(54)【考案の名称】洗浄剤分包体および洗浄具

(73)【実用新案権者】ワコー株式会社

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
この考案は、有機酸または重曹を用いた環境にやさしい洗浄剤の分包体およびこの分包体を収納してなる洗浄具に関する。

【従来の技術】

【0002】
水回りにおける洗浄作業に際しては、合成洗剤の環境に対する負荷の大きさが昨今問題視されているため、より環境負荷の小さな洗浄剤としてクエン酸などの有機酸や重曹(炭酸水素ナトリウム)を用いることが行われはじめている。
クエン酸は、梅などの天然食品に含有され、飲料などの加工食品に添加されている天然成分であり、重曹も胃腸薬などの医薬や食品、歯磨き粉等に用いられる化合物である。
これらは人体に対しても無害であり、下水にそのまま流しても容易に分解されるため、環境に対する負荷も非常に小さい。
【0003】
これらクエン酸などの有機酸は、水に溶けると酸性を示し、重曹は、水に溶けると弱ア
ルカリ性を示すため、それぞれ洗浄能力を発揮する。たとえば、キッチンのシンクに付着したシミ状のカルシウム汚れなども、粉体のこれらをふりかけ、水を含んだスポンジで擦ることで簡単に落とすことができる。
また、有機酸は、殺菌作用にも優れ、重曹は、油汚れ落としにも好適である。
【0004】
従来は、これらを用いて洗浄作業を行う場合には、食器などの被洗浄物またはスポンジなどの洗浄具に有機酸や重曹の粉体を振りかけ、被洗浄物と洗浄具とを、蛇口から出る水をかけながら擦り合わせることによっていた。
【0005】
しかし、洗浄作業のたびに、食器や洗浄具に粉体を振りかけるとなると、面倒である。
また、振り掛けても、すぐに水に洗われて排水口から流れ出てしまうため、無駄が多い。
さらに、食器等に対する接触時間が非常に短いため、洗浄能力が持続しない。
【0006】
なお、有機酸や重曹をジェル状または液状にして粘性を持たせて、流れにくくし、食器等への接触時間を長引かせることで洗浄能力を高めることも考えられるが、この場合においても一定の限度がある。

【効果】

【0018】
有機酸や重曹の粉体を通水性素材からなる袋体で密封して洗浄剤分包体を構成したので、使い勝手がよく、洗浄力が持続し、無駄が少ない。

(57)【要約】

【課題】クエン酸などの有機酸や重曹を洗浄剤として用いるに際し、扱いを簡単とし、かつ無駄もすくなく、洗浄能力を持続させる手段を講じる。【解決手段】まず、クエン酸と重曹の粉体を混合した洗浄剤12を、通水性の袋体11で密封して洗浄剤分包体10を形成する。つぎに、内部に収納空間22を有し、これが開口21を通じて外部に開放された、袋体11よりも洗浄力に優れた洗浄具本体20を形成する。この分包体10を洗浄具本体20に収納して洗浄具1を形成する。作業時には、分包体10に水が浸み込むに従い、洗浄剤12が外に徐々に溶け出すため、洗浄力が持続する。また、一定時間に溶け出す量が制限されるため、無駄が少ない。さらに、分包体10と洗浄具本体20が一体となっているため、使い勝手がよい。なお、分包体10の中身がなくなると、新しい分包体10と交換することで、洗浄具本体20は再利用できる。


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