(54)【考案の名称】人工藻場形成材の固定器具及び人工藻場形成装置

(73)【実用新案権者】株式会社新笠戸ドック

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、干潟を含む水底(例えば、浅海域の海底、川底、湖底、又は沼底)に設置して代替藻場を形成する人工藻場形成材の固定器具及び人工藻場形成装置に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、例えば、干潟においては、アマモのような海草の繁茂、又はのりを養殖するためのひび(設備)の存在により、生物にとって安定した生育環境が保たれ、生態系の維持がなされてきた。しかし、近年は、例えば、藻場の喪失、又はのり養殖の衰退が著しく、生物が生育しづらい環境になってきている。
そこで、例えば、特許文献1には、海藻の種子又は胞子を付着したロープを巻き付けた木矢を、海中の構造物に形成した小溝に打ち込む方法が、また特許文献2には、海水に浸水する沿岸土に植物材料を設け、植物材料の自然分解による生成物を沿岸土上に堆積させる方法が開示され、海洋環境の修復への取り組みが行われている。
一方、森林においては、竹林域の拡大又は植林域の間伐のような森林管理が必要とされている。
【0003】

【効果】

【0009】
請求項1〜3記載の人工藻場形成材の固定器具、及び請求項4、5記載の人工藻場形成装置は、人工藻場形成材を固定器具を介して干潟を含む水底に固定するので、人工藻場形成材が、例えば、従来の藻場又はひびの代替となり、生物の生育環境を整備して、各場所の機能回復及び保全ができる。中でも干潟は、本来海洋の浄化に寄与してきたものであり、その機能回復により、多様な生態系の回復効果が期待できる。なお、例えば、人工藻場形成材が枯れた場合でも、新しい人工藻場形成材を固定器具に装着し直せばよいので、水底の回復した機能を長期間に渡って維持できる。
特に、請求項1〜3記載の人工藻場形成材の固定器具は、簡単な構成で人工藻場形成材を水底に固定できる。
【0010】
請求項4、5記載の人工藻場形成装置は、水底に複数固定された固定器具に人工藻場形成材が取付けられているので、例えば、海草又はひびと同様、冠水中は波浪の静穏化又は渦流形成ができ、干出時は日陰の形成により地熱上昇防止の機能を発揮する。
また、人工藻場形成材は伐採材からなっているので、森林管理及び保全を行うと共に、資源の有効利用を図ることができる。
特に、請求項5記載の人工藻場形成装置は、人工藻場形成材の固定器具を干潟上に整列配置するので、人工藻場形成材を干潟上に均等に配置でき、少ない数で最大限の効果を得ることができる。

(57)【要約】

【課題】自然環境の管理及び修復を図ることができ、資源の有効利用にも対応可能な人工藻場形成材の固定器具及び人工藻場形成装置を提供する。【解決手段】人工藻場形成材の固定器具10は、竹又は木からなる人工藻場形成材11を水底12に固定するための鉄又はステンレスを主体とする器具であって、干潟を含む水底12に打ち込み固定される補助部材13と、補助部材13に隙間14、15を有して実質的に同一軸心上に固着された複数のパイプ16〜18とを有し、パイプ16〜18に装着された人工藻場形成材11の基側柱状部22を、隣り合うパイプ16、17、18間で露出させてバンド20、21で補助部材13に緊結させる。人工藻場形成装置23は、固定器具10が水底12に複数固定され、それぞれの固定器具10に人工藻場形成材11が取付けられ、かつ、人工藻場形成材11は伐採材からなっている。


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