(54)【考案の名称】二重管式水冷オイルクーラー

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、エンジン冷却水にてエンジンオイルを冷却するオイルクーラーに関するものであり、詳しくは外管と内管の間をオイル流路とする二重管式水冷オイルクーラーに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
エンジンのコンディションを守り、常にベストコンディションに保つにはオイルシステムチューンは欠かせない。高回転を連続使用するスポーツ走行時の油温を安定させ、パワーダウンを抑えるにはオイルクーラーの装備が不可欠である。
【0003】
オイルは高回転、高負荷の連続運転をすると、その温度が上がり過ぎることがある。冷却水温と油温の温度差は水温+10℃が適正な油温といわれているが、通常の走行では冷却水温が84℃、油温が95℃程度であるが、高速運転となると水温は89℃、油温は110℃程度に上がり、更にサーキット走行ともなれば水温は96℃、油温は127℃程度に上がることになる。水温は案外と上がらないが油温は上がることが分かる。過熱したオイルは潤滑効果が極端に劣化し変質することもあるので、オイルクーラーで強制冷却している。
【0004】
ワインディングやサーキットでの走行において油温の上昇はエンジンにとって致命傷となる。油温上昇は出力ダウンはもちろん、エンジン内部にも悪影響を与えるものである。理想的なクーリング効果を得るには、一般的に空冷式オイルクーラーよりエンジン冷却水を利用した水冷式のほうが効率よくエンジンオイルを冷却できるといわれている。即ち、水冷式オイルクーラーは冷却水とオイルの熱交換をすることにより、エンジンの油温を安定化させるためのものである。
【0005】
水冷式オイルクーラーは種々市販されているが、本考案と同じ二重管式オイルクーラーとして、実開平1−141314号公報に開示されているようなものが知られている。即ち、外管と当該外管内に挿通された内管からなるクーラー本体であり、外管の両端部にはオイルの入り口パイプ及び出口パイプが取り付けられ、入り口パイプから導入されたオイルが内管と外管の間を流通し、出口パイプから外部に流出する構造であり、オイルが内管と外管間の流路を流通している間に冷却水とオイルの間で熱交換が行われ、オイルが冷却される仕組みである。
【0006】
このようなオイルクーラーにおいては、その冷却性能を向上させるにはオイル流路を長くする必要があるが、車幅の関係からしても全長を長くするには限度がある。仮に可能な限り延長しても、オイルが一方向に流れる構造であるために冷却性能を充分に向上させることはできなかった。

【効果】

【0009】
従来の水冷式オイルクーラーは冷却性能を向上させるにはオイル流路を長くする必要があるが、車幅の関係からしても全長を長くするには限度があり、仮に可能な限り延長しても、オイルが一方向に流れる構造であるために冷却性能を充分に向上させることはできなかったが、本考案では内管3を適宜の間隔をあけて設けた4本の管とし、更にその4本の内管3を隔壁4を介して回転しながらオイルは出口へ向かい、その流路長さは約2.4倍となる。また冷却水の流通方向とオイルの流通方向は交差しているので、冷却性能は極めて顕著に向上できるものである。またクーラー本体1の材料を自己放熱性の高い銅、真鍮としているので放熱効果をより一層高めるものである。更に冷却水出口側からホースによりエンジン本体に取り付けられた冷却水ポンプに冷却水が吸い込まれるが、当該ポンプとホースの間にあるサーモスタットにより冷却水の流量を制御して水温を調整しているので、油温も冷却水との熱交換により適温に保たれる。そのことからオイルが冷えている時は冷却水でオイルを温める事が出来、オイルの抵抗が少なくなり燃料消費にも寄与しえるものである等、その実用的効果は極めて顕著なものである。

(57)【要約】

【課題】クーラー本体の長さを必要以上に長くせずに、充分な冷却性能が得られる流路を得る事ができる二重管式水冷オイルクーラーの提供。【解決手段】クーラー内管とオイルの接触面積を増やすことにより、また入り口から導入されたオイルが内管の周囲を回転しながら出口から流出させることで流路を長くし、冷却性能を向上させる。


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