使用することができる。
【0016】
凹凸条を木製板材の繊維方向に形成し、上記木製板材の一端を水に浸漬させて立設することにより、水浸漬部分からスリットパネルの内部に水を浸透させて繊維方向に沿って吸い上げ、増大された表面に香成分を溶出誘導し、香の発散及び水の蒸散等の作用を持続させる芳香用のパネルにすることができる。
【0017】
木製板材の繊維方向に形成した凹凸条を横向きとして床面に敷いて足を載せるスリットパネルとしたことにより、足を前後に動かして行う足裏の刺激を凹凸条によって行うことができ、また突条に沿って足の左右移動を滑らかに行うことができ、且つ芳香を十分に発散する足マットにすることができる。

(57)【要約】

【課題】木製板材の両面に凹凸条を、板断面内の中間部に凹溝の切込みのない板状の切残し部を残して形成し、板表面積を増大させて内部からの芳香を持続的に発散する芳香パネルにすると共に、板材の曲げに対する強度を有しパネル利用や組立て加工等を行い易くすることができるスリットパネルを提供する。【解決手段】スリットパネルを、木製板材の両面に表面積を増大させる多数の凹溝6と突条7からなる凹凸条を、板断面内の中間部に凹溝6の切込みのない板状の切残し部8を残して形成した。また凹凸条は木製板材の表側と裏側で互いに交差する方向に形成し、スリットパネルの用途を拡大することができる。


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