(54)【考案の名称】キャビネットに操作部を備えた電子機器

(73)【実用新案権者】オリオン電機株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、キャビネットの操作パネルに操作ボタンを露出させて配置し、この操作ボタンを押圧操作してキャビネットの内側に配置したスイッチを操作するように構成したキャビネットに操作部を備えた電子機器、特に、操作ボタンの押圧力による回路基板の反りや曲がりなどの変形を効果的に抑制することが可能なキャビネットに操作部を備えた電子機器に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来から各種電子機器(例えば、テレビ、DVDプレーヤ、ハードディスクレコーダ、電話、FAX、コピー機、など)において、キャビネットの前面側に配置した操作パネルに操作ボタンを設け、この操作ボタンを押圧操作することによってキャビネットの内部に位置して操作ボタンの背面側に設けたスイッチを操作するものである。この種の操作ボタンを備えた電子機器は、前記操作ボタンで押圧操作されるスイッチが回路基板に実装され、この回路基板をキャビネットの内側に固定するものであり、例えば、特許文献1に示す電子機器の操作パネル装置においては、操作パネルの背面より後方へと延出するボス部を形成し、このボス部と対応する回路基板に挿通孔を形成し、この挿通孔を通したねじを前記ボスにネジを螺着して操作パネルの背面側に回路基板を固定している。一方、操作ボタンは、操作パネルの背面に固定するために筒状の取付け部と、前記操作パネルの背面側から操作パネルの表面側に突出する操作突部と、その操作突部と取付け部とを連結する薄肉状のヒンジ部とで構成され、筒状の取付け部を前記ボス部の先端側に形成する段差凹部に嵌合させて、その段差凹部とボス部に固定した回路基板とで取付け部を挟着することによって操作ボタンの取付け部と回路基板とを共締めしている。このように、操作ボタンの取付け部をボス部に固定することによって、操作突部の背面が回路基板に実装したスイッチと対向し、操作突部を押すことによりヒンジ部が撓んでスイッチが押圧操作される。
【0003】

【効果】

【0018】
本考案の請求項1に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、キャビネットの前面に操作パネルを設け、この操作パネルの背面側に操作ボタンと、スイッチを実装した回路基板とを固定するとともに、前記操作ボタンの一部を前記操作パネルから外部に突出させ、前記操作パネルの外方側から前記操作ボタンを操作して前記キャビネットの内側に配置したスイッチを押圧操作するように構成したキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記操作パネルの背面側に前記操作ボタンを固定する第1の取付けボス部と、前記回路基板を固定する第2の取付けボス部を形成するとともに、少なくとも前記スイッチ側に位置する前記回路基板の一端角部を固定するための固定ボス部を前記操作ボタンに一体形成したものであるから、スイッチが実装された回路基板の一端縁部を操作パネルに形成する第2の取付けボス部と、操作ボタンに形成する固定ボス部とで確実かつ安定的に固定することができ、操作ボタンから受ける押圧力によって生じる回路基板の反り曲げや屈曲などの変形を効果的に防止することができる。また、操作ボタンに回路基板を固定するための固定ボス部を一体形成することで、操作ボタンをコンパクトに一体化でき、組付け部品点数の削減並びに組み付け時の作業性を高めることができる。
【0019】
本考案の請求項2に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、請求項1記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記操作ボタンが、前記第1の取付けボス部に固定する取付け部と、前記スイッチを押圧操作する平板矩形状の押圧板と、この押圧板の前面から突出して前記操作パネルの外部に露出する操作突部と、前記押圧板と前記取付け部とを連結するヒンジ部とで構成され、前記取付け部には前記第1の取付けボス部に螺着するためのねじの貫通孔を形成し、その貫通孔と近傍した取付け部の内縁から前記固定ボス部を内側に向かって一体形成するとともに、前記押圧板には前記固定ボス部を避ける切欠き凹部を形成したものであるから、回路基板を固定するための固定ボス部を直接、押圧力が加わる操作突部に可及的に近づけて形成することが可能となり、操作ボタンからの押圧力に対する回路基板の変形をより確実に抑制することが可能となる。
【0020】
本考案の請求項3に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、請求項1又は2記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記操作パネル又は前記取付け部の何れか一方に位置決めピンを形成するとともに、該操作パネル又は取付け部の何れか他方に前記位置決めピンと嵌合する位置決め孔を形成したものであるから、操作パネルに形成した第1の取付けボス部に操作ボタンを固定する際、操作パネルに対して操作ボタンを簡単に位置決めできる。
【0021】
本考案の請求項4に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、請求項3記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記固定ボス部と第2の取付けボス部とが上下に間隔をおいて直線的に並設され、この固定ボス部と第2の取付けボス部によって前記回路基板の一端両角部をねじ止めすることによって、回路基板の一端外縁が前記操作ボタンの取付け部より外側に張り出すことなく、取付け部の内側に収まるものであるから、スペース的な制約などによって操作ボタンに近接した部位において回路基板の固定箇所を形成できない場合であって、回路基板を確実に固定することが可能となり、電子機器の小型化も可能となる。
【0022】
本考案の請求項5に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、請求項2〜4の何れか1項に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記取付け部に前記回路基板の一部を位置決めする係止手段を一体形成したものであるから、操作パネルに固定した操作ボタンに回路基板を組み付ける際、係止手段によって操作ボタンに対して回路基板を簡単かつ迅速に位置決めすることができる。
【0023】
本考案の請求項6に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、請求項5記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記係止手段を、前記取付け部から突設した突出部と、この突出部の内側角部を切り欠いて回路基板の一端角部を位置決めする切欠き部と、回路基板の一端角部を支持する受け面とで構成したものであるから、回路基板の一端角部を操作ボタンに形成する突出部の切欠き部に合わせることによって、操作ボタンに対して回路基板を簡単かつ迅速に位置決めすることができるとともに、回路基板の一端角部を突出部の受け面によって安定的に支持することができる。

(57)【要約】

【課題】操作ボタンからの押圧力による回路基板の変形を防いで回路基板を安定的に固定できるようにする。【解決手段】回路基板の他端縁を操作パネル3に突設する第2の取付けボス部9Aにねじ止めし、操作ボタン15側に位置する回路基板4の一端縁を操作パネル3に突設する第2の取付けボス部9と、操作ボタン15に一体形成する固定ボス部25にねじ止めする。これにより、回路基板4の一端縁部に加わる操作ボタン15からの押圧力を第2の取付けボス部9と、操作ボタン15に一体形成する固定ボス部25で支持し、回路基板4の反りや曲げなどの変形を防止する。


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