(54)【考案の名称】太陽電池パネル用端子ボックス

(73)【実用新案権者】オーナンバ株式会社

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】 図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、バイパスダイオードを具備する太陽電池パネル用端子ボックスにおいて、バイパスダイオードの動作時に発生する熱を効率的に放熱しかつ安全に取扱うことができる太陽電池パネル用端子ボックスに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
太陽電池パネル用端子ボックスは、太陽光発電システムにおいて、複数の太陽電池パネルを電気的に接続するために用いられるものであり、この端子ボックスには通常、太陽電池パネルの起電力が低下した時に逆方向電圧の印加による電流を短絡させるためのバイパスダイオードが具備されている。バイパスダイオードが実際にこの機能を果たす際、ダイオードは通常、激しく発熱し、ダイオードの温度が上昇する。そうすると、ダイオードが破損したり、端子ボックスの筐体を構成する樹脂が変形して端子ボックスが所定の取付け位置から脱落する危険性がある。従って、バイパスダイオードの動作時のダイオードの温度上昇を効果的に防止することが求められている。
【0003】
ダイオードの温度上昇を効果的に防止する方法としては従来、端子ボックス内に放熱板を設けてダイオードの発生する熱を周囲大気に逃がす方法が一般的に採用されている(例えば特許文献1参照)。しかし、従来の端子ボックスでは放熱板は筺体のバイパスダイオードの組み込み部内に設けられているため、放熱板と周囲大気との間には熱伝導率の低い封止樹脂及び筐体が介在し、ダイオードから放熱板に伝わった熱を効率良く周囲大気に逃がすことが困難であった。
【0004】
この点を克服するために、出願人は、放熱板を筺体の側壁から外方に延出し、その延出部を絶縁樹脂で被覆した太陽電池パネル用端子ボックスを提案した(特許文献2参照)。しかし、この延出部に被覆された絶縁樹脂は、熱による変形のおそれがあるとともに、薄く作れば取扱い時に容易に樹脂が脱落して放熱板の露出による感電の危険があり、またそれを避けるために厚く作れば延出部の放熱性を低下させてしまう問題があった。

【効果】

【0009】
本考案の請求項1に係る端子ボックスによれば、放熱板の延出部の少なくとも一部が板状絶縁樹脂の内側層と金属材料の外側層とからなる二層構造物によって被覆されているので、絶縁樹脂の内側層の変形や脱落がなく放熱板の露出による感電の危険を確実に防止できるとともに、金属材料の外側層による放熱性の向上を図ることができる。
【0010】
本考案の請求項2に係る端子ボックスによれば、放熱板の延出部を被覆する二層構造物の内側層が筺体と一体成形されているので、内側層の完全な封止及び高い剛性を達成することができ、感電の危険の防止と放熱板の耐候性の向上を一層図ることができる。
【0011】
本考案の請求項3に係る端子ボックスによれば、放熱板の延出部を被覆する二層構造物の内側層が可撓性フィルムであるので、放熱性を妨げる内側層を薄くできるとともに端子ボックスの製造及び組立てが容易である。
【0012】
本考案の請求項4に係る端子ボックスによれば、放熱板の延出部を被覆する二層構造物の内側層が3mm未満の薄さで作られているので、放熱板の延出部から外側層の金属材料への熱伝達が容易であり、放熱性の向上に寄与することができる。
【0013】
本考案の請求項5に係る端子ボックスによれば、端子板が上述の延出した放熱板としての機能を果たすように形成されているので、放熱面積が増大し放熱性の向上に寄与することができるとともに端子ボックスの製造及び組立てが容易である。

(57)【要約】

【課題】バイパスダイオードの動作時に発生する熱を効率的に放熱しかつ安全に取扱うことができる太陽電池パネル用端子ボックスを提供する。【解決手段】筺体、前記筐体内に配置された端子板、前記端子板を相互に電気的に接続するバイパスダイオード、及び前記バイパスダイオードに熱的に接続された放熱板を含む太陽電池パネル用端子ボックスにおいて、前記放熱板が筐体のバイパスダイオード組み込み部から外方に延出され、その延出部の少なくとも一部が、板状絶縁樹脂の内側層と金属材料の外側層とからなる二層構造物によって被覆されていることを特徴とする太陽電池パネル用端子ボックス。前記二層構造物の内側層は筐体と一体成形されるか又は可撓性フィルムであることが好ましい。


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