(54)【考案の名称】開けやすいねじ蓋付き容器

(73)【実用新案権者】井関産業株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】 図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、容器部と、容器部の開口にねじ込みによって取り付けられる蓋部とから成る開けやすいねじ蓋付き容器に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
ねじって開け閉めする形式の蓋を有するねじ蓋付き容器は、開け閉めを確実に行なうことができるので、様々な面で有効な容器である。しかし、老人を始めとして、指や手に身体的なハンディのある人にとって、力を込めてねじ蓋を回す動作を行うことは、困難を伴う場合がある。また、視力の弱い人の場合には、蓋が、回して開け閉めする構造であるのか、或いは、単に嵌め付けてあるだけの構造の蓋であるのかを見極めることも容易とはいえず、どのように開けるのか戸惑うことがある。
【0003】
既に出願されている文献の中で、登録実用新案第3007745号は、蓋の外周に小さい翼状の引っ掛かり部分を180度間隔で設け、非力な者にも開けやすい形状にした考案を開示している。この考案の場合、手指に引っ掛かる部分を有するので、何の滑り止めもない蓋に比較すれば開けやすくなっているということができるが、引っ掛かる部分が小さいため、効果にも限界がある。また、視力の衰えた高齢者にとっては、蓋に手を触れたときに、左右両側に引っ掛かる部分があるため左右とも均等に力が入ることになり、開ける操作の助けにはなりにくいと考えられる。
【0004】
また、特開2002−154561号は、ねじの開閉角を小さくし、密閉蓋を容器本体に対して簡便に取り付け、取り外しできるようにする蓋付き容器の発明を開示している。この蓋付き容器の場合、ねじが数個のねじの条線から成るいわゆる多条ねじによって構成されているので、蓋を開け閉めするために回す角度は確かに小さくなるが、ねじ入れる際の条線相互の噛み込み位置が分かりにくく、うまくねじ入れることができないという問題がある。
【0005】

【効果】

【0015】
本考案は以上のように構成されかつ作用されており、老人や、指や手に身体的なハンディのある人でも、2等辺三角形状を有し、かつその頂点から底辺に下した垂線における中間点に相当する位置よりも底辺の方向に寄った位置に、ねじ込み口の回転中心を設定した蓋部に手指で触れることによって、蓋部を回転させるモーメントを感覚的に把握することができるものであり、かつ、容器部に対して蓋部が常に一定の位置に配置されるから、開けるのも閉めるのも容易に行なうことができる。また、鋭角2等辺三角形という形状に基づいて長いモーメントアームが得られるので、開閉に必要な操作力が軽くて済み、手指で回せなくても、こぶしやひじで2等辺三角形の側部を押し回すことができれば、蓋を開けることもできる。また、本考案によれば、2等辺三角形という平面形状を有することにより、店頭での陳列等において、スペースを余分に取らない、ねじ蓋付き容器を提供することという効果を奏する。

(57)【要約】

【課題】老人や、指や手に身体的なハンディのある人でも、手指で触れることによって、回す対象及びその方向を感覚的に把握することができる形状、構造を持ち、かつ開けるのも閉めるのも容易に行なうことができるようにする。また、店頭での陳列等において、スペースを余分に取らない、ねじ蓋付き容器を提供する。【解決手段】容器部と、容器部の開口にねじ込みによって取り付けられる蓋部とから成るねじ蓋付き容器であって、蓋部11として、ほぼ2等辺三角形状に形成した平面形状を有しており、上記2等辺三角形の重心に相当する位置よりも底辺の方向に偏心した位置に、蓋部11のねじ込み口12の回転中心を設定した構成を有し、上記回転中心から2等辺三角形の頂点までの長さに起因して、蓋体11を優先的に回転させるモーメントが得られるようにする


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