(54)【考案の名称】リサイクルガラスカレット利用の雨水貯留浸透施設

(73)【実用新案権者】公園都市開発株式会社

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】 図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本発明は、宅地造成地や道路などにおける地表の雨水浸透面積の減少に伴う排水本管等への雨水の急激な集中流入現象を緩和するためのリサイクルガラスカレット(再生利用するガラスくず)利用の雨水貯留浸透施設に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、雨水の地下貯水システムとして、例えば特開2001−73415号公報や特開2001−115507号公報に開示されたものがある。いずれも地下水を集水浄化層に導き、浄化層を通り抜けた水を不透水構造の地下貯水槽に貯留する。
【0003】
こうして、ある程度浄化した地下水を非常用水や植生のための潅水や公衆トイレなどの中水として利用可能にすると共に、雨水を降っただけそのまま一度に河川等に流してしまうことを防止でき、地域単位での雨水の有効利用あるいは雨水処理能力の平準化などもある程度可能になる。
【0004】
また、特開平10−1981号公報に開示された地下貯水槽は、道路側溝の雨水桝と中空ブロックとを流入管で接続すると共に、多数の中空ブロックを連通管により順次相互に接続して地中に埋設して雨水を浄化しないままに貯水し、この中空ブロックにポンプを設置して、貯水した雨水を取り出す構成である。

【効果】

【0016】
本発明によれば、空隙率が大きいので保水能力が大きく、かつ含水はしないので空隙は減らず、目詰まりしにくく、このため保水能力が長期にわたって維持され、長寿命であるリサイクルガラスカレットの保水能力と浸透性の両方の特性をバランスよく利用している点を特徴としている。
【0017】
すなわち本発明では、リサイクルガラスカレットの空隙率及び水の表面張力が関与する空隙の大きさによって決まる所期保水量を決め、該所期保水量を保持するために必要な容量のリサイクルガラスカレットを収容するに足りる所期容積を持つガラスカレット収容部を地中に掘削し、この収容部に前記の所期保水量を保持するために必要な容量のリサイクルガラスカレットを収容する。これにより、周囲地盤に大量の雨水が既に吸水されていて、そのために周囲地盤には保水の余力が残されていない場合、つまり周囲地盤の保水能力よりもリサイクルガラスカレットの保水能力が高いときは、該リサイクルガラスカレットによって周辺地盤に浸透させないだけでなく、周辺地盤に含まれる水をリサイクルガラスカレットの側で吸水して周辺地盤が余計に雨水で浸されるのを防止できる。反対に周辺地盤が乾燥してリサイクルガラスカレットの保水能力よりも勝れば(つまり、周囲地盤に保水能力の余裕が生じたとき)、地盤側へ雨水を浸透させることができる。このようにリサイクルガラスカレットの保水能力と地盤の保水能力との差に応じて雨水の貯留・保水作用と周囲地盤への浸透作用の切り替えを自動的に行うので、雨水の保水と排水の優れた自動調整能力を発揮でき、保守管理の手間がかからない。
【0018】
また、リサイクルガラスカレットは、例えば、再生の困難な緑色系ガラス瓶の破砕くずなどの廃物を利用できるので、素材費用を大幅に節減できる。そのうえ、廃物であるガラスくずの再利用によって資源化が図れるという大きなメリットが期待できる。 雨水貯留浸透施設における雨水貯留浸透層を構築するのにリサイクルガラスカレットを利用する。
【0019】
さらに、成分がガラスであるので、周囲の地盤に悪影響を及ぼす心配はなく、しかも、アルカリ性であるので、貯留している雨水がアルカリ化される。このph調整機能も長期にわたって持続されるので、酸性雨対策の付随効果も得られる。

(57)【要約】

【課題】 降雨時の雨水の排水設備への一気の集中流入現象を緩和するための雨水貯留浸透施設を、ガラスくずという廃棄物の持つ最適の諸特性を利用して施工費用および維持管理費用を抑えて安価に構築可能とする。【解決手段】 宅地造成地の駐車場などの地下に構築され、降雨時に雨水がU字溝11等の排水施設へ急激に集中流入するのを緩和する雨水貯留浸透施設1において、リサイクルガラスカレット3を用いて該ガラスカレット3の空隙率及び水の表面張力を保持できる大きさの空隙の数によって決まる所期保水量を保持するに足りる容積を持つ雨水貯留浸透層4を構築し、該雨水貯留浸透層4と周囲の地盤5との保水能力の比較において、周囲地盤5の保水能力が劣る場合には雨水貯留浸透層4は雨水を自らの層4内に保水し、周囲地盤5の保水能力が勝る場合には雨水貯留浸透層4内の雨水を周囲地盤5へ浸透させることを特徴とする。


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